なんか「電気・ガス価格激変緩和対策事業」で電気代が少し安くなるみたいね(^^)
申請とかもいらんらしいから詳しいことは見てないけど、来年ぐらいから?安くなるみたいですよ笑
そして、前回記事はこちら
今回は計算とかをやっていきますので、よろしくお願いします
絶対湿度で考える
過去にも何度か言ってきましたが、容積絶対湿度を使って考えます。単位は VH(g/㎥)ですが、面倒なので割愛します。
これは空気1m3にどれぐらいの水蒸気があるか(取り込めるか)の数字になります。
つまり温度によって取り込める量が変わります。
文字より画像の方が理解しやすいのかな?とりあえず2枚添付します。
そして温度が高くなれば容器(湿度を取り込める量)が大きくなるのはシャルルの法則が関係してまして。
圧力鍋でも熱を加えれば中からすごい圧力の蒸気が出てくるのと同じで、熱が加えられると気体は大くなるからかな?
たぶん!知らんけど
飽和水蒸気量
これは先ほどの容器に取り込める量です。
つまり湿度100%の状態でこの量より水蒸気が多くなれば結露として水に変わります。
※色んな所で計算式があるので若干の誤差あり
①20度だと取り込める水蒸気量は、17.3g
②25度だと取り込める水蒸気量は、23.1g
お互いに湿度が60%になると下の数字になります。
そしてそこから上の最大量を引くと取り込める水蒸気量になります。
①10.4g 残6.9g
②13.8g 残9.3g
この取り込める残りの量が多ければ多いほど乾燥しやすい空間になるということです。
これらを理解すればあとは数字を分析すると答えは見えてきます。
計算
それでは大阪の過去の気温から計算します。
計測日
温度 湿度
絶対湿度/含むことができる最大の絶対湿度
含むことができる残りの絶対湿度(この数字が大きい方が乾燥しやすい)
①3/22
7.9度 60%
4.9/8.2
3.3
②6/22
22.5度 70%
14/20.0
6
③10/22
14.1度 69%
8.4/12.2
3.8
④12/22
6.5度 65%
4.9/7.5
2.6
⑤室内
25° 50%
11.5/23.1
11.6
22° 50%
9.7/19.4
9.7
乾きやすい順番に並び替えると
⑤>②>③>①>④
になります。
湿度だけを見れば①とかも悪くなさそうなんですが、実は全くです。
単純に考えると室温を上げて室内の空気を入れてあげると乾きやすいって覚えてもいいかも知らないですね
浴室の空気が室内に入るとカビる?
ではこれまでに浴室は室内の空気を取り込むと乾燥しやすいと言ってきました。
ここの記事で、換気扇で空気を外に出せば外から寒い空気が入ってくるのでそれだと効果が半減してしまう。
でもその空気を室内へ送ってみると暖かい空気を無駄にしなくて済む
それだと室内の湿度が上がってカビが発生したりしないの?ってことですが。
浴室内の水蒸気量は?
1616が多いと思うので水蒸気量は
1.6×1.6×2.15≒5.5m3
そしてお風呂上がりを20度100%と想定
17.3g×5.5m3=95.15gが含まれています。
そして室内に近い湿度50%に合わせると、約47gになります。
47gが室内に流れる水蒸気量です。
これを20度50%の100m3(約30坪)天井高2.4mに流れると想定します。
まず家の中の全体の水蒸気量は2,088gあります。そこに47g追加されると2,135gになって湿度が50%→52%弱ぐらいになります。
まとめ
それでは計算して問題ないと出てきましたが、注意しないといけないのは家の中がそれなりに均一の温湿度になっている事です。
ある程度の温度差までは問題無いですが、これで一つの部屋に湿気が溜まる、もしくは温度が低下していると結露の原因になるので注意してください。
そして浴室で換気するときは窓は開けない方が乾燥する可能性が高い。換気扇で空気を外に排出すれば室内に外の空気が入ってくるので寒くなる原因、家の中にある空気と混ぜ合わせる。
やり方はサーキュレーターや換気扇の送風モードでも問題無いと思う。
その辺はドアの位置などに左右されるので細かい所は自分の家で調整が必要だ。
あとは脱衣所に空気が溜まりやすいと思うので、その辺もサーキュレーターや風が流れやすい間取りが必要になる。
おまけ
家の中を加湿したい時は残り湯を捨てずに蒸発させて加湿器の代用、梅雨時期など加湿の必要がない時は残り湯を捨てる。ってやり方が一番良いかもしれないですね
何か質問ある?
無さそうなのでここまでにします