今まで食べたことのある食物を指して「食歴」と言うらしい。
なんでも、幼少期に食べていれば、大人になっても抵抗なく食べられるものだという。
反対に食べていないものは、苦手意識を持つという。
私は東南アジアに行った時に、ココナツミルクが駄目だった。
あの匂いが鼻につくのである。
「慣れれば、美味しいよ。」という人もいるが、未だに私は食べようと思わない。
これは、親が偏食であれば、そのまま子供に受け継がれる可能性が高いという事である。
私の父は「川魚は、泥臭い」といって好まなかった。
私は大人になって、お付き合いで鮎や鱒、鰻も食べられるが、進んで食べたいとは思わない。
反対に、幼少期の食べ物が高齢になるとなぜか食べたくなる。(回帰現象?)
私にとって、しょう油ポン煎餅もその一つである。
大人になり、もっと高級で美味しいと言われるデザートをたくさん食べてきた。
それなのに、今は成城石井でしか買えないポン煎餅が無性に懐かしく、この間も買った。
その昔は10枚入りで250円位だったが、280円、300円と値上がりして、枚数は9枚になった。
前回330円が、今回は350円となっていた。
それを、一気に5枚も食べてしまった。(カロリーは結構高い)
でも、きっとまた食べたくなるんだろうな?