● お店の辞め時は、考えておく。
こんにちは。 中 淑子(なか としこ)です。
はじめてのご訪問の方は、コチラをどうぞ。
今週は、やはり雨が多いですね。
湿度が気温も上がって、工房もムシムシしております。
それでも、今日は土曜日ですから、お客様は朝から多め。
雨の中でも、お店に足を運んでいただき、感謝・感謝です。
お店の一番おススメ。
プリっと、もちっと、もちもちプレーン。
見てください、この艶! (自画自賛でございますw)
これで、ベーグルサンドを作ると、本当に美味しいんですよ。
さて、本日の本題。
お店の辞め時は、考えておく。
お店を始める前。
起業前って、みなさん、ワクワク、ドキドキですよね。
これから始める自分の城のことを思うと、夢が膨らむことでしょう。
さて、そんな起業前の方々に、一つだけ言っておきたいことがあります。
それは、お店を始める前に、お店を辞める時期を考えておく、ということです。
何を、不吉な。。
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
ただ、これはとても大切な事なのです。
中小企業白書による、個人事業主と会社の生存と廃業の平均値データによると、
個人事業主の廃業率
1年後 37.7%
3年後 62.4%
10年後 88.4%
会社の廃業率
1年後 20%
5年後 50%
10年後 64%
個人事業主、会社ともに、年々廃業率が上がっていますよね。
こちらのデータは、製造業が基本となっているようですが、
飲食店ですと、もっと廃業率が高くなるでしょう。
実際に、私の周りでお店を経営されていた方、何人も廃業、倒産されています。
えっ、あの店が? というお店も少なくありません。
大きな理由は、二つあるのですが、その二つは次回説明いたしますね。
そこで、最初に辞め時を考えておく、というお話に戻ります。
最終的に現金が無くなり、経営出来なくなってしまうことから廃業、倒産となってしまう事が多いのですが、
手元の現金が幾らになったら、辞めるのか、と決めておくことは、
自分や家族、雇っているスタッフを守ることになります。
まだ、行ける、どうにかなる、と経営を続けるうちに、
借金がかさみ、自己破産。
もしくは、夜逃げ状態での倒産。
こうならない為に、もし今後お店を始めようとおもっていらっしゃる方は、肝に銘じておられた方が良いと思います。
ちなみに、うちは旦那が、お店を始める前から、この話をしておりました。
ダメな会社にいくらお金をつぎ込んでもダメ。
経営は、逃げ時も必要だと。
全てを無くして、露頭に迷う前に。
ここだけは、しっかり線引きしておきましょうね。