● 【続】こんな『パの習得法』はいかが?
正しいバレエで本当の上達を。
愛知県岡崎市バレエ・ベーシック三井です。
(2024年4月より京都市に移転します)
ジュッテ・アントルラッセに見る
『紐解き』をした習得法
について書きました。
今日は
その続きですが
更に前段階である
アレグロのジュッテ
について。
アレグロのジュッテ
って、
結構
初心者クラスや
小学生クラスから
出てくると思うんです。
で、
コレを
『ジュッテ』として
そのまま習うことが多い。
『そのまま』って?![]()
出す足を擦って
跳んで
出した足に降りる、
踏み切った足は
クドゥピエに、
みたいな感じ。
これも
バレエ 学校では
『習得のお決まりの順番』
みたいなのがあって、
カリキュラムと言え
アッサンブレを
修得した後
シソンヌ・サンプル
という
5番から
ソッテの要領で
跳び上がり
片脚クドゥピエ
片脚プリエに着地する
というパを
習得するんですね。
簡単に言えば
両脚で跳んで
片脚で降りる練習。
あまり
表には出てこない
パです![]()
表って、舞台とかクラスとか
画像出典:Leningrad's Ballet
John Gregory / Alexander Ukladnikov 著
ここに着地して、ずっと止まれないといけない
両脚で跳んで
片脚に降りる練習を
単独でしてから
アッサンブレの
踏み切りと合わせて
ジュッテとする。
いきなり
ジュッテをするから
形にならない
着地がヘン
水溜りをよけるような動き
になってしまう。
で
このジュッテが
ヘンだから
発展形の
グラン・ジュッテもヘン
ジュッテ・アントゥールナンも
もちろんヘン、となってしまう。
…というように
基本となる
小さな動きを
キチンと習得していないと
その後の
発展形の大きな動きも
もちろん正確に行うことは
できないんです。
だから
発展形の大きな動き
(主にグランワルツ系の)
だけ直したい!と思っても
それは
難しいことなんですね![]()
…でも!
大丈夫なんです。
バレエの
カリキュラムって
本当に
イキナリこの技!
ということはなく
段階的に
その技へ向かい
積み上げていくものなので
紐解いて
ひとつずつ
クリアしていけば
きっと
できるようになります![]()
プロとして
活躍するためには
8〜10年という
決まった期間で
全て習得しなければ
ならないので
身体的条件が
問われますが
時間がかかっても
ひとつずつ
確実に積み上げて
いくなら
誰でも
大丈夫![]()
…逆に
この『積み上げ』無しに
『そのパそのもの』や技だけ
ひたすら練習していても
なかなか
できるように
ならないんじゃないかな…?
これが
何年やっても変わらない
なぜか出来るようにならない
の正体ですね![]()
『積み上げ』方式は
一見遠回りに見えるけど
話が繋がって行って
最後には目標のパが
案外スッとできるようになるので
結局は近道なんだと思います![]()
お悩みのある方は
一度お聞かせください。
一緒に『紐解き』
してみましょう![]()
良い1日をお過ごしください![]()
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