Yoshieです。
先日、日帰り弾丸で
神奈川県まで出張してきました。
義足のダンサー、
オオマエ隊長の舞台サポート
です。
じつは、５月だけで８本の本番が
あったオオマエ隊長。
同じ公演が８回ではなく
それぞれ違う演目なので
８種類の振り付けや
リハーサルが必要だそう。
それを全国移動しながら行う
わけですから、
その運動量はかなりのものです。
先日の本番は、
その中でも一番ハード。
クラシックバレエの
グラン・パ・ド・ドゥと
パ・ド・トロワと
コンテのソロ作品と
作品振り付け。
ときどき忘れそうになりますが
（笑）
オオマエ隊長の左足は
義足です。
足で床を感じることはできないし
右足ほど十分に床を押すことも
できません。
（見ている人にはわからない
レベルですが）
その状態で女性を頭上まで
リフトするわけですから、
右足や腰、肩の負担は
相当なものです。
トレーニングとセルフケアを
日々つづけていても
それに加えて本番前の
調整が必要になることも
あります。
今回の場合は、肩に違和感が
出ている状態でした。
バレエ用に少し長い義足を
履いていたために、
左右のバランスが悪くなって
右肩の筋肉にしっかり力が
はいらなくなってしまったのが
原因でした。
で、そこで迎える本番です。
「このままリフトをしたら、
右肩の腱が切れてしまう
可能性があるから、
安静にしていた方が
いいですよ」
と本番前のダンサーに
言ったところで、
ムダです！！
そんなのクソくらえって
なります。
ダンサーは
「ケガをしない」ために
踊っているのではないから。
だから、できるだけ良い状態で
パフォーマンスできるための
落とし所を考えます。
あらゆる手段をつかって
踊れる状態にもっていきます。
今回の選択は、
肩の筋肉をテーピングで
サポートしてあげることでした。
テープの張力で筋肉のかわりを
してもらって、
筋肉のお仕事量を減らします。
が、ここで問題が！
コンテンポラリー作品の
「SWAN」の衣装が、
上半身ハダカ！
舞台の上の白鳥に
テーピングがついていたら
興ざめです。
そこで考えたのがこれです！
ボディペインティングに
見えるテーピング！
これなら作品の世界観を壊さずに
肩のサポートをすることが
できます。
貼り付けた状態を写真で撮って
衣装と違和感がないことを
チェック。
舞台に上がれば、そこにいるのは
「傷ついたダンサー」ではなくて
白鳥。
または、王子さま。
セラピストやトレーナーに
できるのは
そこまでに
できるだけよい状態に仕上げる
ことの
サポートだけです。
でもね、正直そんなことを
教えてもらえる場って
日本国内では今までほとんど
ありませんでした。
独学で、一般のリハビリ用や
野球やサッカー選手用の
方法をアレンジするしか
ありませんでした。
実際、今回の肩テープも
野球選手用のアレンジです。
そこで、
教えてくれる方を
直接、海外からお呼びすることに
しました！！
海外の現場で活躍中の
専任セラピスト兼トレーナー。
TERRILL LOBO 氏
アスレチックセラピスト/
アスレチックトレーナー
（シルク・ドゥ・ソレイユ
パフォーマンスメディスン部門）
ケガと隣り合わせの
ハイパフォーマンスの
ロングラン公演。
それを乗り切るための
トレーニングやケアは？
そして、
超一流のパフォーマーたちの
高い要望に応えるための
トレーナー側の
姿勢や準備って？？
聞いてみたくは
ありませんか？
そうです！
わたし自身に聞きたいことが
いっぱいあります！！
（笑）
というわけで、
ダンサーやパフォーマーの
サポートに興味がある方、
自分自身の心身と向き合う
きっかけを探している
ダンサー・パフォーマーの方、
高いレベルのダンサーや選手を
指導していく、
指導者やコーチの方、
そんな方にぜひ聞いてほしい
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