私は「婦人公論」が好きで、コミュニティセンターで毎月読んでいる。
最新号に、上沼恵美子さんが載っていた。
表紙に69歳になった上沼さんが、綺麗に撮れていた。
「こんなに綺麗に撮ってくれて嬉しい」と、彼女は素直に感謝している。
これは、60歳になってから毎晩2000円のパックを欠かさなかったという成果ではなかろうか?(お値段も、根気も、おいそれとは真似られないが)
まあ可愛らしい上沼さんではあるが、テレビ界には実はものすごい美人が履いて捨てるほどいるのだ。
本人も充分に認識しての、その上の努力である。
でも、決して無駄ではなかったと思う。
いえ、飛び切りの美人になったという事ではなく、その一生懸命さの気持ちが可愛いのである。
それがなかったら、弁護士を祖父に持つ敏腕プロデューサー上沼氏が、高校中退の彼女と結婚するわけがなかろう。
20歳の海原千里さんは、息を吸うも吐くも出来ないほど恋焦がれて、22歳で双方の大反対を受けながら結婚するんですよ。
自分にぞっこんの妻に、上沼氏はあれこれ要求し放題だったようです。
熟年になり、恵美子さんは離婚を切り出すと上沼氏は激怒するわけ。
(え?これ幸いと巨額の資産を山分けして、若い美人妻と再婚しないの?)
この時、私たちが考えたのは「恵美子さん、何で離婚しなきゃいけないの?」でした。
貴女が稼いだ資産を、半分持っていかれるじゃないの。
いかに関西TV取締役だって、所詮サラリーマンよ。
貴女の稼ぎの足元にも及ばないのよ。
ほっておいて好きにさせて、言い方は悪いけど飼い殺しでいいじゃない?
離婚したいくらい愛情はないんでしょ。
でも、彼女は考えたのです。
上沼氏は、20歳の私が大好きだった大事な人なんだと。
絶対に自分から来るとは言い出さない夫に「鍋、食べにくる?」と、時々声掛けする優しい恵美子さんだから、大勢の人から愛されたんだなあと思い至りました。
上沼氏にとっても、自分に惚れぬいてくれた女として大事な人だったのでしょうか?
双方ともに、生涯の人だったという事なのでしょうか。
通常なら、、、、、なんですけどね。