カフェと音楽と世界のできごと -55ページ目

カフェと音楽と世界のできごと

シルクロード・エレクトロバンド”Rain In Eden”のライブ情報
笹塚のイベントカフェ”Cheshmeh(チェシュメ)”情報
民族音楽のはなし、好きな映画のはなし、国際結婚のはなし等々
それはそれはタラタラと書いております。

日本で知り合ったウズ友・アリシェは学校の語学の先生で
ウズベキスタン・タジキスタン・トルコ・ロシア・ドイツ・英語と
日本語もちょっと話せる語学のエキスパート。

でも、ヨーロッパのように隣国でも違う言葉を話す環境のせいで、
誰もが3,4ヶ国語話せるそうです。

日本では考えられないよね・・・

首都タシケントで仕事をして、週末にサマルカンドにある実家へ帰り
ゆっくりと家族で過ごしてまたタシケントへ帰る・・・という
ちょっと単身赴任みたいな状況です。

タシケントの給料が一番良いので、皆タシケントに小さなアパートを借り
平日は仕事して、週末に何時間かかけて田舎へ帰るというスタイルが多いそうです。

日本だと、東京で仕事して山梨あたりで週末を過ごす感じかな?





アリシェにくっついてサマルカンドへ行くことにしました。

車の溜まり場へ行き、サマルカンドへ連れて行ってくれる車を探す。
値段さえ合えば誰もがタクシー運転手状態。
いわゆる白タクなんですが、政府公認のタクシーの半額以下なので・・・

値段交渉している会話はケンカしてるみたいに聞こえる。

バクティオールというお兄さんが連れて行ってくれることに。
英語も日本語も話せないので、ギリギリのウズ語で頑張る。




季節柄、瑞々しいスイカとメロンが道に並んでいて
「どこか店で切ってもらおう」と1個購入。
「じゃあパンも買っていこう」と。

お店の人大丈夫かな?と思ったけど、
持ち込みは普通らしい。



茅葺き屋根だけ付いた駐車場みたいな店で
ローカルなお客さんがずらり。
油たっぷりピラフと馬肉ボール、ソーセージなどなど
肉料理がずらりと出てきました。

パンとスイカ買っておいて良かった・・・





ウズベキスタンの車道は、あって無いようなもの。
車はガソリンじゃなく天然ガスのポンプで走るものが多いそうで、
トランクを開けるとドでかいガスポンプが入っている。

プシュプシュ音を立てながら、我先に猛スピードで走る走る!

肝試し感覚叫び









やってきましたサマルカンド。レギスタン広場の写真でございます。

シルクロードを旅してきた商隊が最初に到着したのがこの広場で
市場や催し物が開催される、華やかな場所だったそうです。

3つの建物は神学校で、修行僧が滞在していたとか。
鮮やかなサマルカンド・ブルー。




どこで見ても、女の人はきれいに化粧してドレス着てたな。
「女の人はきれいにしているのが当たり前」だと言ってた。
常にきれいにして、料理もして、掃除もして、両親の面倒もみて
子供の世話もして、何だったらペットや家畜の世話もして・・・
中央アジアの女の人は大変だガーン

そして強いグー




トルコで大量に買ったランプをかばんに詰めたまま
タシケント国際空港へ飛行機

何も考えていなかったのですが、ウズ⇔イスタンブール間はいつもギュウギュウ
電化製品や衣料を買いに行くのは、ウズ人にとっては当たり前らしく
機内も空港も大混みです叫び

しかも買ってくる荷物がハンパない・・・
4時間は待ったと思います。

途中で赤ちゃんは吐くし、ロシア人のおばちゃんは叫ぶし
20世紀とは思われない経験でした。


その間に、機内でもらった税関申告書をチェック。
2枚もらって、1枚は帰国まで保管。

これは、お金を稼いで帰らないためのチェックです。
帰国時に申告する金額が少なくなっていればオーケー。



やっと外へ出ると、真っ暗・・・



まわりには何もなく、地元の人々が集っているだけ。

通訳を連れたタクシー運転手が近づいてきます。
「政府認定のタクシーです。英語の通訳が付きます」

ホテルまでは3,000スムとの事。

お願いしようとしたところ、何と!日本で会ったウズ人の友達が
走ってきてくれました。

「今日着くと言っていたから、ずっと待ってたよ」と。

優しい~ラブラブ!

政府認定のタクシーを断り、友達アリシェの後へ続きます。

彼は集っていた人々に次々と声をかけて、何か話しています。
ウズでは、車を持っている人なら誰でも交渉可能ということで、
ホテルまで1,000スムと言ったおじさんの車に乗り込みます。


法律で他国の通貨で取引してはいけない事になっているのですが、
自分の国の通貨がめちゃめちゃ不安定なので、みなドルや円を欲しがります。
そのまま家で貯金するそうな。

政府認定の空港やホテルで両替すると、1ドル2,000スム程度。
いわゆるブラックマーケットだと1ドル2,500スム程度。

かなりの差が出るわけで、皆ブラックマーケットで両替してしまう。
100ドルでかなりの金持ち気分です。



ホテルはBooking.comで予約した旧ソ連スタイルのところだったのですが、
支払い方法でもめて、Booking.comに報告しました。

Booking.comでは、料金はドル表示です。
但し書きに、「その国の法律に従い、その国の通貨で支払いするように」と
書いてあります。

ドルや外貨で支払いを迫られたり、ブラックマーケットのレートで
支払いを迫られたりしても、払う義務はありません。



既に疲れた・・・





タクシム広場でクルド音楽のライブを見た後
タクシーでホテルへ帰ろうとした。午後11時。

タクシー運転手は笑顔で「ヘロー」と話しかけ、
行き先を告げたタクシーはそのまま出発。

ところが・・・

メーターが上がっていない。
「メーターを上げて」と言うと、
「値段は分かるからいい」と言われ。


「じゃあホテルまでいくらなの?」と聞くと
「20リラ」

もう色々行き来しているので、高くても10リラ、
普通は7,8リラのはず。

「タクシーを止めて」
「無理」
「止めないと警察に電話するよ」
「すればいい」

警察官はそこら中にいるものの、そんな小さな犯罪で
正直助けてくれる可能性は低い。
大使館へでも行くしかない・・・殺されなければね。

イスタンブールでは、タクシーの料金をふっかけられ、
言い争っている姿をそこら中で見かけます。

だいたい言い値の半分位には下がるから、
止まってから交渉すれば良いのだが。

人通りの少ない夜の街。
暴力沙汰は非常に多いそうな。

今まで乗ったタクシーの運転手さんは
8割がた屈強な男の人。戦えそうにないわ・・・

女性1人だったら、決してタクシーに1人で乗るなと言われた。
何かあっても自己責任だよと。

この運転手には滲み出すこわいものがあった。
どこへ連れていかれるかも分からない。

冷たい汗が滲みます。

猛スピードで疾走するタクシーから飛び降りられず
狭い路地に入ったところで、ケリーが思いついた。

タクシーの扉を思いっきり開けて、
「扉に傷をつけたくなかったら、止めろ!」
と叫んだ。

車は高級品。商売道具に傷がついたら大事だ。
傷つけないためには、スピードを落とすしかない。

スピードを落とした瞬間、2人で転げ出た。


そこは知らない町で、明らかに観光街ではなかった。
とにかく大通りへ走り出て、別のタクシーを拾う。

運転手さんをじーっと品定め
優しそうな細見のおじさんタクシーを止めた。

20分程度でホテルへ戻れた。料金も通常。


日本で平和ボケしている私たちには、なかなか刺激が強かった。

自分の身ぐらい自分で守れるようにしておかないとな。