本の上巻だけを買って下巻を買わないというのは、マナーとして許されるのだろうか。
論理的に考えたら、下巻を上巻と同時に買わないほうが得である。
上巻がつまらなくて、下巻にまでいきつかなくて放り投げてしまった場合、お金を節約することになる。
でも、俺はこれまでの一生で、本の上巻だけを買ったということはない。
生理的にできないのである。
感覚としては、大便をした後、お尻をトイレットペーパーで拭かない、というのに近い。
でもこのごろ、電子書籍を買い出してから、このことについて抵抗感が薄れてきたようだ。
実体を持たない電子書籍なら、購入パターンがぎっちょになっても問題がないように思える。
今「人類資金」というのをアイパッド読んでいるんだが、これは五分冊になっているのを一冊ずつ買った。同じ作者の「オペレーションローズダスト」というのがつまらなかったので、慎重になったわけだよ。「人類資金」はまーそこそこおもしろいので、ラストまでたどり着けそうだ。
そのうち、電子書籍で本の上巻だけを買ってみよう。
(考えたら、なんで電子書籍で上下にわける必要があるのかなー。紙の本は分厚すぎると困るという理由で上下にわける必然性があるんだけど。)