前回の記事はこちら
前回の記事で最近のエアコンは熱交換器が大きくなってきたと言う話をしました。
エアコンの仕組み
そしてエアコンの仕組みを少しだけ!
まず暖房の場合だと
①冷えた空気を上から取り込む
②熱交換器が温められているので、冷気が熱交換器のフィンの隙間を通ることで取り込んだ空気が温められる
③温められた空気がファンによって下から排出する
なので暖房の場合は熱交換器が温められる。
冷房の場合は熱交換器が冷やされる。
大きな違いは熱交換器が温められるか冷やされるかになります。
そして冷房の場合だけは熱交換器が冷やされてフィンが結露します。
原理は冬場の窓と同じで、空気は冷やされると空気中に含める水蒸気量が減るので結露するのですが。冷房時は同じ原理で熱交換器が冷やされてそこを暖かい空気が通ると冷やされた空気と結露した水が出てきます。
空気はいつも通りエアコンの下から出てきますが、結露水はエアコン本体のドレンに溜まりそのままドレンホースを通じて室外機付近から出てきます!
(ちなみに冷房運転中はドレンホースから水が出てきますが、暖房時は室外機本体から水が出てきますがこれは霜取りで溶けた水になります)
熱交換器が大きいと電気代が安くなる?
エアコンの仕組みは大体わかったと思います。
そしてエアコンの熱交換器が大きいと電気代が安くなる理由は熱交換器の温度をそこまで上げなくても良いと言うところです。
消費電力が高い家電は温める、冷やすと言った作業をするので電気代がかかりやすくなっています。
そしてエアコンの冷房時で例えると熱交換器が5度程度まで冷えます。
仮に熱交換器が10度になると消費電力が全然違うので電気代がかかりにくくなっています。
なぜその作業が難しいかと言うと、熱交換器にずっと暖気が流れていくと熱交換器の温度がどんどんと上昇します。なので冷房運転してても生ぬる〜い空気が出てきます。
その対策は3通りあって
①熱交換器の温度を下げる
1番単純ですが熱交換器の温度を下げるのに電気代がかかります。
②熱交換器に通る空気の量を減らす
空気の量を減らすと部屋が冷えるのに時間がかかる、もしくは冷えないなどになる。
③熱交換器を大きくしてすぐに温度が上がらないようにする
熱交換器が多く使うので本体代が高くなるかもしれないが、熱交換器をそこまで冷やさなくても良いので電気代がかかりにくくなり、大量の空気を流しても熱交換器の温度が上がりにくい。
と言ったやり方です。
なので③が今時のエアコンでAPFが昔の機種と比べて良い理由なのかな?と思います