豊胸バッグがカプセル拘縮で縦長になってしまう失敗があります。
シリコンバッグを異物とみなして体が膜で覆う反応をする現象です。
*コラーゲンが豊胸バッグの周りを覆うようになります
カプセル拘縮の作られ方は個人差があるし、バッグ挿入のやり方によっても大きく変わってきます。
例えば、スムースタイプの豊胸手術ですとカプセル拘縮が作られやすいので修正になりやすいです。
傷跡も変な位置に上がってしまったり、バストが硬くなったり、見た目的にも違和感が出るものなので、修正が求められます。
10%程度は強くカプセル拘縮が起こると指摘しているチェーン店の外科医もいます。
ある程度症例を積んでいる外科医であれば、カプセル拘縮が避けては通れない危険な要素になることが理解できると思います。その対策としては、モティバエルゴノミクスを使用することがもちろんですが、挿入として乳腺下法を行うと起こりやすいです。
乳腺下法での豊胸バッグ挿入で被膜拘縮が多い原因は、細菌感染をきたし被膜拘縮が発生するリスクが高いということにあります。正常乳腺に存在する常在細菌によって、豊胸プロテーゼが感染を引き起こしてしまう訳です。大胸筋下法ですと、乳腺組織との遮断や接触面積を下げることが出来るので、カプセル拘縮のリスクを低減させる目的があります。
カプセル拘縮変形のバッグ入れ替えの修正手術は技術を要するものですから、外科医の腕が求められます。
硬い組織を剥がして入れ替えを行います。