サヌールのはずれ、マタハリテルビットで途方に暮れるタケシ。
胎盤供養の費用を800000ルピアと言われ、
「そんなに高いの?ありえないでしょ?」と困っていた。
供養といっても、ボートを少し出し、海に沈めるだけのこと。
タケシの現地感覚では1000円で十分なのだ。
ローカル友人に電話してみる。
「胎盤を海に沈めるのを800,000て言われたんだけど」
「えー!まじで?高いよ!」
「マタハリテルビットの統一価格だって」
「ああ、、。それは、ありえる。ビーチの、なんていうかなあ。
日本でいうヤクザ?マフィア?みたいな組織だよ」
ヤクザ、マフィアというと大げさだが、ローカルの元締めがいるようだ。
バリのビーチは、そういうもの。
そもそも、ジュクンを借りて胎盤を海に沈める、というのは、
ローカル、すなわち正統なバリヒンズーの行う行為ではない。
そのため、ローカル価格が存在せず、最初から外国人価格しかないのだ。
確かによそ者だが、不当な価格をふっかけられるのは気分が悪い。
どこのビーチも一緒だろうか。
ジンバラン、ヌサドゥア、スランガン、、、
あっ!スランガン!?
思い出した。
そういえば、昔、スランガンで働いていた。
あそこなら、元同僚がいる。
あいつ、モルは、自分のボートもってたな。
スランガン島に向かう。
懐かしの通勤路。
スランガン島について、元同僚のモルを呼び出す。
「元気かタケシ!無事に産まれたんだって?男の子?
そうかそうか、よかったな!」
「実は、、」
「胎盤な。任しとけ! 胎盤だったり、遺灰だったり、
そういうのはよく頼まれるんだ」
どうして最初に思い出さなかったんだろう。
こんなに適任の友人がいたことを。
スランガンを出航。
2kmぐらいだろうか、進んだところで、
「このあたりだな」とモルがいう。
白い布に包んだ土器を、そろそろと沈める。
「永らくうちの息子を育んでくれてありがとう。
これからも、元気で育ってくれるよう見守っててください」
そんなお祈りをした。
なぜか、ぽろっと一粒涙がでたが、
サングラスと波しぶきで、モルには見えなかったはずだ。
モルは、「お金はいらないよ」という。
タケシは「頼むからふつうの金額をとってくれ」と。
押し問答して、それじゃあ、ということで300,000ルピアということになり
気持ちよく払って、スランガンを後にした。
こうして、長い旅は終わった。
(ていうか、お前は簡単なことを難しくする天才だ)
あとは、マリアか。。
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