フィギュアスケートのGPシリーズNHK杯を、観た。
男子は1位と3位を、女子は何と1位2位3位を全て日本選手が取った。
何とも、快挙である。
ここまでの血のにじむ努力に敬意を表し、心から、おめでとうを言いたい。
特に1位を取って当然と期待されている鍵山優真選手と坂本花織選手のプレッシャーと安心感は、どんなにかと想像できる。
しかし、国際大会で世界中に英訳されるインタビューで、言ってはいけない言葉はある。
「負けてくれて、ありがとう」と、坂本選手は最後に言ってしまった。
英訳は「 THANK YOU 」だけでホッとした。
誰に対して言ったのか? 仲の良い2位の千葉百音選手に、ジョークのつもりだったのか?
しかし、大会に参加した選手にとっては、聞いて嬉しい言葉ではない。
中にはホームクッキング(地元選手は、優遇される)と、悔しがっている外国選手もいるかもしれないのだ。
世界女王は、何事も(特に公の席で)気楽に話してはいけないのだよ、坂本さん。