今の家って24時間換気が義務付けられています。
その中で第1種換気、第3種換気が多いと思うんですがその辺に触れていきます。
第1種換気
機械を使って同程度の空気を給気、排気してます。
第3種換気
機械を使って空気を排気、廃棄した分を自然給気します。
負圧とは?
第3種換気は一般的な換気扇を想像していただければ良いと思うのですが機械で排気したら、その分が給気されます。これは負圧になることで成り立っています。
負圧とは写真を見て分かる通り、家の中の気圧が下がることなんですが。
イメージで言えばストローで飲み物を飲むときです。
でも負圧って家の中が気密高く無いと理想通りの換気量にならないんです。
ストローに穴がいっぱい開いていると意味ないですからね
表を見てみるとC値1.0で50%、0.5で70%弱になります。
換気計算もおそらくC値0で計算してるはずなんで思い通りの換気計画になっていません。多分!笑
負圧になるとダメ?
気圧が下がって負圧になるとダメなことって考えてみたいんですが
天候によって気圧が下がって頭が痛くなるのと同じ?
意味としては同じなんですが、気圧の下がる量が全然違います。換気による負圧はほぼ問題無しです。
※ここで測定と計算されています。
負圧になるのは第3種換気だけ?
基本的には24時間換気では第三種換気だけになります。
それ以外では局所換気と呼ばれるものがあって、
・トイレ
・キッチン
・お風呂
が基本的に設置されていることが多い。
そもそも局所換気とは?
臭い、湿気、二酸化炭素などを早く排出されるところに使う。
トイレの換気
トイレには窓か換気扇どちらかが換気のために必要になってきます。
ここに窓無し(FIX含む)、第1種換気だけってのは無理みたいですね第1種ダクトレス換気扇は無理みたいです。
第1種ダクト換気の場合だとFIXとかでも問題ないみたいです☻
キッチン
レンジフードと言われるやつですね!
これはつけてないとダメなんで、だって付いてないと湿気や臭いが充満するでしょう?
それと消防法のなんちゃらで設置が義務付けられているみたいです!
お風呂
ここは設置の義務は無いですが、大量の湿気が出てくるので早く排出させるために設置されることがほとんど。
第1種換気でも負圧になる時は?
先ほどの局所換気の時になります。
第1種熱交換換気の時に一番のデメリットは24時間換気だと外気の影響を受けにくいように熱交換されているのに、外気をそのまま取り込んでしまいます。
実際に高気密の家だとレンジフードを回すと玄関ドアが開きにくい状況になります。これはレンジフードを回すとその分の外気が入ってきます、つまり冬場であれば寒気が入ってくるのでせっかく暖かくなった家が寒くなり無駄に光熱費がかかります何のために高気密にしたのか分からないですね💦
理想は局所換気でも第一種換気から吸気してけれたらいいんですけどね。寒くなりにくい方法を考えてみます。
トイレ
トイレの換気扇は50m3/hでこの中で一番少ない換気量でさらにほとんどの家が使用している時だけなので、影響は少ないと思う。
もし寒く感じるとしたら換気扇が風圧式みたいな場合は隙間があったり風で隙間が開くことがある?ので冷気を感じる時がある。
レンジフード
レンジフードは中300m3/h、強500m3/hで使用するのは調理がメインになるはずだ。使ってるのは1回の調理で2時間以内がほとんどだと思う。
お風呂
お風呂は150m3/mあってレンジフードよりは少ないが使ってる時間は1時間の人もおれば一晩中使ってる人もいてて、計算すると150〜900m3(6時間)も無駄になってしまっている。
24時間換気
30坪2.4m高だと必要換気量は1,200m3/hが換気されているが第一種熱交換器だとロスが10〜20%ぐらいなのでそこまで気にする必要は無い。
※換気量は概算です。
気にしないといけない局所換気は?
レンジフード、お風呂の換気です。
ここからは個人的にやろうとしてる局所換気計画になりますが。
レンジフード
対策としては
①同時吸排レンジフード
②室内循環型レンジフード
③差圧(電気式)給気口
④近くに窓
①同時吸排レンジフード
これはレンジフードから排気して近くから吸気する方法になります。
それでレンジフード近くの空気だけ入れ替えるやり方で、ショートサーキットさせる!って言ったりします。
これは冷気を吸気→調理時の臭いや湿気を排気してを繰り返すのでレンジフード周りだけ空気が入れ替わるので部屋全体では空気が入れ替わりにくいので暖房費の節約になります。
課金額もしれているはずなので、高気密の家にはオススメしたい住設です。
デメリットは排気、吸気の量が違うので多少なりとも負圧になる。
泉北ホームのプラスサーモはこれが標準装備みたいです
② 室内循環型レンジフード
これを採用しているのはウェルネストホームぐらいしか見たことがないですが、そもそも室内で循環させているので室外に廃棄していないから負圧にならない。
デメリットは初期コストがかかる、メンテナンス費用が高いので我が家には無理な設備です
③差圧(電気式)給気口
レンジフード用に第3種換気の給気口のような物を取り付けて、差圧で開くようにするかレンジフードを使ったら連動して開くなど色々とあったはずです。
個人的には値段とか考えたらこれがオススメです
④近くに窓
これは③のやり方に近くて手動で窓を開けるって手間があるだけで多くの人が近くに窓があるのですぐに実践できると思います。
窓の取り付け位置によっては寒く感じますが、家全体で見ればここの窓を開けて吸気する方がショートサーキットになって光熱費は安くなるかも知れないですね
デメリットは開けるのが面倒、開け忘れがあるなどです。
⑤全く気にしない
レンジフードを全然使わないってパターンです。
これはIH、ガスどちらでも湿気は発生しますが、ガスは二酸化炭素を排出するので無理ですが、IHの人は思っている以上に使わなくてもいいのかな?って思います。1時間で家の中の空気の半分が入れ替わるんですよ?
でもどれが正解って無いので人それぞれやっていけば良いと思います笑
個人的には家の中が負圧になりすぎたら気密落ちてくるん違うかな?とか思います笑
ずっと負圧になっていたら気密テープとか、小さい隙間が大きくなってきたりせーへんのかな?って思います😅
お風呂
お風呂は湿気が長時間溜まるとカビの原因になってしまうので長時間換気する人が多いイメージです。
でも長時間換気したからってカビが生えないような空間にはならないですよね?
なので室内の空気を循環させる方が早く乾くってこともあります。
この辺はまた記事にします。
なので個人的には換気扇、浴室乾燥機も付けない家になると思います。
付けるのは室内に排気できる換気扇になると思います。
まとめ
とりあえず局所換気は減らすもしくは使用時間を減らすことで、玄関ドアが重たくならない=無駄に室内に外気を入れないことになります。
せっかく高気密な家を作ってるのに自分で低気密の家を作ってるのと変わらないですよね?
我が家の想定は
レンジフードは差圧給気口か同時吸排を採用してほとんど使わない(油を使う時)、お風呂の換気は室外にしないです。