マガンダンハポン。
こんにちは、お疲れ様です。
初めていらした方はイラッサイマセ
ということで、フィリピーナやタイガールやロシアンガールのお話書いてます。
この辺、見ていただけるとこのブログの立ち位置がご理解いただけるかと・・・。
応援よろしくお願いします。
さて、日曜日ももう夕方ですが、みなさん如何お過ごしでしょうか?
仕事してた頃(つってもついこないだなんですけど・・・)は、この時間帯はなんともいや~な感じ。
せっかくのお休みはもうすぐ終わるし、明日からまた面倒な上司と面倒な顧客とお付き合いしなくちゃなんないし・・・とあれこれ考えちゃう時間帯でした。
そんなときは、同居人のフィリピーナと一緒にフィリピン家族とMessengerで取り留めのない会話したりして気を紛らしてましたね。
まぁ、バイクあればぶっ飛ばすのが一番でしたけど( ´∀` )
「バイクはじぇったいダメ。
また事故起こしたらドスル!?」
はい、今までにバイクで2度ほど事故ってますんで、同居人には信用ありません( ノД`)シクシク…
てことで、チャリしか許可してくれません。
んで、気を落ち着けるためには読書の世界に没頭するのが一番。
そういや、こないだご紹介した「海の向こう(秋野大地著)」ってお話、読み終わりましたが、面白かったですよ。
この方の文章、裏で主人公が何を考えてこういう行動をするのかその心理の詳細が事細かく説明されていきます。
その説明文で
見知らぬ世界がそこにあった。
フィリピンという異世界を訪れたことで人生観が変わる。
人生とは何か、人の幸せとは何だろうか、フィリピンで出会う人の生き方や考え方を知り、
そんなことを考えながら、実際に自分の人生に変化が訪れる。
と書いてる通り、フィリピーナと日本人の2人の女性を通して数々襲い掛かってくる問題を解決しながら人生を切り開いていく様が描かれてます。たぶん、この内容って著者の本物の体験を元にして書いてると思うんですが、いろんな人生に関わる示唆が随所に出てきます。
例えば、、、、、
身を滅ぼすようにフィリピンに埋もれた日本人の話しは、たまに聞くし目にすることもある。
フィリピンを舞台にしたその手のストーリーは、だいたいフィリピン人に軍配が上がる。なにせそこは、日本人にとってアウェイなのだ。
日本人に金がなくなった途端、愛人や恋人や嫁に放り出されてしまえば、その人は海外の地で立ち往生となる。なにせ帰国する金さえ持っていないケースがほとんどだ。僕も一度だけ、フィリピンで路上生活をしている日本人を見たことがあった。
それらのことは、日本人の横柄さが原因だったり、フィリピン人がずる賢かったり、その両方だったりと、傍目には色々な原因があるようだ。しかしそれは、あくまで傍目の原因であって、本当のことは当事者にしか分からない。
「どうしてそうなってしまうんですかね」と彼は言った。
それについて、僕は普段から思っていることがある。
「篠原さんもエンジニアなら分かると思うんですが、おそらくそれは、科学の実験と同じなんですよ」
彼は少し怪訝な顔をした。
「それはどういうことですか?」
「僕は昔、科学の実験が大好きだったんです。なぜなら、それには期待する結果があるけれど、やってみないと何が起こるか分からないという面白さがあるからなんです。フィリピンでのチャレンジは、それと共通するものがあると思うんです」
彼は大きく頷いて、なるほどと言った。
「そう言われてみると、そんな気がしますね」
「実験に成功すれば一層面白いし、失敗して爆発しても、次は成功させるべく再考してまたがんばってしまう。再起できないのは問題ですけど、それも人間の持つそういった性さがを考えれば、致し方ない面もあるのかもしれませんよね」
「私には、そんな深いところまで挑戦する勇気はありませんけどね」と彼は言った。
「そう、僕はそれが一番だと思いますよ。深みに入ると苦悩は絶えないし、嵌り過ぎると出口がなくなることもあります。それでもいい人はいいんですが、そうなって困る人は、最初から入り込まないほうがいい」
彼はそこで笑った。そうなりかけている人が言う台詞ではないと思ったのかもしれない。お前が言うなよと。
そう、フィリピーナとの関係は科学実験に似てると((´∀`))
私も理系の人間なんで言ってることは何となくわかる。
日本人の理論で、こすればこうなるはず、と思ってフィリピーナと一緒に進めてることが、思った通りに進んでいくと面白いし、違う結果になれば何でこうなったかを考察検証してまた次の実験に没入していく。
リンとの付き合いが三年目に差し掛かり、そこには内容の薄い週刊誌みたいな雰囲気が漂い始めていた。
しかし、彼女に対する家族愛的感情は相変わらずだった。これはきっと、二人の大きな年齢差の仕業なのだ。もしお互い同年代なら、二人はとうに別れていたかもしれない。
自分のリンに対する感情が家族愛的であることを意識しながら、僕はあることに気付いた。このリンに対する愛情は、僕の奈緒美に対する愛情と、とても似たものになったということに。
つまりリンは、奈緒美と同じように、自由になったのかもしれない。彼女は恋人を作ってもいいし、その恋人との間に子供を作ってもいい。そうなっても僕はおそらく落ち込まないし、祝福さえするかもしれなかった。
日本人との関係なら、世代ギャップとかあるので同年齢のほうが付き合いやすいのだけれど、フィリピーナに関しては年齢のギャップが逆に家族愛的感情にすり替わって面倒なことを避けていく。
「ねえ、リンちゃんとはどうなの? 上手くやってる?」
そう言われて、少し戸惑った。最近自分の意識の中で、リンの存在が随分希薄になっているからだ。
「そうならいいんだけどね」と僕は言った。
「違うの?」
奈緒美はこちらの顔を覗き込むようにして訊いた。
「去年の終わりごろから、しっくりしないんだ」と、僕は本心をこぼした。僕は元々、仕事やプライベートなことを奈緒美に話さないし、彼女も滅多に訊かない。僕も彼女のプライベートに踏み込むことはない。だから二人の間で、こんな話しは珍しい。
奈緒美に詳しく話してみてと言われ、リンとの間にあったことをかいつまんで話した。できるだけ主観を排除して、簡潔に客観的に。
「ねえ、それって彼女が少し自立的になったから、あなたは寂しく感じているんじゃないの?」
そう言われて少しはっとした。かつてフィリピンパブの女性たちは、彼女に愛がないとか僕が騙されていると言ったけれど、奈緒美の説が一番自分の心を揺さぶった。
「ビンゴ?」
「そうかもしれない」
彼女は歯切れの悪い僕に、「らしくないわねえ」と言って笑った。
「ねえ、もし駄目になるなら、わたしのところへ戻っておいでよ」
こちらが黙っていると、彼女は「真剣な話しなのよと」と優しい顔で言った。
僕はそれに対して、「有難い話しをありがとう」とお茶を濁した。いや、実際に有難い話なのだ。
これが読んでて一番はっとしたというか、そうだよね~と感心したところ。
「ねえ、それって彼女が少し自立的になったから、あなたは寂しく感じているんじゃないの?」
そうなんですよ。
付き合い始めて最初はフィリピーナのいい加減さゆえに放置されてる問題が山積みになってぼ~ぜんとするんですけど、それを一つ一つ解決していく経過で、相手のフィリピーナさんもそれなりに学んでいく。
で、いつかある段階で日本人がサポートしなくても自活していける瞬間が来るわけです。
そこで、私はもういなくてもどうにかなるのか、、、、。と思って寂しさに苛まれていくわけです。
今の私の状態が、まさにこの瞬間なんですよね。
まぁ、こんなフィリピーナと付き合ってれば自ずと感じるアルアルがあちこちに散りばめられてて、更に自分がこれからどうすればどうなるのか、、、というような例えばの示唆が示されているわけです。
すごいですね、この方。
タブン伴侶のフィリピーナと一緒に大変な苦労をしてきた経験が文書のあちこちに散りばめられてるんですね。
私なんかの足元にも及ばない経験をされてきたんだと思います。
というわけで、是非この方のお話、フィリピーナと関わっている方に一読をお勧めします。
何らかの方向性を導き出せるかもしれません。
少なくても、私は「なるほど、そうか~。そうだよね~。」と2回は独り言をして
メグさんに「なに、ひとりで話してる??」と訝られました(;^_^A
サンミゲル、飲むならやっぱりビンだよねっ!!!
マリア様、フィリピーナに迷えるオジサンを導いてくれるかもっ!!!
〇過去の記事はこちら
暑い夏は図書館で読書読書~~~
ヤフオクやってます。ゲーム攻略本とか。パソコン関係とか。
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