『衆院選に物申すⅠ・ばらまき合戦でいいの!高福祉高負担もありますよ』※10/23、24追記あり | bakuのブログ

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   ジジ放談を投稿します。私見なので、一国民の意見としてお読みいただければ幸いです
※10/23(文末) と 10/24(紫字)・追記あり。
 
 

衆院選に物申す・Ⅰ

ばらまき合戦で本当にいいの!トリクルダウン作戦は成功したの?

 

 「トリクルダウン上のグラスが太るだけ…時事川柳」

 「借金(財政負債)の世界準則高括りガラケイのごと果ては孤島か…狂歌」

                                           👆 差し替えました

 

 立場上の事はさて置き、矢野康治財務次官の一人10万円(約12兆円)の定額給付金の殆どが死蔵になっているという指摘に同感です。10/13のテレ朝の番組報道で、消費に回ったのは多くても12%

(6%~27%=11/8の放送では)だと裏付けられた格好で、国民総金融資産が発表されるたびに、景気に関係なく現金及び預金額が増えているのは紛れもない事実です。

 トリクルダウン作戦が功を奏し、満遍なく下の方まで貯蓄出来ているならともかく、現実は推して知るべしではないでしょうか……。

 

 またこの雑誌寄稿文は、岸田総理及び麻生前財務相の許可を得ていると言われ、安倍、管ラインの新自由主義に対する牽制なのか、安倍元総理がリフレ派にシフトした結果としてMMT理論及び通貨発行益理論の実験場と化し、日本経済は危険水域に入っているという危機意識の表れと考えることも出来ます。

 安倍氏も通貨発行益の副作用はインフレと円安懸念と言っております。但し安倍政権内で指したる影響が有りましたかとも言っております。これは無欠の真理ではなく単なる現象を言ったにすぎず、格付け会社の扱い次第で爆弾的円安・インフレに潮目が変わる可能性だってある筈です。つまりMMT理論及び通貨発行益理論は麻薬だとするのが正論のような気がします。

 世界の財政負債規律の常識がGDP比60%以内としているのに、我が国は国内債務で日銀が買い支えているのでデフォルトは無いと抗議抗弁をしても、ハイビジョンのアナログ・デジタル戦争、或いは一世を風靡した日本の携帯電話性能も結局世界基準に勝てなかったことを考えれば、やはり多寡を括るのは早計ではないでしょうか。

 自国の食を含めた経済自己完結率を慮るべし。政府がもしプライマリーバランスを蔑ろにして通貨発行益理論に走れば、再びムーディーズに日本国債の格付けを下げられかねません。ここから先が安倍氏も認めた副作用が顕著になるのかも……。

 コロナ禍で傷んだ経済を立て直すための赤字国債は是としても、プライマリーバランスは無視出来ないと思います。

 そして、ばら撒き合戦という例えは、

 特に野党の財源策は凡そなるほどと言えるようなものは無く、穿った見方をすれば最終的にこの通貨発行益という麻薬に頼ろうとしているように見えてしまうのです。

 政権を手にした旧民主党は税の再分配で社会はもっと豊かになると言いながら、最終的に消費増税論に転じた過去があり、現実論としての沖縄のほぼ纏まっていた基地問題を引っ搔き回し、今回はIAEAも先進諸外国も安全としている福島の原発処理水を引っ掻き回すつもりでしょうか。また責任を果たさずただ先延ばしするだけが透けて見えてしまいます。

 一方岸田総理は中間層を分厚くする方法として、給料を上げた企業に優遇税制措置を講じると言いましたが私には納得できません。分厚と言うなら中間層を増やす初めの一歩として、安倍政権時代に行った法人税減税(23%→28%・大企業に対し=想定以上の内部留保を根拠とします)を一旦戻し、非正規社員の正規雇用化率及び給与引き上げ率に対して改めて優遇税制措置を講じるのが筋だと思います。

 ここから先は前回投降の内容と重複します……。

 福祉や社会保障を恒久的に維持するには安定財源の確保が一般的で、高福祉を望むならそれなりの負担が必要となり、大学・基本(公的)医療の無償化を含めれば欧州の消費税が20%前後というのも納得できる話です。(※税には所得税や法人税もあり、その累進率も含め消費税の負担との兼ね合いで、実際に実現している欧州と比較するのが妥当だと思います)。

 低所得者対策としてマイナンバー・クレジットカード上の購入明細・銀行口座の紐付で増税分の還付を行い、景気対策としては子育て世代の助成金の増額と希望的に…低所得者へのべイシックインカム導入が確実に消費マインドを上げるカギではないかと思います。

 安倍氏だって消費税10%に引き上げる際、一旦プライマリーバランスを据え置きにして、子育て世代へお金を回すという井出教授理論のパクリを大義にしたじゃないですか。

 仮に基礎年金を消費税で賄い(ザックリ5%分の増税)積み立て分を2階建てにすれば、下流老人は救われ世代間格差問題解決の糸口になるし、手当て・給付に対する消費意欲は富裕層より高くなると考えられます。

 トリクルダウン作戦を反省してボトムアップ型(子育て世代や低所得者などにターゲットを絞り)、下層のグラスを満たすことから始めた方が確実な地域・国内消費に繋がるような気がしてなりません。

 1億総中流時代の消費を牽引したのは貯蓄が薄くても、今日より明日という確信でローンを組んで家電や車そして家も買った時代でありその潜在性を今に求めれば、子育て世代と低所得層にスポットを当てることが考えられます。

 大企業そして富裕層が累進性を許容され子育て中を除く中間層の一時的我慢が、消費というエンジンをローギア(下層)から噴きあがらせ、トップギア(全体)の安定走行に至らせることで1億総中流時代の様な活力を引き出し、延いては社会全体の好景気好循環に繋がると期待するものです。

 またメジャーではない私見の欲を言わせてもらえば、景気を支えつつ消費税20%の高福祉高負担の社会制度実現の可能性を秘めているし、世代間格差のない年金制度、大学、基本的医療の無償化が社会の歪をなくす鍵に見えるのです。タイミングが今でなくても、この方が日本人向きの社会制度の様な気がします。

(※消費減税5%は2020年度で年間約30兆円です。財源を短絡的に求めて満額実行できず想定を下回る税収になれば、先々の社会保障や年金のカットリスクが高まりそうですね。やはり政策も財源も真正面から考えたほうがよさそうな気がしてなりません)

 最後に……。

 以前GoToキャンペーンの業務委託中抜問題(パソナ疑惑)も、とどのつまりモリカケも、族議員・高級官僚にしてみればトリクルダウン作戦の一環(バラマキ)であり、この政官財の常識は世間の非常識と言えなくもありません。

 仮に、高福祉高負担の社会を想像するなら為政者側の高いモラルが必要で、例えば元経済再生相のA氏(UR口利き金銭授受で本人は不起訴)や旧民主党幹事長O氏(西松建設問題で結果的にグレーな不起訴)が如何に有能でも、泣いて馬謖を斬るくらいの厳しさを有権者は持たないといけないのかも知れません。

 大阪維新が舵を切り八百万的新自由・民主社会主義、つまり高福祉高負担に力を注いでくれるなら、クリーン力と改革の実績から大いに期待したいのですが………。

 帯に短し襷に長しとしても。

 これは下流老人、七人に一人の子供の貧困、不安定な非正規雇用による若者の窮状をなくす正夢を観たい、私の夢の話です。

 

2021.10.23(以下追記)

 ブロ友さんの中に食料自給率を心配している方がおられ私も同感です。

 経済自己完結率もそうで、例えば高市さん推奨のエネルギー政策。小型の原子力発電(原潜で使われているようなもので電源喪失の際は専用プールにそのまま沈めてしまえばメルトダウンは起こらない)と、アンモニア・水素、それに太陽光発電を含めた脱炭素発電で自給率を上げるのがベストの様な気がします。(※核融合発電も基本的に安全とされ今後期待されます)

 農業はコメもフルーツも我が国の品質は最高レベルだと言うし、跡継ぎ不足の折将来的には小麦を含めた穀物の大規模生産化(普通米の株式会社経営とブランド米農家と共存)を図り、世界に品質と兼ね合わせた価格で勝負できる形にして、余剰分を世界の食糧援助(政府買取と政策的補助金制度を設ける)政策とすれば、常に自給率100%以上を保てます。後は家畜肥料と大豆の大規模生産化をすればどうにかなりそうな気がするのですが………。

                      お付き合い有難うございました。 baku                              

 

以下はジジ放談関連記事のリブログです。

 

          「自民党総裁選・年金改革論で私が思う事」 👇 (※本記事の冒頭)

      「邦人と現地職員、アフガンからの脱出を祈る」…※本文(併載記事)の中盤以降。👇                

支持率ガタ落ちの現政権、野党連合に振ったら……。👇

                     ロックダウは必要ないのか 👇

              ロックダウンと休業補償、財政的な持続可能性を探る 👇

    ◎ 桑原縛逐のHPは こちら 

     

   小説(箱庭の恋・月毛の牧風・此岸椿)・詠み歌集だろう話のジジ放談など)

 

 

  全国(都道府県別)新型コロナ感染状況確認サイト(NHK)👇

 

※ 以下、持論の関連記事 (4/19投稿。早春・長篠の旅。本文の後の別件記事)

MMT理論・通貨発行益について……

仮に高福祉高負担の社会制度の下で、私権の制限を含むロックダウンを行うとした場合……

(※低所得者対策はカード決済とマイナンバーの組み合わせで増税分を還付する)👇こちら

  2020.04.16・「コロナ対策。財源は通貨発行益でとは、どういうこと?」

  2020.04.17・「コロナ休業対策は、時間よ止まれ。売り手、買い手、世間の三方良しで」

 

 

 だろう話のジジ放談

2021.09.28・「自民党総裁選・年金改革論で私が思う事」           P-5

2021.08.24・「国益に二階目薬効き目無し…小見出し川柳」          P-5

2021.08.20・「九時五時の壁を壊せや緊急時…小見出し川柳」         P-5

2021.08.06・「逃水を追うが如きコロナ株…小見出し川柳(変則)」

       ※コロナ株の行方と政府の方針!…ロックダウンは?      P-5

2020.12.25・「コロナ禍・俯瞰で思うこと……その2」                      P-5

2020.12.10・「コロナ禍・俯瞰で思うこと……その1」                                P-5

2020.09.24・「片山杜秀氏・夏裘冬扇No-69を読んで……私が思うこと」         P-5

2020.09.11・「持論を少し…2 勿論、議論の結果の多数派意見を尊重します」  P-4

2020.08.21・「持論を少し…1 勿論、議論の結果の多数派意見を尊重します」P-4

2020.07.24・「いつか来る!もっと怖い鳥インフルN5型に備えて……

2020.06.09・「奇禍は奇貨三密コロナにパラサイト」…小見出し川柳・07

2020.06.01・「首都動く商い疫病(コロナ)ウィズなり」…小見出し川柳・06

2020.05.23・「切り札に打ったアベ友悪手かな」…小見出し川柳・05

2020.05.17・我が世をば蔓(ズル)で手繰りしアベ魔殿」…小見出し川柳・04

2020.05.14・「コロナ疫フェースマスクでシールドし」…小見出し川柳・03

2020.05.01・どこ見てるアベの忖度日本州…小見出し川柳・02

2020.04.23・「新型コロナウイルスの脅威!いい情報とそうでないもの」

2020.04.17・「コロナ休業対策は、時間よ止まれ。売り手、買い手、世間の三方良しで」

2020.04.16・「コロナ対策。財源は通貨発行益でとは、どういうこと?」

2020.04.04・「新型コロナウイルスの脅威!世界と日本、緊急事態宣言は目前か!!」

2020.03.27・「新型コロナウイルス!都市封鎖はあるのか!!」

2020.03.17・「新型コロナウイルス!パンデミック宣言!! そして我が国は……」

2020.03.03・「コロナ疫カオスの蝶の羽搏きて」…小見出し川柳・01

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