物を売り買いするだけが、店ではない | 中 淑子の小さなお店を成功させる方法。~集客に困らないお店づくり~

中 淑子の小さなお店を成功させる方法。~集客に困らないお店づくり~

湘南・横浜・都内を中心に、小さなお店の作り方や、起業準備方法、極力お金をかけない集客方法などお伝えしていきます。
湘南・茅ヶ崎市みずきのベーグル専門店オーナー。脱サラ組。

● 物を売り買いするだけが、店ではない

 

こんにちは。 中 淑子(なか としこ)です。

はじめてのご訪問の方は、プロフィールをどうぞ。

 

私が売っているのはベーグルやサンドイッチですが、

業種がなにであれ、小さな店で品物やサービスを売るというのは、

「自分」を売ることだと思います。

 

8年前の私のお店は、開いたばかりのお店で、

今では考えられないような物を売っていました。

 

FM横浜のほずみんが、店に来てくれたとき↓ すぽーん!!

分かる人にはわかるよね?

 

 

ベーグル屋を始めよう!と夫婦で決めたことですが、

パン屋で働いた経験も、アルバイトするしたことありません。

もちろん、パン教室の先生でもなかったし、全くの素人からの出発でした。

 

「私が通っていた大学町にあった、ベーグル屋さんみたいなお店」

というイメージはしっかりありましたが、作ったことはありません。

 

ベーグルや、パンの本を見て作った、見よう見まねの完全自己流でした。

 

当時のベーグルは、もちろん残っていないけれど、

写真は残っている。

いびつで、固そうなベーグル。

完全に素人が作ったものと分かるようなもの。

 

今、そのベーグルが出てきたら、絶対お客様の前には出せない代物です。

 

「ベーグルって固いのねえ。」

「でも、固くて美味しいよ。」

 

などと言いながらも、私の友人、知人、最初のお客様は買ってくれていました。

 

「ベーグルってそういうものなんですよ。」

と、私は言いながら、売っていた記憶があります。

 

本当は、とっても気を使ってくれていたのですね。

有難いです。

 

 

今日のテーマは

 

物を売り買いするだけが、店ではない

 

ミキサーは、業務用ではなく、お餅をこねるような

家庭用のニーダーを使っていました。

一度に12個しかこねられない、小さな代物です。

 

12個を1セットとして、何回も回していました。

最初はそんない数を作っていなかったので、

それで十分事は足りました。

 

旦那は仕事をしていましたので、

土曜日の午後から仕込みでした。

 

FM横浜を聞きながら、バイクガレージを改装した小さな工房で

夫婦並んで作業していました。

 

 

慣れていないので、段取りが悪く、仕込みが夜中までかかっていました。

 

でも、私たちは色々話ながら、FMの曲を聴きながら、

楽しく作業していた記憶があります。

 

時には、眠くて眠くて仕方ないときも。

そういうときは、大きな声で歌ったりして。

 

「明日はお客さん、来てくれるかな?」

なんて、話ながら、楽しんでいたと思います。

 

素人が作ったベーグルは、形も悪く、きっと固くて

あまり美味しくなかったと思います。

 

それでも、ベーグルは売れました。

 

多分、ベーグルが珍しかったのもあると思います。

 

ただ、今考えるとあのような不格好で、固いベーグルは

なぜ売れたのだろう?と考えると、

私たち夫婦のエネルギーに対して、お客様がお金を払ってくれたのだと思うのです。

 

庭で販売していたベーグルは、そのくらい未完成で、ベーグルというか、パンにしては完成度が低い商品だったと思います。

 

ただ、私たちは夢中でした。

楽しんでいました。

自分たちのベーグルが大好きで、

自分たちの商品を買って下さることが嬉しくて、

とにかく、自分たちの情熱をつぎ込んでいました。

 

当時のお客様は、品質や味や、形ではなく、

私たちの「情熱」を注ぎ込んだ商品に、

お金を払っていてくれたのだと。

 
当時を振り返って、思うのです。
 
あなたは、自分の商品に情熱をかけていますか?
 
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