「いちばんやさしいPMBOKの本」

深沢隆司著


BABOKに関する参考書を本屋で探していた時に、ふと眼にとまったのが「PMBOK」でした。


PMBOKはプロジェクトマネジメントに関する知識体系をまとめたもので、

最初のPMBOKは1983年に発表されて以来、数年置きに改訂され、

現在普及しているものは2004年の第3版のものとのことです。

(参考:http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/pmbok.html


本書は、そのPMBOK本体を理解するための水先案内人のような構成になっていまして、

本体の章立てに対応した構成になっています。


読んでいてとても親切だなと感じたことは、

PMBOKの和訳版(1996年版、2000年版と2004年版があります)の違いを丁寧に紹介しているところや

誤解されやすい用語について取り上げているところです。



最初のPMBOKが発表されてから20数年かけて第3版が発表されたということを踏まえると、

BABOKも、これから末永く発展していくのかなと思うととてもワクワクしますね。





BABOKは、以下の6つの知識エリアから成り立ちます。

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・エンタープライズ分析

・要求の計画と管理

・要求の引き出し

・要求コミュニケーション

・要求の分析と文書化

・ソリューションの評価と検証

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BABOKのイントロの部分を読んでみると、ビジネスアナリシスを行う際の順番は定められていないようです。

しかし、とはいうものの、BABOKの章立てに順番が付けられているので、まずはエンタープライズ分析から手をつけるべきなのでしょうが。。



今日は、エンタープライズ分析について書かれている第二章で出てくる、よくわからない用語について、書きたいと思います。



さて、読むぞ!と思って最初の文章を訳そうとしたところで、いきなり躓きました。。。

エンタープライズ分析とは何ぞや、ということが書かれているのですが、そこに書かれていたのは


「エンタープライズ分析とは、組織のビジネスチャンスをつかむために、またエンタープライズアーキテクチャのフレームワークを作るため、企業において最もよいプロジェクトの進み方を決めるための分析作業である」


という意味だと思われる文章でした。


困りました。エンタープライズアーキテクチャ自体がよくわかりません。


インターネットで検索してみると、


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http://www.atmarkit.co.jp/aig/04biz/ea.html

(以下抜粋)

企業や政府機関・自治体などの組織(enterprise)のアーキテクチャをある一定の考え方・方法で包括的・体系的に記述して、その現状と未来の像(モデル)を可視化することで組織の全体最適を進めていく活動のこと。この活動を支援する方法論やアーキテクチャモデルをいう場合もある。

 EAでは、組織のあらゆる構成要素を階層化して整理し、その相互関係を示していく。対象は企業だけではなく行政機関・自治体なども含まれ、企業内の1セクションや複数企業グループなどを組織ととらえてもよい。構成要素には、組織の目標やビジョン、業務プロセスモデル、業務ルール、情報や情報技術、人的資源なども含まれる。

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と説明されていました。


アーキテクチャとは、情報システムの設計における思想や考え方を指しています。

エンタープライズアーキテクチャは、組織として一貫した考え方のもとに整理して、

全体として企業の目的に合致するようにしていくための方法、ということでしょうか。


エンタープライズ分析の中には、下のように???な単語がたくさん出てきます。

・ビジネスケースとは?

・ビジネスアーキテクチャとエンタープライズアーキテクチャの違いは?


なんだか、全ての単語が専門用語に思えてきて、混乱してきました。。。。


たぶん、全体像がつかめたら一気に理解が進むのでしょうけれど。。。


がんばります!





ITプロジェクトの「見える化」上流工程編。

著作監修:独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター



上流工程について勉強する際に参考文献としています。

章立てとしては、

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1.「見える化」の目標

2.上流工程における「見える化」の全体像

3.定性的見える化アプローチ

4.定量的見える化アプローチ

5.統合的アプローチ

6.曖昧性と不確実性のマネジメント

7.見切りながらのプロジェクト推進

8.プロジェクトを取り巻く環境変化と課題の俯瞰


付録.見える化のツールと関連資料

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となっています。


私見ですが、上流工程に限らず、

ある分野について書かれている本を大きく分類すると

・入門書

・教科書、専門書

・実用書

となるのではないかと考えていますが、

この本は、とてもわかりやすい実用書という印象を受けました。


例えば「付録」では、上流工程における「見える化」を行うために必要な資料が

紹介されており、さらに同じ内容がウェブページからダウンロードできます。

ダウンロードできるファイルは以下の通りです。

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・自己評価シート

・ヒアリングシート

・測定項目リスト

・プロジェクトにおける問題事象と対策の事例集

・リスク分類表

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この本は「上流工程」「中流工程」「下流工程」「総集編」とシリーズ化されているので、

必要な部分だけ読んだり、全体を俯瞰して読んだり、いろいろ便利です。

ビジネスアナリシスに関する文章を和訳しました。



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ビジネスアナリシス(Business Analysis)



ビジネスアナリシスは、組織の構造や、指針、運営を理解し、かつ組織が目標を達成するために必要としているソリューションを低減するために、ステークホルダー間の調整役をする上でのテクニックやタスクをまとめたものである。




BABOKは、ビジネスアナリストの職種を定義するものではなく、ビジネスアナリシス自体を定義するものである。ここでいうビジネスアナリストに該当する職種は組織間でかなり異なる)。ビジネスアナリシスは、システムアナリストやプロセスアナリスト、プロジェクトマネージャー、プロダクトマネージャー、ソフトウェア開発者、品質保証アナリスト、ビジネスアーキテクト、コンサルタント等の職種でも用いられている。







…なんだか、カタカナ用語が頻繁に出てきてるからなのでしょうか、結局ビジネスアナリシスがよくわからなくなってきました。



そもそも私自身がこの分野について知識も経験もない状態なのでわからないのは当然ですよね。



今回、BABOKを和訳している中で感じたことは、和訳の難しさです。

英語のまま読むと何となくイメージが湧く気がするのですが、

英語をそのまま日本語に訳すると、まるで日本語として理解できる文章にならないんですね。



上の文章は、読む人が読めばビジネスアナリシスの説明になっているのかもしれませんが、結局システムアナリストやプロセスアナリスト、ビジネスアーキテクトという職種が担当している仕事の領域を理解していないと、ビジネスアナリシスの領域を理解できないような気がしてきました。



芋づる式にわからないことが増えてきてますが、メラメラと燃えてきました。

和訳の進捗状況もここに随時載せていきますが、

付随的に勉強したことも引き続き更新していきたいと思います。




現在、BABOKの第1章を訳してるのですが、

今更ながら、「英語から日本語に訳すこと」と、

「中身を理解すること」は全く別物だということを

痛感してます。。



例えば、「ビジネスアナリシスは、ビジネスのニーズやソリューションを特定するために必要な作業、知識、技術である」という文章がありますが、もうすでにここで混乱してます。


まず、英語をそのまま日本語にしてよいものと、カタカナ表記にしてよいものの違いがよくわからないということです。


ニーズや、ソリューションという言葉は、カタカナ表記だろうなと推測できますが、taskを「作業」としていいのか、それとも「タスク」としてよいのか、ということで手が止まってしまいました。。。


そもそもビジネスアナリシスという表現も「ビジネス分析」なのかもしれませんし。


ニーズやソリューションという言葉が、カタカナでもイメージが湧くようになるまでには

おそらく長い時間がかかってしまうんでしょうね。


第一章の最初の部分で「BABOKは、ビジネスアナリシスの定義を作る最初の試みである」という記載があるように、「ビジネスアナリシス」という言葉が意味することは、普及するにつれてこれからどんどん具体的になっていくのだと思います。


第一章を読んだくらいでは、まだまだビジネスアナリシスを理解するには早すぎると思うので、

どんどん、勉強していきたいと思います。