友人が認知症 | baabapapa2のブログ

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田舎の老夫婦の年金生活です。

永年の後輩友人が認知症になった。

まだ、70代になったばかりである。

 

40代で体を壊し歩行が不自由となったが、頑張って働いていた。

50代には筋力が衰えたのか、周りに迷惑をかけるからと早期退職した。

近くの兄弟家族と別荘にいったり友人と趣味の教室に通ったりと、のんびりリタイア生活を楽しんでいた。

そのうち歩行はますます難しくなり、昨年内臓のOPをした後は車椅子となった。

トイレも自力で行けなくなり、彼女はリハビリ付きの施設に入所した。

 

ホンの数か月で、仲間につじつまの合わない☎が来た。

「食事に毒が入っている。殺される」

「今バスで〇〇に着いた。(車いすでは乗れない)迎えに来て家まで連れて行って。」

 

面会するには御身内の了解がいるが、果たして会って意思の疎通はできるのだろうか。

 

明治生まれの看護師だった亡き姑には、親友の独身先輩がいた。

ある年、賀状が届かず、探して引き取り先の姪の家を訪ねた。

彼女には姑が分からず、言葉もなくしていた。

姑は見舞金を布団の下に置くと、2度と会わなかった。

姑の心の中では、彼女は死んだのであった。

 

後輩は、もう人生を閉じてしまったのだろうか。