ロシアでの、不都合な出来事は何でもウクライナのせいにする。それを利用して、ウクライナへの憎しみを高め、兵力を強めていく。今回の大規模なロシアの劇場でのテロの後のロシアの反応は、やはり、これで、本質を見極める姿勢がどこにも感じられなかった。
それにしても、あれだけ何でも、取り締まり、秘密裏に行動することなど、絶対できそうもないロシアで、あれほど大きなテロが成功したことが信じられない。
過去の歴史に疎い私には、にわかに新聞、テレビで説明されるロシアとシリア、イラン、イスラム国との遺恨の残る詳しい出来事はよく分からないが、これで終わるとは思われない。プーチン大統領が、この複雑な関係の大元を作り出したらしいからだ。
これだけ大掛かりなテロが起きた時、新聞やテレビ、世界では、テロを起こした側を批判するのに、それが皆無に近く、ウクライナ戦の今後を案じる記事や発言が多い。それだけロシアの反応も異常なのかもしれない。
それにしても、テロはテロ、繰り返しを防がなければ・・・市民はたまったものではない。自国の反体制の人を抹殺することより、こういうテロを防ぐことを先にやるべきだ。繰り返しは、新たな戦争の引き金になるかもしれないのだから・・・。