スキミングの容疑者が、バリ島の管理物件で逮捕された!? | ラブホ社長のバリ島海外不動産投資入門・成長株・暗号通貨の実践会!

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ホテル18軒、中学受験塾、おもちゃのECビジネスで成功し、貸ビル3棟、太陽光7箇所所有。海外も楽しそう!とインドネシア・バリ島で不動産投資、ヴィラ・別荘の建築・運営。
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バリ島で管理するアパートに黒塗りの高級車が停まった。

 

車から降りてきたのは、若いローカルの男性2人。

 

一人はアディダスのパーカー、もう一人は茶色の化繊ジャケットで

 

管理事務所に入ってきた。

 


20代だろうか。

 

お客の多くは旅行者だから、ラフな格好の若い客は珍しい。

 

「こんにちは」

 

「、、。はい?こんにちは」

 

「この建物って、入口はいくつあるのかな」

 


えっ?入口?どうして?

 

「見ての通り、そこと、ここと・・。でも、??」と説明する。

 

「それで、今、空室の状況は・・・」

 


こちらが困惑しているのを察したのだろう。

 

「いや、実は警察でね」

 

「あはは。ご冗談を。身分証とかありますか」

 

「ほら」

 

ホンモノだ。。

 

冗談かと思った。

 

 

「これから部屋にいる〇〇さんのところに行くから。いいね」

 

「えっ、はい。。」


事務所を出ると、外で待機している人間に合図をして、

 

流れるように、部屋に向かって進んでいく。

 

部屋に入り、お客の〇〇さんと話をし、部屋の中を調査して、

 

そのまま警察に連行した。

 

 

 

 

 

容疑は、スキミング。

 

何をしたのか詳しくはわからないが、

 

スキミングとは、クレジットカードの情報を盗み取って、

 

カードを不正使用して稼ぐ犯罪だ。

 

ウチの決済は、現金だったからクレジットカードマシンは使ってない。

 

とりあえず安堵する。

 


その客は、ブルガリアから来たという40代の男性。

 

日頃から気持ちよく挨拶をするし、金払いもよい。

 

いいお客さんで、仕事のためにバリにきているとは聞いていたが、

 

そんな仕事だったとは。。。

 

 

バリ島では、スキミング被害は多く報告されている。

 

ATMなどに不正に情報を読み取る機械が設置されていてスキミングされ、

 

後からクレジットカードに見知らぬ請求がきたり、

 

デビットカードからお金が引き落としされていたりする。

 

どのような組織がやっているのか、皆目見当もつかないが、

 

彼はその一端を担っていたのだろうか。

 

 

被害者にとっても、バリ島にとっても、許しがたい犯罪。

 

こちらの警察は「賄賂ばかりせびって、まともに仕事しない」

 

そういうイメージだったが、今回の仕事ぶりには少し見直した。

 

 

ところで、彼は警察に連行され、取り調べを受けているが、

 

部屋の荷物はそのままだ。

 

警察からは

 

「この部屋を調べるから、部屋はこのままにしておくように。

 

 スタッフも誰もここに立ち入ってはいけない」

 

と現場保全・立ち入り禁止のお達しがあった。

 

その期間、2週間ほど。

 

 

まずい。。

 

この客からは更新の話が来ていて、賃料を受け取る直前というタイミング。

 

あと数日の賃料しか貰っていない。

 

部屋が閉鎖されている間の賃料をどうしたものか。。


刑務所で面会して請求するか。

 

あるいは、あとで荷物を取りに来た時に請求するか。

 

しかし、そんな状況では金があるわけがない。

 

所持金は警察にむしりとられるに決まっているからだ。

 

 

このままでは、賃料が回収できない。

 

保証金も受け取っているが、それでも不足が出る。

 

賃料の回収不能は、オーナーさんに迷惑をかける。

 

管理会社のプライドにかけても絶対に避けたい。

 

 

さて、どうするか。

 

この客を紹介してきたバリ人エージェントに相談する。

 

「実は、、、困ったよ。なにか回収方法の手がかりがないか?」

 

「オレが紹介したゲストだ。おたくにはいつも世話になっているし、

 

 不足分は、オレが払うよ」

 

といって、彼が未回収分の賃料を払ってきた。

 

マジかよ。

 

男気あるなあ。

 

普通、エージェントは、入居後のその後のことまで責任を持たない。

 

この人は、大切にしよう。

 

 

それから数日後、警察から電話があった。

 

「この間は協力してくれてありがとうございました。

 

 お礼に5人をコンサートに招待したい。

 

 麻薬撲滅キャンペーンの一環だから」


「へえー、バリ島の警察もいいところあるなあ」

 

ますます見直した。

 

 

と思っていたら、チケット代を請求してきた。

 

結局、ワイロかよ。。

 

1人250,000ルピアで、5人分。

 

バリ島でこの金額はかなり高額だ。

 

日本人感覚だと1人2万円、で10万円を請求された感じ。

 

 

やはり、バリ島の警察だ。

 

それにしても、ひょんなことから警察が寄ってきた。

 

なんとしても、奴らとは距離を置かねば。。

 

 

 

 

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