babelogue …わたくしの常識は世間でも常識なのだろうか -3ページ目

市役所探検

用事があって市役所へ行った。

待ち時間がずい分あったので、建物を歩き回った。

古い庁舎で、階段は急。

エレベーターは陰気でしかも

「健康上の理由がある等以外の使用はご遠慮ください」

と書いてある。

地下1階地上5階建てであった。

人口が20万に満たない市である。


それが驚いたことに、

どの階にでも自由に行けるんだよね。

市長室のドアの前も通ることができる。

市議会場ものドアは半開きになっていて覗くことができた。

誰もいなかったけど。

テレビで見るみたいな場所で、初めて見た。


屋上は喫煙所になっていて、役人が煙草を吸っておった。

そんな場所にも市民がふらふらと行くことが可能。

市役所ってどこでもこんな感じなんだろうか。

ちょっと感心した。

何というか、透明度が高いとかいうのでなくってきっと

一般市民は誰も勝手にあちこちのフロア、あちこちの室へ

行ったりしないのだな、それは節度とかの問題ではもちろんなく、

誰も市役所などに興味も関心もないのだな、

と、妙に感心してしまった。


市役所に勤める人々は、誰もわたくしの姿を認めて驚くことなく、

当然挨拶することもなく、普通に街中ですれ違うように

すれ違って行っただよ。

ふうん。

胴体着陸

テレビで見ると旅客機でも小さいほうだと思う。

ジャンボジェット機だったらもっとスピードも出てるし、

機体が長いし、重いし、

バランスとるのはもっと難しいだろう。


それにしても、前輪が出なくなって胴体着陸したという飛行機の

タッチ・アンド・ゴーとか着陸の模様を映像で見ていると、

素晴らしい、と思う。

飛行機の操縦がどんなもんだか全くわからんが

素人目にも素晴らしい、と唸ってしまった。

何度繰り返して見ても、惚れ惚れしてしまう。


わたくしなんぞ自転車と普通乗用車の運転くらいしかできんが

あれが素晴らしい運転であることくらいすぐわかる。

無駄な動きがない。揺るぎがない。滑らか。

すげーなあ、と唸る。

自分が自分の車に乗っていて、緊急の場合に

あの動きができるか、自信はまるでない。


例えば長い下り坂でブレーキが効かなくなったら、

教科書通りに車体を側壁に少しずつ当てるとか

側溝に車輪を落としてとか

避難用の側道の砂の山に突っ込むとか、

落ち着いてあれだけスムーズにできるだろうか。

無理だろうな。


あのパイロットはよほど優秀な人だったんだろう

など、ひとしきり感心しておったら、

航空評論家だか何だかおっちゃんがのこのこテレビに出てきて、

「99%のパイロットができることなんです」

と言うので驚いたぞよ。

それだけ訓練されているのだ、パイロットは。

という意味のことを述べておった。

うーむむむむ。


恐るべし、パイロット。

簡単にはなれないエリート職業だと聞いておったが

さすがだ。尊敬してしまった。


それでね、

そりゃ多くの人の命を預かる責任重大な任務だから

当然なのかもしれん。当然なんだがな、

何で電車の運転士って運転下手なの。

と、憤りがふつふつと沸いてきた。

うまい人もいますよ、感心しちゃう運転手さんも確かにいる。

でも、でもね、

わりゃーなめとんのかあ、など思わず心で叫びたくなる運転をする人、

結構いらっしゃいますことよ。

特にJR。

本当です。

ああ、だんだん腹立ってきた。

「反省の余地がない」ではまずいだろ

西武球団が選手のスカウトのためにアマチュア選手に大金を渡していたニュースを見ていた。

社長が出てきて、プロ野球ではスカウトのために金品の贈与をせんことに協定で決めたんだが、

それ以降にこの不正スカウトをやっちゃったってことについては、

「反省の余地もありません」

と言っておった。


反省の余地がないんじゃ困る。

反省してください。


たぶんこのうさんくさいおっちゃん、日本語を間違えただけなんだと思う。

でもね、何を間違えたかっていうとたぶん

「反論の余地がない」

だと思うんだよね。


反論してもらっちゃ困る。

まだ誰もあなたを責めていないうちに何に対する反論か。


自ら不正をやっちゃいましたとカミングアウトしといて、

でもこれには反論します、ってことはないだろ。

だいたいこのおっちゃん、

自分が就任した時に「前の」社長からこの不正を知らされたんだ

ということを強調しておって、

俺はやってないもんね、って態度なんだよ。

だからつい「反論」態勢をとっちゃう。

こりゃ反論の余地もないね、っていう判断は第三者の吐く台詞だ。


だから本来、

「弁解の余地もありません」と言うべきところを、

気持ちの上で「反論の余地もありません」と思ったんだが、

実際口にしたのは「反省の余地もありません」だ。

困ったね、どうもこりゃ。


でもわたくし的には、弁解だってしてほしくないね。

誰から問われたのでもなく自分から不正の報告をする人が、

弁解の余地があるとかないとか言うなよ。

などと思ってしまう訳です。


何年も前の不正を今急に告白するっていうのは、

おそらく、ばれそうだまずいって事態が発生したからなんでしょ。

見え見えだよ。

いい大人が。偉い人が。

情けない。

ひどい

ひどい。

何がひどいって花粉症。

今年は花粉が少ないと聞いておったし

何やら暖冬でいつもと違う天候が続いて

この分じゃ楽勝、と思っておった。

実際、一週間前くらいまで

なるほど今年は過ごしやすい

などと思って迂闊だった。


どうしたことかここ数日、

だんだんひどいことになっておる。

毎年一日だけ、どうしても鼻詰まりで朝まで眠れない夜があるんだが

今年はもう4日くらい記録した。

完全徹夜を完徹、完全黙秘を完黙、などと称するが

これはまったくもう完詰である。

完全に鼻が詰まって窒息しそうだ。

だが、読めん。

かんきつか。変だ。どうも変。

かんづまり。

もうね、鼻で息を吸うことはもちろんだが、

鼻から吐こうとしても、いや、吐こうとしなくってもつい

呼吸というものをしていると人間はつい鼻の方面へ空気を送ってしまうんだな、

そうするとキーンとあれ、あのプールの中で宙返りをした時の耳詰まり

っていうんだかあれ、あれになるんですわ。

耳も詰まる。


あー深呼吸がしたい。

とわざと口にしてみる。

星野仙ちゃんのコマーシャルで確かそんなことを。

など思い浮かべつつ。

発音としては、あ゛~じん゛ごぎゅう゛がじだい゛、である。

しかし現実は、深呼吸なんぞどうでもよいわい。


いや、したいですよ、もちろん。深呼吸。

でも今はそんな贅沢よりちょこっとでも、どっちか片側だけでも

鼻の穴から空気を、漏らす程度でいいから排出したい。


本日は朝から目がシカシカチカチカムズムズと激しい異常を訴え、

頭痛もガンガンとこだまし始める始末。

飲み物は飲めぬが、食べ物だって大そう食べづらい。

時間がかかることこの上なし。

味もせん。

なのにどういうことか、妙に食べたくなるんだな、これが。

涙を流しながら、味のしない飯を時間をかけて黙々と

口に押し込む。一時間で二杯ばかりを食らう。


何をやっておることか。


本を読むと姿勢のせいか、つまり顔をやや下向きにするせいか

鼻詰まりはますます激しくなることに気づく。参ったね。


しかし眠れんので、洟をたらしながら目をこすり

ろくでもないことをして夜を過ごすのであった。

作業部会

あの、どうも気になるんだが、

「作業部会」ってどういう語源だ。

どういう意味だ。

北朝鮮関係以外の事柄でついぞ聞いたことがないんだが

北朝鮮がやってるんじゃなくって、

日本やアメリカや韓国や、あの六つの国がみんなやってるらしい。


何でそんな言葉だ。

意味がわからん。

いつもお世話になっております。

いつもお世話になっております。

誰だかわかりますか。


って、昔、電話でそういうことを言う奴は不届きだと

友人と話しておったんだが、

これが面と向かってとなると、面食らうったらありゃしない。


いいですか。

電話で名乗らずに「誰だかわかる?」なんて

よっぽど気の置けない間柄だったらそんなことわざわざ言うまでもないから、

そうでない訳でしょ。多くの場合、

相手が自分のことをわからなかったら焦ったり困ったりするのを前提としてるってことで

「わかんなかったあ?」などと相手を笑う結果になる。

人を笑い者にしたいのか。

だいたい、あんたの声がすぐわからなかったところで別に笑えん。

わかったところでだから何だというのだ。

友情なり親近感なりが深まるのか。

そんなことで深めるな。

そういうふざけた電話をかけてくる奴は、その場でがちゃんと電話を切ってやるぞ。

とわたくしは思っている。


それが、ですよ。

電話でなくって面と向かって、だ。

何の目的があるのだ。

わたくしは(当然、誰だかわからなかった)非常に焦ったぞ。

誰だこいつ。何者だ。忘れてはまずい相手なのか。


と、わたくしは本日焦ったのであります。

しかも相手はだな、「いつもお世話になっております」とまず言った。

会社勤めの長かった身は、ついそのまま「こちらこそお世話になっております」と

条件反射で言ってしまうじゃないか。

そしたら相手は不敵な笑みを浮かべながら、

「誰だかわかります?」

ときたもんだ。

おお、実は過去にわたくしに深い恨みを抱いている相手なのではないか、

それだったらこの挨拶のしかたは正当で、恥知らずなわたくしが一方的に笑い者になって当然。

うろたえる無様な姿をほくそ笑んで眺めつつ、ぐさりと過去の重い出来事を一言いって

青ざめるわたくしにさらに何か致命的な言葉を浴びせ、大笑いでもすればいい。

わたくしはさながら、テレビドラマや三文小説の悪役そのもの。


などとあらぬことを考え手に汗を握ったが、もとよりそのような恨みを買った記憶は皆無。

一体何者だ。

早く名乗れ。


それがねえ、機会があって以前人形劇を見た時の、お化けの役をやってた人なんだって。


「いつもお世話になっております」って、わたしにどうしろというのだ。

「誰だかわかりますか」って、人形だったら見覚えもあるけど、

隠れて人形使ってた人に見覚えがある筈がないじゃんか。

一体わたくしに何を求めているのか。


こういう挨拶は、どちら様も是非おやめください。

いまどきの高校生

深夜にNHK教育テレビを見てしまったんだが、

余弦定理と接弦定理を使ってA地点からB地点までの距離を出したり

三角錐の体積を出したりしておって、

おお、こういうのこういうの。サボったんだよな、高校時代。

ふうむ、こんなことをやっておったのか。知らんかった。

どうもこの、まどろっこしいよな、数学というやつは。

など、珍しいものを見るように見ておった。


そこでね、

現役高校生と見受けられる優等生っぽい男女が出てきて

チョークで黒板に数式を書いて答えを出したりするのだ。

その男の子がね、

当然真面目で爽やか、笑顔の似合うテレビ向けの優等生である訳なんだが、

銀色のネックレスをしてるんですわ。


うーん、これって何かなあ、NHK。

目論見は何かなあ。

わが局だって時代にきちっと乗ってるしおしゃれなんだと誇示したかったのか、

素敵な男子生徒を出演させればそれに惹かれてつい数学講座を聞いちゃう

女子高生が増えると思ったのか、

たまたま彼が宗教上の理由もしくは肩こり等により、ネックレスを外さなかったのか。


黒板に向かってチョークで書き込みながら、

「サイン60°は2分のルート3だから、」などつぶやく男子高校生に

きらきらネックレスはいらんと思うんだがなあ。

いや、いかに現代でもね。いらんと思うぞ。

今日見たテレビ

鑑定団って番組があって、骨董品なんかの鑑定をして値段を当てたりするんだが、

ここにはいろんなコレクターが登場する。

この番組でなくっても、世間には様々なコレクターがいる不思議は

テレビを見ていると鄙に住むわたくしにもよく伝わるのである。


トイレットペーパーの包装紙を集める人なんざ序の口、

様々なペットボトルを集めている人は、リサイクルしてフリースジャンバー作って

商売することをついお勧めしたくなっちゃうほど、倉庫建てて収納してたり、

石を集めるのは当然もう立派に市民権を得たコレクターだし、

螺旋のコレクターは案外に多いし、

紙屑コレクターもいりゃ、ワードプロセッサーを集めている人もいる。

イメルダ夫人は靴を集めておったし、株券を集めておる人もいるわなあ。


ということなんだが、本日の鑑定団でわたくしは感動した。

「煉瓦」コレクターだ。

脱帽だ。

煉瓦ときたか。うーむ。

なるほどなあ。

深い。


その後ニュース番組で、本日の国会の様子を映し出していて、

亀井静香氏が、地獄の底から怨嗟の呻きを上げるかの如く、

「そおりぃ~……。あなたはわかっているはずだぁ……」

と低音で唸っているのに大爆笑して

欠伸してとっとと風呂に入って寝るのであった。

毎日更新しないでもよし、と思い立ったら案の定、すっかり途絶えがちである。


人と激しい口論をしたのだが、まあ和解したのち

その発言内容は不審であると思う点があったので問うたところ、

いい歳こいて相手は、

あの時はかっとなって口からでまかせを言ったと述べた。

あのさあ、わたくしは根っから真面目なんだ。

喧嘩だろうが、4月1日だろうが、嘘を自覚して言ったりはせんぞ。


真剣だったのになあ。

がっかりだ。

言葉

大臣の失言について取り沙汰されておるが、

あげ足とりとか、言葉尻を捉えて云々とかいうのは、間違いだ。

ああ絶対間違いだ。


畏れ多くも言葉というものは、

人の気持ちを他人に伝える手段であって、

その他さまざまな手段の中にあって圧倒的に主流である。

何年も人間やっておって、言葉を使って誤解されたなど

受け取った側に問題がないのであれば、まずあり得ない。

よく人々がそのように「誤解されちゃった」などと甘ったれたことを言っておるが、

相手が多数の場合は「誤解」ではないから、肝に銘じてほしい。


だってさあ、

「あそこの八百屋で売ってる苺っておいしくって有名だよね」

って言おうとして、万一

「あそこの魚屋で売ってる鍋って気持ち悪くって有名だよね」

と言ってしまったとしても、

それはちょっとした間違いであって、

彼の人が言いたいことが先のものであったとわかれば

おおよくいろいろ間違えたもんだ、とは思ってはみても、

彼の言いたかったことがらの本質を全く損なって受け止めたとは考えないだろう。

だけど実は彼が

「俺はバナナを売ってずい分金を儲けたんだよね」

ということを言いたかったと知れば、驚愕するでしょ。


何年も人間をやっておって、母国語の使い方が悪くて自分は誤解された

などと言う人間はもってのほかだ。

人としてコミュニケーションをとる能力が著しく低い、

人間として生活していくのに差し障りがある人物だと言わざるを得ない。


だって、大臣先生の言ったことは、

「女性は産む機械」

「その装置の頭数が決まっているのでがんばってもらうしかない」

「ふたり以上の子供を持ちたいという健全な若者」

「女性に産んでもらう」

というようなところなんだが、ここには一貫性があって

彼の思想がわかりやすく現れているでしょう。

とにかく子供をたくさん産んで欲しいんだな、そのためにがんばろうとしてるのは

まあわかるとしても、女の人が産みやすいようにしたいという部分が

実はいかんのだと気づかんのだろうか。

産むのは女だけじゃないんだよ、

そのために男だってやらなきゃいけないことがあるし、

国とか社会がやらなきゃいけないこともある。

って部分を心から納得して把握してないね。

子供を産むのは女、って生物学的な発想を大きく掲げてるようでは

やっぱり少子化対策の担当には相応しくないだろう。


だいたいね、このおっちゃんが憐れに見えるのは、

子供をどんどん増やさなきゃいかんのだ、と思ってはいるものの、

それは何故なのかという部分をきちんと把握していないところなんだよね。

必ずしも子供をどんどん増やさなくてもいいという意見が世間にはあって、

そういう意見を吟味してないね。

こういう意見もある、こういう考え方もある、

でもそれでもこうこうこういう理由で、子供を増やさなくてはいけない、

という芯の通った自説がないもんだから

「俺は、みんなに子供を産んでほしいんだよー。

みんなが産まないなんて言ったら困っちゃうし。

そのためにがんばってるんじゃんかーっ」

と怒ってしまうんである。

馬鹿だと思う。