失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口 -10ページ目

失敗しないための美容相談所~整形ブログ・名医の条件・山口

全国美容外科の医師選びを解説中。
①症例写真が綺麗=技術が高いは間違っている
②美容外科学会には2種類ある
③選んではいけない美容外科とは

キャンペーン病院が安い闇

安い。今だけ。モニター価格。
この言葉に惹かれてカウンセリングに行く人は少なくありません。

もちろん、すべての格安クリニックが悪いわけではありません。
ただし、価格が極端に低い場合、医療の構造上どこかでコストが削られている可能性は考えられます。値段が安い=安全ではない可能性がある、という視点は持っておくべきです。

 

美容クリニックの医師選び

 

キャンペーン型クリニックで想定されやすい構造 

 

想定される特徴 なぜ起きやすいのか リスク
キャンペーン患者と正規患者で対応差 価格差による優先順位 カウンセリング不足
症例数重視の若手医師 実績作り・回転重視 技術のばらつき
シャドードクター 手術件数の効率化 執刀医不明瞭
オプション追加請求 低価格表示からのアップセル 想定外の高額化
麻酔医不在 コスト削減 安全管理の質低下
回転率重視 手術時間短縮 縫合や止血の粗さ
加工症例・口コミ操作 集客強化 情報の信頼性低下
アフターフォロー不足 再診コスト回避 修正対応困難
 
つまり、キャンペーンを打ち出しまくっている美容クリニックほど地雷と言う法則が成立してしまうのです。
 

最後に一番大事なのはここです。

医師選びを間違えないこと。価格よりも医師一人一人のクオリティを優先してください。

モニターと謳ってほぼ全員が合格するようなエサ撒きになっている大手クリニックが存在します。これらはどう見ても黒です。

 

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両顎手術で眠れなくなる失敗例

顔が小さくなった。横顔が整った。なのに、夜眠れなくなった。いびきが止まらない。
睡眠時無呼吸になった。この失敗例は実際に起きています。

 

問題の本質は「回転」と「後退」

 

両顎手術でよく使われる設計に
clockwise rotation いわゆる時計回り回転があります。

上顎を下げ、下顎を後方へ誘導することで
横顔を立体的に見せるテクニックです。

しかし。

過度な上顎後退や回転を行うと
気道が物理的に狭くなります。

顔は小さくなる。
でも空気の通り道も小さくなる。

 

両顎手術の顔の美容とリスク

学術的な裏付け

複数の顎矯正手術研究で上顎後退および時計回り回転は上気道容積を減少させる可能性が示されています。

 

・Hochbanの研究→
上顎の後方移動は咽頭気道の減少と関連することが報告されています。

・Chenの三次元CT研究→
術後の回転量と気道容積減少に相関があることが示唆されています。

気道が狭くなると何が起きるか

気道狭窄
いびき
熟睡障害
睡眠時無呼吸症候群

無呼吸症候群は単なる睡眠トラブルではありません。

慢性的低酸素
高血圧
心血管疾患
脳卒中リスク上昇

長期的には命に関わる問題です。


美容優先のリスク

最近増えているのが
顔を小さくするための過度なセットバックです。

本来両顎適応でない症例に
ドラマチックな変化を求めて回転を強くかける(韓国での両顎手術に多いですよね)

 

  気道への影響 長期リスク
適応に基づく機能重視設計 気道維持または拡大 安定
過度な上顎後退 気道狭窄 無呼吸リスク増加
強い時計回り回転 咽頭容積減少 睡眠障害
下顎前進併用 気道拡大 改善効果

 

「症例の綺麗さ」だけ見てはいけません。気道をちゃんと考えない設計は危険です。


両顎手術は「咬合の手術」です

両顎は本来咬合を改善する機能手術です。

顔面輪郭を小さくする手術ではありません。

咬合を無視して、気道を無視して、審美だけを追うと機能障害に陥ります。

中顔面を短くするためだけにルフォーをやるべきではないです。

名医を選ぶための条件

気道容積を術前に評価している
CTやセファロで回転量を数値管理している
セットバック量を理論で説明できる
後戻りだけでなく気道安定性も説明できる
過度な審美要求にブレーキをかけられる

などなど

 

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両顎手術で本当に怖いのは骨切りじゃない

怖いのは顎間固定です。

上下の歯をワイヤーやゴムで縛るあの固定。
あれ、本当に必要ですか?という話です。

理屈はシンプルです。

骨を正確に切る
三次元で正確に位置決めする
プレートとスクリューで剛性固定する

ここが完璧なら、原則として顎間固定は不要です。

逆に言えば、
固定に頼る=骨固定が甘い可能性がある
という見方もできるわけです。

 

両顎手術の骨切りラインと矢印

なぜ顎間固定が問題なのか

一番の問題は気道リスクです。

術後は嘔吐の可能性があります。
出血もあります。
麻酔後の状態で完全固定されていたらどうなるか。

窒息リスクが上がります。

近年の口腔外科領域では、
rigid internal fixation つまり強固なプレート固定により
顎間固定を回避する流れが主流です。


学術的な裏付け

感覚論ではありません。

Bellらの顎顔面外科研究では、
正確な骨切りと強固な内固定が術後安定性を高めると報告されています。

Proffitの顎変形症治療論でも、
後戻りは骨切り精度と固定方法に強く依存するとされています。

SSROに関する複数の臨床研究でも、
適切なスクリュー固定で十分な骨癒合が得られることが示されています。

つまり結論は同じです。

固定の問題ではなく、骨の精度の問題です。


医師による決定的な違い

比較項目 固定に頼る医師 骨固定を重視する医師
顎間固定 原則行う 原則不要と説明
骨切り説明 抽象的 三次元で具体的
プレート固定 なんとなく 強度と理論を説明
後戻り対策 固定で抑える 骨位置で抑える
合併症説明 一般論 数字で語る

差が出るのはここです。


名医の条件

骨切りラインを理論で語れる
三次元シミュレーションを重視している
プレート固定の強度を説明できる
顎間固定を当然としない
合併症データを開示できる

ここまで説明できる医師は強いですね。


名医選びのポイント

両顎手術は技術差が大きい分野です。

術式名で選ばないこと。
インスタ症例数で選ばないこと。
固定するかどうかで選ばないこと。

なぜその固定が必要なのか。
骨はどのように安定させるのか。


ここを理論で説明できる医師を選んでください。

医師選びで結果は決まります。

ここを間違えないでください。

 

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