こんにちは、
岡田宰治です。
前回は「10年後、その体力で大丈夫ですか?」でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12793454769.html
今回は「50代からの右肩上がりの体力づくり」です。
・まずは現状把握から
前回は10年後を予測したうえで、老化に備えて体力づくりをすることが大切というお話でした。
そのうえで、まずチェックすべきなのは現状把握です。
現在の立ち位置を知らずして、未来への青写真を書くことはできないからです。
そのためには、いろんな変数を考慮することも大切です。
性別、年齢、既往歴、現病歴、運動歴、負傷歴、生活環境、仕事環境など、これらは一人一人違いますし、今後の目的やプランも人それぞれなので、それらを踏まえた上でカスタマイズする必要があるからです。
端的にいうと、運動習慣がある人と運動嫌いな人では全く変わりますし、50代と70代でも違うし、現在何らかの病気がある人と健康な人では違うし、生涯働く予定の人と老後を楽しもうという人では違うからです。
日常、紹介を通じて新たなクライアントとの出会いがありますが、ほとんどは相談というかたちで始まります。
そこでは、とにかく聴くことに徹することを心がけていますが、お困りのことやお悩み、そして目的や願望を伺いながら、過去から現在までの必要情報をインプットし咀嚼します。
そこを飛ばしてしまうと多くの無駄が発生するので、目的、現状の問題点、解決法、目的への道筋など、考え練り込みながら最適な方法を模索することにしています。
中でも一番大事なことは、目的や願望とも関係していますが、どんな自己イメージをもたれているかということです。
・自己イメージは超えられない
なぜなら、自己イメージは超えられないからであり、目標が低すぎるかネガティブだと良い結果が出ないからです。
たとえば、目標は肯定的なイメージだと実現し、否定的なイメージだと実現しないといわれていますが、実際、そのような傾向はハッキリとしています。
ようするに、イメージできる範囲内しか実現しないわけです。
・失敗例
TNさん(60代男性)の場合は長年のデスクワークが原因で、自律神経関連の不定愁訴や不安感に悩まされており、医療機関をたらい回しにされたあげく症状の解消目的で訪れました。
カウンセリングでは運動の必要性を提案しましたが、運動は苦手なので治療して欲しいとなり、潤滑整復術の施術を行うことになりました。
施術だけでは、一時的に不定愁訴は軽快しますが、次の来院時には元に戻ってしまうという状況でした。
なぜ、施術だけでは不十分かというと、潤滑整復術により関節や全身のバランスが整っても、体幹インナーマッスルなど筋力や筋柔軟性が低下したままだと、時間の経過とともにバランスが崩れてしまうからです。
このケースの場合は、猫背と巻き肩で背筋は伸びないこと、体幹インナーマッスルの筋力低下が著しいこと、ハムストリングスが短縮し硬化していることから、施術だけだと症状が改善してもまた悪くなることを繰り返します。
再度、根治のためには適切な運動が必要であることを示し、なんとか施術とトレーニングの併用となりましたが、運動が嫌いなことやポジティブなイメージが描けないことから、思うように進捗せず最後は感染症で挫折してしまいました。
反省点は目標の設定が不十分だったことです。
不定愁訴による首痛や不安感などの消失が目標なので、いつも苦痛ばかりイメージして、良くなったら何がやりたいかを見いだせなかったからです。
ここからの学びは、目標が苦痛の解消などネガティブなイメージではなく、健康になり望みを叶えるというような、ポジティブなイメージに書き換えることが必要なことです。
・成功例
一方、ANさん(50代女性)の場合は、はじめは腰痛などゆがみの症状で来院されたものの、第二の人生を成功させたいので、体力を立て直したいという願望がありました。
数回の施術でゆがみは消え症状もなくなったところで、ほっておくとまた症状が出てくることが予想されるので、体力を立て直すのなら今がチャンスであることを提案しました。
軽度肥満で巻き肩やスマホ首はありましたが、まだ柔軟性は低下していなかったことので、体幹インナーマッスルの強化から始めました。
それまで運動習慣はなかったのですが、若返り筋の活性化のための筋肉絞り体操を自宅で毎朝行い、週に一回のパーソナル整体トレーニングで来院された結果、半年ほどで体は引き締まり一気に若返ったようになりました。
そして何よりいつも明るく言葉も肯定的で、ポジティブな言葉と笑顔で楽しい未来をイメージし、そのために体力アップが必要と確信し続けられています。
当初に比べて大幅な体力向上が見られるとともに、ボディメイクも進みどんどんスタイルアップされています。
この体力の立て直しをキッカケとして、体力の向上とスタイルアップを両立し、第二の人生に備えたいというイメージは、モチベーションの維持とともに良い結果を引き寄せました。
このように、目的や目標と肯定的な自己イメージが合わさると、良い結果に繋がるということは日々実感するところです。
次回は、現在の立ち位置によってやるべき順序が変わるということを、二つの事例によりお伝えできればと思います。
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若返り筋メソッド座学&体操実習(少人数制)
・4月1日(土)18~20時(当研究所&Zoom)
座学+若返り筋メソッド TSURUKAME体操「基本編+巻き肩編」
セミナーの日程は↓から
https://smart.reservestock.jp/event_form/event_calendar/21054
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プライベートやブログに書けないことはメルマガで。
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※「若返り筋メソッド」認定トレーナー制度について
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相談や施術のご予約はこちらから
岡田宰治です。
前回は「10年後、その体力で大丈夫ですか?」でした。
https://ameblo.jp/baffaro7/entry-12793454769.html
今回は「50代からの右肩上がりの体力づくり」です。
・まずは現状把握から
前回は10年後を予測したうえで、老化に備えて体力づくりをすることが大切というお話でした。
そのうえで、まずチェックすべきなのは現状把握です。
現在の立ち位置を知らずして、未来への青写真を書くことはできないからです。
そのためには、いろんな変数を考慮することも大切です。
性別、年齢、既往歴、現病歴、運動歴、負傷歴、生活環境、仕事環境など、これらは一人一人違いますし、今後の目的やプランも人それぞれなので、それらを踏まえた上でカスタマイズする必要があるからです。
端的にいうと、運動習慣がある人と運動嫌いな人では全く変わりますし、50代と70代でも違うし、現在何らかの病気がある人と健康な人では違うし、生涯働く予定の人と老後を楽しもうという人では違うからです。
日常、紹介を通じて新たなクライアントとの出会いがありますが、ほとんどは相談というかたちで始まります。
そこでは、とにかく聴くことに徹することを心がけていますが、お困りのことやお悩み、そして目的や願望を伺いながら、過去から現在までの必要情報をインプットし咀嚼します。
そこを飛ばしてしまうと多くの無駄が発生するので、目的、現状の問題点、解決法、目的への道筋など、考え練り込みながら最適な方法を模索することにしています。
中でも一番大事なことは、目的や願望とも関係していますが、どんな自己イメージをもたれているかということです。
・自己イメージは超えられない
なぜなら、自己イメージは超えられないからであり、目標が低すぎるかネガティブだと良い結果が出ないからです。
たとえば、目標は肯定的なイメージだと実現し、否定的なイメージだと実現しないといわれていますが、実際、そのような傾向はハッキリとしています。
ようするに、イメージできる範囲内しか実現しないわけです。
・失敗例
TNさん(60代男性)の場合は長年のデスクワークが原因で、自律神経関連の不定愁訴や不安感に悩まされており、医療機関をたらい回しにされたあげく症状の解消目的で訪れました。
カウンセリングでは運動の必要性を提案しましたが、運動は苦手なので治療して欲しいとなり、潤滑整復術の施術を行うことになりました。
施術だけでは、一時的に不定愁訴は軽快しますが、次の来院時には元に戻ってしまうという状況でした。
なぜ、施術だけでは不十分かというと、潤滑整復術により関節や全身のバランスが整っても、体幹インナーマッスルなど筋力や筋柔軟性が低下したままだと、時間の経過とともにバランスが崩れてしまうからです。
このケースの場合は、猫背と巻き肩で背筋は伸びないこと、体幹インナーマッスルの筋力低下が著しいこと、ハムストリングスが短縮し硬化していることから、施術だけだと症状が改善してもまた悪くなることを繰り返します。
再度、根治のためには適切な運動が必要であることを示し、なんとか施術とトレーニングの併用となりましたが、運動が嫌いなことやポジティブなイメージが描けないことから、思うように進捗せず最後は感染症で挫折してしまいました。
反省点は目標の設定が不十分だったことです。
不定愁訴による首痛や不安感などの消失が目標なので、いつも苦痛ばかりイメージして、良くなったら何がやりたいかを見いだせなかったからです。
ここからの学びは、目標が苦痛の解消などネガティブなイメージではなく、健康になり望みを叶えるというような、ポジティブなイメージに書き換えることが必要なことです。
・成功例
一方、ANさん(50代女性)の場合は、はじめは腰痛などゆがみの症状で来院されたものの、第二の人生を成功させたいので、体力を立て直したいという願望がありました。
数回の施術でゆがみは消え症状もなくなったところで、ほっておくとまた症状が出てくることが予想されるので、体力を立て直すのなら今がチャンスであることを提案しました。
軽度肥満で巻き肩やスマホ首はありましたが、まだ柔軟性は低下していなかったことので、体幹インナーマッスルの強化から始めました。
それまで運動習慣はなかったのですが、若返り筋の活性化のための筋肉絞り体操を自宅で毎朝行い、週に一回のパーソナル整体トレーニングで来院された結果、半年ほどで体は引き締まり一気に若返ったようになりました。
そして何よりいつも明るく言葉も肯定的で、ポジティブな言葉と笑顔で楽しい未来をイメージし、そのために体力アップが必要と確信し続けられています。
当初に比べて大幅な体力向上が見られるとともに、ボディメイクも進みどんどんスタイルアップされています。
この体力の立て直しをキッカケとして、体力の向上とスタイルアップを両立し、第二の人生に備えたいというイメージは、モチベーションの維持とともに良い結果を引き寄せました。
このように、目的や目標と肯定的な自己イメージが合わさると、良い結果に繋がるということは日々実感するところです。
次回は、現在の立ち位置によってやるべき順序が変わるということを、二つの事例によりお伝えできればと思います。
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若返り筋メソッド座学&体操実習(少人数制)
・4月1日(土)18~20時(当研究所&Zoom)
座学+若返り筋メソッド TSURUKAME体操「基本編+巻き肩編」
セミナーの日程は↓から
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