孫たちの成人式と卒業式の前撮りを、今のうちにしておくと言う。
娘は草履だの半襟だのと、大騒ぎして準備してきた。
写真館に行くと、家族写真や姉孫の袴写真など、もう半分は終わっていた。
その後は、妹孫の成人式振袖の撮影である。
写真館で借りる小物やポーズが、姉孫の時とそっくり同じで笑ってしまった。
チェーン店とは、こんなものかもしれない。
膨大な写真から、一枚一枚丁寧に選択していく過程で、私は疲れて一足先に帰る。
靴箱前に、ポスターが貼ってあった。
え、こんなにするの
孫たちの振袖・袴・バッグ・草履・髪飾り等は全て自前なので、今日はヘアメイクと着付けだけの出費である。
(撮影券は、私からのプレゼント)
妹は姉の装いをそっく借りていて、ヘアスタイル(少し変えたので、髪飾りを少々足した)や帯結び(同じく、飾り紐は持参の物から選ぶ)だけ変えていたが、姉妹でも雰囲気は当たり前だが違っていた。
同僚の娘さんが、レンタルに十数万円支払ったのは妥当な価格であったのだと分かった。
髪飾りが買い取りだったり、着物のランクを上げれば、いくらでも高額になる。
同僚は、着物をしまっておくタンスや管理などを考えれば、レンタルが合理的と思ったのだろう。
分かるが、、、、でも、レンタル代金って、高額過ぎない?