後ろの横ォ太郎 | 高校日本史テーマ別人物伝 時々amayadori

高校日本史テーマ別人物伝 時々amayadori

高校日本史レベルの人物を少し詳しく紹介する。なるべく入試にメインで出なさそうな人を中心に。誰もが知る有名人物は、誰もが知っているので省く。 たまに「amazarashiの歌詞、私考」を挟む。



◇三国志漫画『蒼天航路』(講談社モーニングKC)
 コミックス㉑巻収録「その二百四十:望膾炙(ぼうかいしゃ)」より

 諸葛亮(孔明)について曹操軍中に広がる噂によると、諸葛亮とは長江に出没する容貌怪異で妖しさ満点の伝説の妖怪であるという。その荒唐無稽な噂を聞いた軍師・徐庶(じょしょ)はこう話し出す。

徐庶:
「人はおよそ理解の及ばぬものに特別な名を与え、わかったような気になりたがる。
 龐統(ほうとう)はともかく孔明を人ならぬものにたとえるなら、伏龍などより堪えがたく、むしろ口にするのも憚られるような・・・

  !  妖怪? もしやその噂・・・

 いや! わずかの間に人の方寸(ほうすん=心)に忍び込んで誑(たぶら)かす! 
 孔明! やはりこれは貴様の仕業かーーーッ、貴様はついにこの世に知られたがり始めたかーーッ
 しかもそんな風に知られたがっておったとは、なんという、なんという・・・。」




○ヨコオタロウ、世の中に知られたがり始める

 ってわけでもないんでしょうが、最近、ゲームクリエイター・ヨコオタロウ氏のメディア露出が増えているみたいである。以前から関連イベントや動画配信なんかへの出演はあったもののレアキャラ扱いで、それが天下のNHKや民放テレビ局に普通に登場するとは思わなんだ。
 あっ、こんな容貌の御仁です↓。一目見たら忘れられない悪夢のような近影フォルム。



◇「アニメ『NieR:Automata Ver1.1a』Blu-ray & DVD 発売記念特番」
BS11:2024年
 3/28(金)24:00~(金曜深夜)
 3/29(土)24:30~ 再放送

 こちらの特番放送にゲームディレクターのヨコオタロウ、プロデューサー齊藤陽介氏などが出演。彼らも参画しているアニメ版の製作事情やゲーム原作との関係について語るという。

 そして去る2月、ゲーム情報番組『ゲームゲノム』にはヨコオタロウが登場して『NieR:Automata』の魅力についてディスカッションした。
 更にゲーム情報誌『週刊ファミ通』ではその番組撮影の模様を取材、それを基にしてのヨコオタロウと他出演者の対談を収録している。

◇『週刊ファミ通』公式
 特集記事:『ゲームゲノム』収録後の出演者鼎談インタビュー


◇NHK『ゲームゲノム』
 『NieR:Automata』特集回
 2024年2月21日(水)放送



○アニメ第2期 製作進行中
 2024年放映予定




○そして『アンチノミー』!


 『NieR:Automata Ver1.1a』第1期映像作品「Blu-ray Disc BOX/DVD BOX」リリース記念、及びアニメ第2期製作進行中ということで、第1期の再放送が4月から始まる。

 そこで amazarashi『アンチノミー』(TVサイズ)がもう一回聴けるという寸法でぃ!






◇『NieR:Automata Ver1.1a』

 第1期再放送

  4月3日(水)BS11 他 24:30~


◇アニメ公式サイト




◇前掲『蒼天航路』同話より

 諸葛亮に直に接した荊州の重臣・蒯越(かいえつ)は後日、孔明をこう評した。

蒯越:
「私は見た。
 孔明は、見た目はどうということもない普通の青年。
 しかし流麗に発するその言葉は、およそ受け入れがたい卑劣な策でござった。」



 上の「孔明」を「ヨコオタロウ」に換えて頂くと宜しいかと。見た目がエミールな狂気の中年が流麗に紡ぐそのシナリオは、およそ受け入れがたい過酷なエンディングでござった。