実写版の「リトルマーメイド」を見てくる。
評判が悪いのは知っていましたが、実際にどうなのか？と思います見に行ってきました。
結論から、「こりゃ、評判悪いわ」。1番気になったのは、人種ではなく、アリエルの演技。
アニメのアリエル、、、というかディズニーヒロインは、表情が豊かな人たちばかり。一つ一つの事に「そんなに反応するの？」と思うくらいの大仰な仕草をしたりします。
それが今回のアリエル、ハリー・ベイリーの表情は片手で数えられるくらいしかない。実写だからそんな大仰なことはしないのが当たり前のようにも思いますが、じゃ、エマ・ワトソンは？
また、アリエルは興味の持ち方が尋常ではないポジティブな人物なはずが、なんとも根暗なネガティブ人間にしか見えない。
俳優の演技力か監督の演出か、どちらかは知りませんが、アニメのアリエルの実写版が見たいという欲求は満たされることはありませんでした。
その他に気になったのは、画面としては、帆船の描き方や、7つの海から集まる娘たちがあらゆる人種であったり、クラゲがブラックライトで光ってたり、とても実感があって良かった部分もあります。その他で、例えば、アリエルたちが住む場所と沈没船がある場所の差が分かりづらかったり、色とりどりさん小屋街並みが、色同士が喧嘩してモヤモヤしたり、僕の感性では楽しめる部分と楽しめない部分がぶつかり合っておりました。
そして、脚本については、最後、「おい！ キスは？！」となり、チグハグ感が否めませんでした。
ま、なんにせよ、登場人物が思っていた想像を良い意味で裏切らなかったので、全体としては、残念でした。
とりあえず、ディズニーの実写版は期待があまりできないので、映画館では見なくなりそうな予感しかなく、一踏ん張り、ふた踏ん張り、ディズニーの底力を見せてもらいたい。
なんて、偉そうなことを思っておりました。