姫路の整理収納アドバイザー・整理収納教育士、よしなかなおこです。
ご訪問ありがとうございます。 

わが家のある住宅地の公園にはこんな形のベンチがあります。
散歩途中の年配の御夫婦が休憩したり、学生がおやつを食べたり、子どもたちが脱いだ上着を置いておいたり……
と、日常はそんなふうに使われているのですが、災害時にはかまどとして使える
かまどベンチ 



なんですよ。 

45リットルの大鍋を同時に2つ火にかけることができ、300人分の豚汁を作ることができるんですって。
同じベンチがすぐそばにもう1つあるので、大鍋が4つあれば600人分を一度に作れる、というわけです。
2019年12月、市内一斉清掃で公園や周辺道路の掃除をした後、自治会の役員さんと一部の有志が残って防災訓練を行いました。
そのときに消防署の職員立ち会いのもと、かまどベンチの組み立てもしました。
が!!
組み立てただけで
ハイ終了。 



実際に煮炊きはしなかったのです。
🟠誰が中心となって組み立てるのか?
🟠薪や炭、寸胴鍋は集会所に備えてあるのか?
🟠食材は持ち寄りなのか?
🟠組み立て→火起こし→調理→みんなに提供できるまでどのくらい時間がかかるのか?
そういったことは予め当番を決めておいたり、実際にやってみないといざという時にできませんよね。
何の取り決めも経験も無い今の状態では、豚汁600人分どころか300人分すら作れないと思います。 

2月22日の神戸新聞の地域欄にこんな記事を見つけました。 

福崎町(姫路市の北隣)で防災訓練が行われ、公園のかまどベンチを組み立てた ……とのこと。
やかん1つでは赤ちゃんのミルク用のお湯を配るくらいしかできないかな……?
でも、訓練でここまでできたら災害時にはご近所さん同士で協力して料理を作れそう。 

やっぱり住人全員参加で豚汁を作って配る訓練をやらないと!! 

まぁ、豚汁とまではいかなくても、ゆで卵やふかしイモでも良いと思うんですけどね。 🥚🥔
かまどベンチの組み立てと同じ日、公園の東屋を救護用テントにする訓練も行いました。
それから5年以上が経ったのですが、その間に防災訓練は一度もナシ。
やっぱり毎年すべきですよね。
来年あたりわが家にも自治会役員が回ってくるので、そのときに
かまどベンチで豚汁600人分
炊き出し訓練
を提案してみようかな。 

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