外国人との交渉は難しい。
日本人と感覚が違うからだ。
日本人には「お互いさま」というか、譲り合う、折り合う、文化があるが
外国人には、それがないことが多い。
まして、相手が外国人で、今後つき合うことがないとなると尚更だ。
1年ほど前のこと。
長期レンタルをしているヴィラのレンタル期間が終わり、
退去に立ち会った。
借主はシンガポール人(インド系)。
建物を確認すると、部屋の中がムチャクチャだ。
壁や床は、子どものクレヨンの落書きでいっぱい。
ダイニングテーブルは傷だらけ。
リビングのガラステーブルは割れ、テレビボードの角が欠けている。
最もひどいのは、使用しない家具は外に出しており、塗装は剥げ
腐りかけている。
「原状回復の費用がかかりますよ。掃除や修繕に直るものは対応しますが
壊れたものは買い換えるので、弁償してもらいます」
「弁償はしない。費用も負担しない」
「はあ!?どういうですか!?」
「このヴィラは、WIFIのつながりが悪かった。
ポンプが壊れて水が出ないこともあった。
エアコンの効きも悪かったし、文句を言いたいことがある。
だから弁償はしない」
「WIFIのつながりが悪いのはヴィラではなく、WIFI業者の責任です。
ポンプは消耗品なので壊れるものだし、速やかに修理をしています。
エアコンの効きが悪いのは、個人の感じ方の問題だし、
要望をいただいていません。今さら言うことではないですよね」
「とにかく、弁償はしない。それに、こちらが壊したというなら
証拠を見せろ。テーブルの傷や欠けは、最初からのものだ」
完全に頭にきた。
ブチ切れそうになったが、とはいえ折り合いをつけないといけない。
汚れや傷は修復できるが、壊れたものは直さないと次のレンタルができない。
1時間ほど平行線の話が続いた。
レンタル時に、借主側のエージェントが入っていたから連絡をしてみるが
彼らは借主側。
こちらの責任を追及してくる。
「そうか。。わかった!! それなら仕方ない。警察だ。
それにイミグレにも通報だ。」
「構わない。やってみろ!!」
「わかった。今、電話をする」
携帯電話を取り、番号のプッシュを始めると、一気に態度が変わった。
「わかった!!ちょっと待て。ストップだ。テーブルは弁償する」
「お前、言い方が間違っていないか?」
もう一度、プッシュを始める。
「わかった。待ってくれ。弁償させてほしい」
「テーブルだけか?」
「いや、話し合おう」
その後、100%とまではいかなかったが、どうにか折り合いをつけた。
バリ島での一般的な賃貸契約では、保証金を取る仕組みがない。
だから、このようにゴネ得を狙う輩も多い。
そんな奴らから、あとでお金を取るのは大変だ。
そんなわけで、今は契約時に10%の保証金を取るようにしている。
~プレビルド利回り20%物件アリ!?~
8月30日(金)第5回長田淳司氏の「成長株投資の実践会」
~下がっている今、どの銘柄をいくらで仕込むか!?~
===== 現在、紹介している案件 =====
売り家?隠れ家?売り別荘? 東京唯一の村「檜原村」1180万円!!
売ラブホテル3連発!!その③群馬県 価格1億7000万円(?)利回り17.6%
メルマガ
メルマガ登録をしていただくと、限定のバリ島不動産・セミナー情報をお届けします。
ご登録はこちらから
応援クリックいただけると嬉しいです。
↓ ↓ ↓