タイトルの映画には気が付いたが、見には行けてない。
草笛光子さんは好きだし、脚本の三谷幸喜さんも同様だが、何せ時間がなかった。
三谷さんが「もっと面白いエピソードは一杯あったが、削らねばならなかったのが残念であった」と言っていた。
ならば、原作を読めば全部入っているではないかと、本を借りてきた。
「90歳。何がめでたい」の他に「90歳。何がめでたい 増補版」もあった。
迷わず「90歳。何がめでたい 増補版」にしたのは、新たなエピソードが加えられている方が、たくさん読めると思ったからである。
しかし、私が期待したほどには、面白くなかった。
エッセイ風な原書を、三谷さん独特のエスプリで面白く脚色した映画の方が、面白度が上がったのでしょうか?
しかし、「90歳。何がめでたい」は700万部売れたベストセラーである。
映画「90歳。何がめでたい」は、興行収入10億円である。
ここで初めて、「90歳。何がめでたい」と「90歳。何がめでたい 増補版」は、全く別物かもと思い付いた。
美味しい所は「90歳。何がめでたい」に全部こめられ、「90歳。何がめでたい 増補版」は、出がらしの二番煎じだったのかもと。
しかし、末尾の「1問1答」もなかなかに面白そうなので、まあ「90歳。何がめでたい 増補版」を、さっさと読んでみよう。
(90歳向けなのか、活字が大きいので早く読めそうである)