誰か、こんなわたしを愛してください ②

おはようございます。

満たされ繁栄堂・助産師Akiです。

誰か、こんなわたしを愛してください ①

↑まずはこちらを読んでね。

リストカットをしようと思って、何度もカッターを手で握っては眺めていた。

どうすれば、痛くないか。

ずっとカッターを見ていた結果。

結局、そんな度胸もなく。

できなかった。

どこか行く先もわからず彷徨っている自分のことを全く理解できずにいた。

目が外についているから
目から見える情報だけに追われて
「あの人がいるから、わたしはダメになる」
「彼がわたしを愛してくれないなら、もう世界が終わる」
なんて、すべて人のせいにして、ぐちぐち言っている世界にいた。

ひとりぼっちで、誰にも愛されていると思えなかった。

両親からの愛でさえも受け取ることを拒否してた。

そんな闇をどうやって解放したらいいかわからず
付き合った彼とも上手くいかない
どうやって向き合って話し合えばいいのかわからず
自分に自信がないから、すぐ彼の行動を見張って嫉妬し怒る。束縛する日々。

そんな自分に嫌気がさした。
でも、どうやったらいいかわからない。

わたしは何がしたいか、わからない。
わたしはどんな才能があるか、わからない。
わたしはどう生きたいかなんて、わからない。
こんなつまらない世界だったらすべて崩壊してなくなっちゃえばいいのに。

そこから、わたしが大きく変わるきっかけになったのが「性」だった。

学び始めた時に「性」と「誰かに愛されたい」の関係性は正直、全然関係ないと思っていた。

「性」のプロになって性教育をしたいから学び始めた性愛。

自分の心を知りたいとは思っていたけど
そんな最優先事項ではなかった。

でも、学び始めて気がついたことは

わたしは心のそこで「女として生きていたことへの恨み」が根強くあることだった。

男らしく、男性に負けないように仕事をして、男性より強く在ることが、わたしの誇り。

そう無意識に思っていた。

そこに愛があるのに
わたしは無意識で「愛」を受け取らなかった。

男性からの「愛」を受け取ることは
負けること。つまり自分にとっての敗北。

負けると、生きていけない。
わたしは自分の足で自分で立って生きていかなきゃ、いけない。

わたしが強く在ること、が良いこと。

そう、強く、強く思い込んでいたことに気がついた。

20代のわたしはベッドで男性の愛を受け取るというより、そこで起こることに身を任せていた。

わたしがどうしたいか、わからなかった。ただ、身体が望むが、ままに。

女として愛を受け取れない心をもったわたしは

心が置いてけぼりの肉体だけのセックスを何度したか、わからない。

「誰か、わたしを愛してください No. 3」へ続きます。