職場で、たくさんの資格を持っている人がいた。
どうしてそんなに資格をたくさん取ったのか、聞いてみた。
最初の職場で必要な資格を、強制的に取ることになったのが初めらしい。
次に、これも役に立つかもと興味を持った資格を次々と取ってみた。
(きっと、元々の頭も良かったし、若いうちはさらに有利だったのでしょう)
それから時がたち、お金を稼ぐ必要に迫られた。
少しでも沢山稼ぎたい。
稼ぐには福祉の分野が良いと考え、いろいろな資格を取りつつwワークで頑張ったと言う。
そのお陰か、今はゆとりをもって働いてみえるようである。
これを聞いた私は、何か資格試験に挑戦してみようかと考えてしまった。
後期高齢者なのに、である。
このポンコツ頭で、どんな試験なら合格できるというのだ。
まかり間違って合格したとしても、その資格を活かす場は得られるのか。
全く分かりません!
通常であれば経営者は「何好き好んで高齢者を選ばなきゃならんのか?」である。
医師免許とか、弁護士資格とか、看護師免許とかであれば、老齢であっても贅沢さえ言わなければ、必要としてくれる場は必ずと言って良いほどあるだろう。
夫に「どうだ?」と言われた資格の本を借りてきた。
「最短合格シリーズ 6か月で」という本である。
毎年11月試験日で今からギリ6か月はあるが、受験料は万金(1万円を超す)。
おまけに、合格率は10%ぽっちです。
ドブにお金を捨てるか、判断は夏までにしなければならない。
実は、過去に日本語教師の試験を目指していたことがあった。
高い参考書代に高い試験料を払って、なかなか高度な問題に取り組んでいたが、急遽他の資格を取らねばならないこととなった。
そちらの資格は無事に取れたのだが、二股掛けられるほど器用でもなく、日本語教師の勉強は殆どできなかった。
受験料を無駄にするのももったいなくて、自信のないまま受験した。
ハイ、当然不合格でした。
そんな甘いもんじゃないんですよ。トホホ。