babelogue …わたくしの常識は世間でも常識なのだろうか -2ページ目

霊験

足の裏が何か調子悪く感じ、

よくよく見ると棘が刺さっていた。


ま、そんなこともある。


えらい苦労して抜いた。

予想に反して無茶苦茶痛かった。

が、何とか抜いた。


ま、そんなこともあるだろう。


何時間か経って、ふと気づく。

足の裏に異変を感じた直前わたくしは、

煎餅を食ろうておったのだ。


その煎餅がな、人にいただいたもので、

巣鴨、とげぬき地蔵せんべい

であったんだな、これが。

地蔵の絵がかいてあった。

市議会議員選挙

市議会議員選挙があるのだが、

ここに越して来て年数も浅く、何のことだかよくわからぬ。

たれか「市役所職員の対応の悪さを改めます」などと公約する者はおらぬか、

おったらば是が非ともわたくしの一票をば投ぜん

とは思ってみるものの、そのような公約はいっかな聞かない。


アパートの前に広大に広がる田んぼで車を停め、演説を始めるご婦人。

田んぼだから誰もいないと思ったら大間違い、

田んぼに面するアパート、住宅、マンションの数はなかなかに多く、

田んぼでの音は非常に響く。

良い場所に目をつけた方もいるもんだと感心し、少々うるさいんだが

そのご婦人の演説をば拝聴する。

拝聴しかけたんだが、何年か前に市内の山奥に憩の家だかを作って、

この本当に暑い夏にも本当に大勢の人が訪れ自然を本当に満喫、

本当に素晴らしい市民の憩の場で本当に多くの方に本当に喜ばれ、

って、やたら「本当に」を連呼するし憩の家のことしか言わないもんだから、

この人のほかの行動はみんな嘘に決まっておると判断し、拝聴を中止。


次に「××みのる」という候補者の名を連呼する宣伝カーが来る。

中年女性が絶叫しておるんだが、どう聞いても「××ミドル」って

外国人の名前に聞こえるイントネーションである。

この中年女性は絶好調で、

「ぜひともみなさん、明日の投票日には、

××みのる、××みのる、と墨痕鮮やかに、お書きくださいますよう

お願い申し上げます」って言うんだがわたくしは、

「ボッコン」? って一瞬止まってしまった。すぐにはわからんかった。

だって投票に墨使わないもんね。

びっくりした。あれ、選挙の常套句なんですかね。

わたくしは初めて聞いた。

まあ、あまり熱心に選挙カーの言うことを聞いた経験はないのだけれど。


という次第で、よくわからぬままボッコンを残しに出かけた。

みなさん、ボッコンだのよろしくだのしか言わんので、何をしてくれる人だかわからん。

言ったかと思えば、本当に憩の家、だ。

憩の家が何だというの。

困った。


困ったので、立候補者一覧の前にたたずんで、

いやあ田舎だなあと思ったのは40代が3人くらいいて30代がゼロという年齢層。

唯一20代の若者がいて、このような田舎では

入れてもらえないだろうな入ってもいじめられるだろうながんばってくれ

と思ってボッコン。


そういえば今日は静かである。

さっきから「ご不要なCDラジカセ、コンピュータ、バイク、何でも引き取ります」

の車が巡回していて、そのスピーカーから聞こえる音響の穏やかなことよ。

選挙カーって何であんなにうるさいんだろ、など思っておったら、

「その他ご不要となりました家電製品、何でもご相談を承ります」と

言いつつ過ぎて行く声の後ろで、ズッチャドンドコとラップ音楽が流れていた。

どういう回収屋だ。

夏の終わり

さぼり続けている。


人々の手本となるような「夏バテ」をしておった。

眠れない、食欲なし、思考停止、頭痛、目眩、耳鳴りやら何やらで

「酸素不足なんだよね。暑い日に金魚が水面に口出してパクパクやってる、

あれと同じだね」

と人に説明した。ら、

「疲れるね」

と言われた。


きっとパクパクしてる金魚を一生懸命想像してくださったのだろう。


ところが昨日、奇跡のように気温が下がり、ああ快適快適。

今日になってまた日射しが強くなったが、わたくしにはやっぱり

今までよりはよほど涼しく感じられる。

うん、いい感じだ。

そうしたらさあ、現金なことに夜半には秋系の虫が鳴いている。


そのなかを稲光と遠い雷鳴が届く深夜である。

いい感じ、いい感じ。


やはり夏は苦手だ。早く終わってくれ。

総理大臣

さっき古館伊知郎のニュース番組で安倍晋三が出てきて

まああなた、いらいらする受け答えばかり、何を言っておるかねこの人は。


でもそれよりもわたくし、興味深かったのが、

安倍氏は見るからに古館氏やコメンテーターの発言や質問に対して カッカしていて

怒りを抑えようとしてうまくいかないのが見え見えである。


これってこないだテレビで小沢さんと対談してた時もそうだった。

小沢氏はいつもの通り表情を変えずにのらりくらりとやっていたのだが

安倍氏は興奮気味。それを表に出さないようにして失敗している。

出しゃいいじゃん。

それをだね、本日は「まあ古館さん、熱くならないで」などと相手を諌めるんだが、

どう見たって古館氏は冷静、熱くなってるのはあんただ。

「熱くならないで」などと相手を挑発する発言自体が熱くなっている証左。


だからねえ、熱いところを見せりゃいいじゃん。

とわたくしは思った。

小泉さんだったらあっさり見せるぞ。

馬鹿みたいに見えるのは承知で、理不尽でも怒ってみせたりするぞ。

それができんのならもっと我慢しろよ。

あんたの部下は我慢に我慢を重ねて内容のない答弁を馬鹿のひとつ覚えのように繰り返し

ついに自殺するくらいストレス溜めたんだけど、あんたは我慢ができんのだねえ。


何なんだ、この人は。

取り繕うばかりの人格である気がしてきた。

中日がんばれ。横浜でもいいけど。

タレント、俳優、歌い手、意味なく大騒ぎをする輩、

身分は不明だが踊っておる者、などがテレビに続々と登場するのだが、

わたくしはこれがどうも、わりかとどれも同じに見えてしまうのよね。

よくわからぬ。


それよりもスポーツ選手のほうにどうも気が向いてしまうのだね。

同じ人物を時々テレビでお見かけしていくうちに、

いやあ、この人は苦労人だろう。だとか、

真面目で世間知らず。だとか、

図に乗ってんな、いけ好かん。などと

勝手に決めつけている。


そんでわたしはあれだな。まーくんが好きだな。

とこの頃は思う。

育ちがいい。

育ちと言っても長嶋一茂だの松岡修造だのの育ちの良さとはまた違って、

健全な家庭で育ったに違いない、でも苦労人でもある。という感じだね。

責任感を気負うことなく淡々と持ち続けるタイプ。

こういうのは強い。

同級生の、おばさんに騒がれてる兄ちゃんとはだいぶ違うぞと、

ノムさんみたいに思ったりする。

スポーツをするには完全な正統派の精神の持ち主、

これが簡単そうでなかなか余人の真似できないところだと考察する。

ドラフトで楽天に決まった時厭な顔ひとつしなかった理由が

近頃になってよくわかるような気がするのだよ。

ふむふむ。


同じような正統派の精神の持ち主といえば松井秀喜だな。

ただこの人の場合は、家庭で育まれたというより

野球ですごく苦労して培ったものだと思う。

たぶんね、すごく野球ができるからすごく苦労してる。

甲子園でずっと敬遠されて負けちゃったでしょ。

あれだけでも高校生は悔しいしやりきれんと思うのだが、

これまた世間が大騒ぎしたでしょ。やだよね、高校生にしてみれば。

子供の頃から多かれ少なかれああいうことを背負い続けてきた苦労人だと思う。


それからまた全く違うタイプだけど最近はダルビッシュが気になる。

あの人は食えんというか、表に出さない部分がいっぱいあるというか、

そんでもって開き直ってるというか、

いいね。


しかしまた今年は、野球のテレビ放映が減ったねえ。

まあどうせやってても巨人ばっかなんだが。

巨人が優勝するのはやっぱりやだなあ。


など、ひとりごちるのであった。

Have you ever been experienced?

CDの調子が悪くてそれは機械が悪いんだか盤が悪いんだかわからんのだが、

忌野清志郎が永遠にイマジンの替え歌を繰り返すのだ。

だいたいビートルズだのジョンレノンだのを長時間は聞いていられない体質なのでわたくしは、

それが忌野清志郎だろうがイマジンが永遠に繰り返されてはやりきれん。


で、業を煮やしてこんなもんは機械から盤をば取り去って忘れてしまおうそういえば

夏だなあと思ってジミヘンドリクスを聞いてみたのだが

今度はあまりに「I don't live today」を繰り返されてこれがどうもこの

精神状態の気に障って「今日死ね」と繰り返されているような心持ちとなり、

あかん。だめである。全然あかん。

ジミヘンに侮られるとは思わなかった。


飛ばして次の曲を聞いてみようとしたら

「Have you ever been experienced?」と尋ねられてしまって、

ああそりゃもうこんな目に遭ったことは今までありませんでございましたよ。へい。

死んだ大臣

またまたさぼっておるな、うん。


農林水産大臣が自殺したことで世間が騒いでいるのを

夜分に知って、テレビを見てるんだが何だかなあ。

疑惑の最中に大臣が自殺しちゃいかんだろう。

もっと怒ってる人が出てきてもいいと思うんだが、

泣いてるおばさん。

死を以て購うというところは彼も侍だった、

と言ってる頓珍漢。


大臣は公人として国民のために行動すべき最たる人なので、

黙ったまま死んだ大臣の死になんて何の価値もない。

仕事以外のことで悩んでおられてですね、それで死んだのならともかく。

大臣職のことで責め苦を負っていたのなら、

それでどうしてもやりきれなかったら、辞職してくれ。

現職のまま、闇を抱えて死ぬなんて迷惑千万。

すごく迷惑。


わたくしは腹が立っただよ。


笹川良一の息子が、

首相の、辞任させなかった責任

について述べていて正論だと思いました。

でも男なら、いや女でもだけどね、自分できっちり辞めればいい。


こんな迷惑千万な人物を大臣にした首相なり党なりも責任大。

悪いことをしていそうな話題を振り撒いて黙って死ぬなんて、

国民は怒る。

国民であるわたくしは怒っている。


みなさん、「ご冥福をお祈りします」とごにょごにょ言っておって、

そんなもんにご冥福は祈れんと怒る人がいないので

わたくしは歯がゆく感じております。

まったくもって遺憾

腹がたつ。

腹がたつというより、いらいらするというか、

情けないというんだか、

人生を悲しく思う。


というのは、近所の生活協同組合、すなわち生協、コープ、

なんだがそこに買い物に行った。

食用油のとても大きなボトルに入ったのが山のように積み上げられていて、

いかにも安売りだ。

あんなに大きなボトルに入ってるんだからずい分お得なんだろうと思う。

買い求めたいと思う。


しかしどこにも値段の表示がない。

山積みのぐるりを回って見ても値段の表示はなし。

ひとつひとつに値札が貼ってあるのでもなし。

高かったら意味ないよね、こんな大量の油。

安いに相違なかろうとふんだからこそ買いたいのである。


しかし値段がわからん。

買うのはよそうかと思う。

でも、気になりますでしょ、こういうの。

迷ったんだが、カウンターが近くにあるので

そこにいる若い女店員にあそこにある油は売り物かと問うと

そうだと答える。そこで値を問うてみる。


そしたら今時の若い姉ちゃんときたらまるでやる気なさそうに、

隣りにいた同僚に「えー、あれの値段だってー」などと

笑いながらこそこそ言っておる。

油を売っている場合ではない。いや、油を売ってくれ。

我ながら訳わからんなと内心思いつつ、しかしいらいらする。

客がものを問うておるのだぞ。


件の女店員は上目遣いで「買いたいんですか」などとぬかしやがる。

「はい」ときっぱりわたくしは答える。

「どちらで買いたいんですか」

ときたもんだ。


この店に並べてあって値段を聞いて買いたいと言っておるのだぞ。

誰がこの店以外で買いたいと言うというのか。


「この店で売っていないんですか」

「売っています」

「じゃあここで買いたいから、値段を教えてください」

というやりとりをするとこの女店員はちょっと嫌そうな顔をしやがって

ノートをちょこっとめくったり、奥へ行ってまた戻ってきたり、電話をかけたりして、

「わかるまでに一時間くらいかかりますがよろしいですか」

と言う。


くっそー、頭にくる。

と、いうところで目が覚めた。

夢であった。


馬鹿馬鹿しい。


むちゃくちゃリアルであり、非常に厭な、ちっぽけな、くだらん夢である。

このような夢を見ている自分に対して

腹がたつこと甚だしい。っていうか、

えらい脱力感で、もう人生厭になっちゃうね。

すっかりさぼっている

4月から生活が変わって、すっかりさぼりました。


さぼっているといえば、

わたくしにはそれは大事にしている本があって

それをまだ読んでいない。


ってことで、少し読み始めた。


何で大事にしているのかと言えば、

長く欲しかったんだが高くて手が出ない。

とても買えない。

何年も手が出なかった。

が、ある頃、ああ買えるかもしれん。

買えるぞわたくしにも。

って、買った大事の本なのである。

高崎 宗司
浅川巧全集
『浅川巧全集』なんですがね、25200円。
で、どうしてまだ読んでいなかったかと言えば、
あまりに長くに恋焦がれて、やっと手に入れたら
それで満足してしまったというか、
大事な本だと思うとおいそれと手が出なかったというか、
重くて気軽に開いて読めなかったという事実もあるし、
まあさぼっちゃうんだな、人間というものは。

それでこの25200円なんだが、

今見ると、

わたくしにはとてもとても買えん値段である。

何で買えたのか。


摩訶不思議。

能登で地震が

3階建てのアパートの3階に住んでおるのだが、

ぐらっぐら、ぐらんぐらーん、ぐらーんと大そう揺れて、

こりゃ長い。どこだろう。

と思ってテレビをつけた。

地震だったらNHKだろ、と思ったんだが

NHK日曜討論をやっておって面白くないどころか

見ていると腹の立ってくるような面々が並んでいた。それが、

突如気持ちのよいほどにすぱっと消えて地震情報。

震源は能登のほう。


地図を見るとざっと400kmくらいは離れているんだが、

なんであんなに揺れるんだろう。

おかしい。

もちろんわたくしの住む地の震度など発表されず、

きっと震度1にもならなかったはず。

おかしい。

震度1の揺れじゃない。震度3だね、ありゃ。


その日外で会った人に地震の件について聞いてみたところ、

「えーっ、わかったの? 揺れた? 感じた?」

と、誰もがちっとも気づかなかったと言う。

おかしい。


実は2年くらい前だかに、隣の隣の県で震度4くらいの地震があった時、

そしてここの市は震度1で、多くの人が地震に「気づかなかった」と言っていた時、

うちのアパートひどかったんですわ。

外廊下の天井のモルタルが落ちる、外壁にひびが入る、ステンレスの柵が取れる、

階段にひびが入ってタイルが取れる、駐車場に段差ができるって騒ぎ。

絶対に耐震強度が偽装されてるね。

と確信しておった。


しかし今回の能登の地震。

あまりに遠い。

確かにアパートはちゃちなつくりだ、偽装建築かもしれん。が、

それにしてもあの揺れ。

何か振動を拾っているとしか思えない。

建物というより、ここの地面が。

地震に関係のある何かの線上なんじゃないか。

活断層というものは、ここではないらしいから、

もっと別の、何とかプレートの境とか、何か。わからんが。

実は未だ解明されていない、地震の線みたいな。


昔さ、東京の都心にいた知人が、阪神大震災の朝に

寝ていたところ揺れで起きてしまって、

あー、大きいなあ、遠くだなあ、長いなあ、とわかった

って言ってたんだよね。

東京近辺の人ならわかると思うんだけど、

まずあり得ないでしょ。あの地震を東京で感じたって。

それをわたしは今アパートで実体験してるんじゃないだろうか。


うーむ。恐るべし鯰。