台風で新幹線が混む前にと、慌ただしく娘家族は帰京していった。
カバーなどはがした寝具を、窓からかけて干す。
熱射と熱風を避けるべく、ブラインドは下げておく。
午後から、長女孫が長男孫の習字の指導に来てくれるからね。
しかし、夫は熱が隙間から室内に流れ込んでくるのから窓は密閉しろと言う。
洗濯したカバーを掛けられるように、私は干したいのだと主張すると、後で夫が干してやるからよせと言う。
後って? いつよ?
〝秋に〟と答える夫に、もう構ってはいられない。
1回目洗濯のカバーは乾いたが、布団干しがされていないので、掛けられないままである。
2回目洗濯はまだ十分には乾いていないが、エアコンを頼りに室内に広げ、真夜中に3回目洗濯のシーツを軒に干す。