2018.11.28 入院三日目 | 明日への轍

明日への轍

齢五十を過ぎて、ある日大腸がんが見つかる。
手術から回復したと思った一年後、肝臓と肺へがんが転移。
更に続くがんとの付き合いを記録します。

検査漬けである。

 

一日目は 採血、レントゲン

二日目は、バリウムを飲んでのCT、超音波診断

三日目は、生研。

 

この生研というのは初めてだった。要は腫瘍の採取である。

部分麻酔を掛けて腫瘍のある部分に注射器のようなものを刺して腫瘍を採取するようである。

飽くまでも治験であり、どういう種類の腫瘍があって今回の治験にどういう効果があったのか、無かったのかを調べるためのものである。

通常は、現在腫瘍がある部分(内臓)に直接刺して採取するようだ。

但し、自分の場合は通常と違っている。

肝臓の腫瘍が原因で、背中と脇腹の中間あたりの皮膚に少々瘤の様に盛り上がりがある。その中にも勿論腫瘍がある。

触って痛いものではないが、その部分から採取しましょうと云うことになった。

直接に内臓部分に針状のものを刺すことを考えれば、相当安全である。医師もそう言っていた。

 

午前中から手術着のようなものを着せられ、紙の帽子を被った。 見た目は手術の患者そのもの。

しかも、ストレッチャーで運ばれた。 

時間はほんの一時間弱程度。  部分麻酔をするときに少しちくっとするぐらいで特に痛くもなかった。

 

これで、一通りの検査は終了のようである。

あとは、これまでの検査等を総合的に勘案して治験のGOサインがでるかどうからしい。