服の多さは豊かさの象徴という時代 | 日々の暮らしをもっと楽しく心地良く ルームスタイリスト 稲村信子のblog

暇さえできれば

伯父の家の片付け作業に

没頭しています。

 

どこを開けても

モノ、モノ、モノ。

 

うんざりするほどの量です。

 

この画像は片付けを始めた頃。

普段使っていないこの部屋は

良く言えば衣裳部屋、

でもほとんど物置状態でした。

 

 

3尺の押入れにも布団や

衣装ケースがびっしりと

入っています。

なかなか手を付けられなかった場所ですが

上段の布団を粗大ごみとして出すことに

しました。

 

掛け敷き併せて5枚

それに毛布を加えて

全部で8枚。

 

下段の衣装ケースの中には

思った通りの洋服がいっぱい。

 

さらに驚愕だったのは

ピンクの衣装ケースの奥には

でっかい茶箱!

 

懐かしい~

なんて感傷に浸っている場合では

ありません。

 

開けてびっくり。

(びっくりというより

やっぱり、ですね)

洋服がぎっしりです。

 

伯父は自営業として

毎日毎日働き

伯母が経理を担当。

 

お金をためて

増やす。

 

押入れの奥底から出てくる

帳簿を見ても伯母が管理を

していたのがわかります。

 

だから自分が使えるお金も

きちんと把握していたのでしょう。

 

かなり頻繁に旅行に出かけ

お茶を習い、そのために着物も買う。

 

洋服も毎日とっかえひっかえ着たとして

いったい何年かかるのか

というほど持っています。

 

すごいなぁ。

 

本音を言えば

なんて贅沢な...。

 

今でこそ片付けのプロが活躍し、

モノの量の見直しとか

収納とモノの量の把握とか

様々な視点で片付け全般を

俯瞰しています。

 

でも昭和の時代は

誰も片付けのことなんて

教えてくれませんでした。

 

とりあえず洋服ダンスには

一張羅をしまい、

普段着る服は伯父お手製の

バーに掛ける。

 

典型的な片付け下手のやり方です。

 

片付けることを考えるのではなく

いかに毎日を豊に暮らすか。

 

その豊かさが服の量だったのではと

思います。

 

あまりの服の量に

片付けるこっちの身になれば

イライラします。

 

でも当の本人たちは

何とも思っていないのです。

 

だってたくさんの服に囲まれ

満足していたのですから。

 

そんな時代を生きてきたんですよね。

伯父夫婦は。

 

責めることも出来ないけれど

もう少し部屋自体を快適にするという

視点で見られなかったのかなと

聞いてみたい気もします。

 

 

 

 

 

「日々の暮らしを
もっと楽しく心地良く」

ルームスタイリストの
稲村信子です。

●東京都
「緑多き街」世田谷区在住
●「片付け×模様替え」のご提案!
 

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