FREEEDOMを見る。 | 工房長のぼやき

工房長のぼやき

チームスチームパンの工房長、安達俊信の日々是之。
思いついたことをカタカタ書いています。

ガンダムSEED FREEDOMを映画館で見る。


見る予定はなかったのですが、

先日、出張に来た高校の同級生と会うときに、

ガンダム好きの後輩も呼んでたので、

ガンダムの映画の話を聞き、気になって

仕方がなくなったので見てきました。


基本的にガンダムを映画館で見ることがなく、

ニューガンダムからハサウェイまで

見られたのに、

映画館で見たことがありませんでした。


作品は、オマージュ、

しかも、セルフオマージュの

オンパレードの作品でした。


ダメか?


いや、これがすごいのよ。

何がすごいって、その構成。


テレビシリーズで、SEED、Destinyと

出てきたキャラクターは星の数ほど。 


アベンジャーズのエンドゲームときくらいいる。


それを決められた尺の中で、どう見せるか。


メインを張るキャラクターも

わんさかいる中、

それぞれの見せ場を作りつつ、

話を展開させていかなければいけない。


なんと難しいことか。


こだわりたいところを

バンバン切り捨てなければ

尺が収まらない。


何なら、死んだキャラクターにさえ

回想的に登場させるのだから、

どんどん後世の難しさのハードルが

上がっていく。



あっちにもこっちにも、

話が飛ぶ構成にならざるを得ないので

テーマが

戦争よりも

愛に

なっていたのは納得です。


戦争だと、それぞれの言い分で

納得感がなければ見ていられませんが、

愛ならば、それぞれの形があるので、

納得せざるを得ません。


そんなことをまるっとまとめて、

オマージュ含め、

遊びまくっているので、

毎分ツッコミながら見られる作品でした。


この映画だけ見ても楽しめるだろうと思いますが、

「?」の部分も多く出てくるでしょう。


テレビシリーズのマクロスを見ずに

「愛覚えていますか」映画を見た時、

マックスが「美しい」といったシーンが

全く理解できなかった自分を思い出します。



歴代ガンダムの中でも、

興行成績がいいことから、

また作られるだろうな、

と思っております。


テレビシリーズから20年経って

映画化をちゃんとするのもすごいけど、

納得させる形で出力してるのもすごい。


宇宙世紀以外で、

どんどん映像作品として

増殖しそうなコンテンツになった

SEEDでした。


ちょっと、このオマージュ方法や、

一瞬でキャラクターの活かす活かし方は

勉強したいと思います。