張 康明(チャン ガンミョン)の「韓国が嫌いで」を読み始めた。
映画にもなったようだが、田舎の貧しい28歳銀行員ケナが、韓国での未来に希望が持てなくて、ニュージーランドに移住しようと出発する。
(この発想が凄い!)
*普通の日本人だったら、田舎を捨てても外国までは行かないで、せいぜい都会だよね。
オーストラリアの税関でドキドキするも、大きな移住鞄を指して「キムチ? ノー、キムチ?」と、聞かれただけと言うところには、笑えた
ケナの理想は、50歳でリタイアして、10年のんびり生活したら60歳で死ぬんだって。
45歳リタイアなら、まだ美しさの残る55歳で死ぬのもありなんだって。
(韓国の人の〝美〟への拘り方は、もはや異常の域ですね)
しかし、こんな思想は、若い時期に持つものだよね。
1975年生まれのチャンガンミョンさんが、こんな発想ができるのに驚いた。
作家さんは、やはり感性が勝負なんですね。