シャクレ顎を改善する整形をイメージすると、歯列矯正やオトガイ形成、はたまた両顎手術などのような大掛かりな輪郭整形を想起される方が多いかもしれません。
確かに顎骨の位置関係に問題があれば、顎をずらして位置を整える整形でしゃくれ顎は改善します。
ただし、これは若い方はなかなかできないですし、心的負担や肉体的負担、また費用面でも躊躇されることが多いでしょう。
では、骨切り手術なしでしゃくれ顎を改善する整形はないのか?
と考えると実はあります。
まずはレントゲンを撮ってみて適応があるかを判断することにはなるのですが、あくまでも顎骨の位置関係に問題がないのであれば、鼻先を苦っと持ち上げることで相対的にしゃくれ顎が改善してみることがあるからです。Eラインが弾けるように鼻の形をリデザインするということです。
鼻先がだるんと垂れ下がっていて、Eラインがひけないケースでは、横から見たときのどうしても顎が出ているように感じられやすいのですが、鼻先をアップノーズ気味に延長させるとそれがなくなったように見えるのです。
もちろん、レントゲンの結果
・上下のアゴがずれている
・重度のシャクレ顎である
・顔面非対称
などが判明した場合には、この手術プランは役に立たないかも知れません。
ただし、いきなり骨切りが必要だと決めつける前に検査からスタートしてみてほしいと考えています。
隆鼻術+鼻中隔延長術(鼻尖形成3D法)+貴族手術などでもしかしたら改善できる症例に該当するかもしれないので。