姫路の整理収納アドバイザー・整理収納教育士、よしなかなおこです。
ご訪問ありがとうございます。
趣味で韓国語を習っているのですが、1年半ほど前に教室の会長から教材を入れている2つのロッカーの整理収納の依頼を受けました。
ロッカーは公共の施設内にあるのですが、オフィスの更衣室にあるような幅の狭いタイプ。
このタイプのロッカーは本来は服を掛けたり靴を入れたりするための物。
そもそも書類を入れるのには適していないんですよね。
中身はほとんどが検定試験の過去問の問題冊子とリスニングCD。
「できるだけお金をかけずに」というご依頼に従って収納の仕組みを作った結果がコチラ。
【アフター】
引き出しなどの収納用品は買えないため、書類ボックスと仕切り板を使っての「上下分離方式」を採用。
かかった金額は1,500円ほど(テプラのテープ代を除く)でした。
製作過程や使った物についてはこちらの記事からどうぞ。
1週間にわたって書いています。
収納の仕組みができたら散らからない
整理収納の世界ではこのように言われているのですが、実は収納の仕組みを作っただけでは不十分なんです。
では、現在のロッカーの状態をご覧ください。
左側は1年半前のアフターと見た目は変わりません。
とても綺麗に使ってくださっているように見えたのですが、ファイルボックスの中をのぞいてみると……
画像は撮り忘れたのですが、このように冊子がインデックスの順番どおりになっておらず、一部が入れ替わっていました。
これらも確かにすべて検定試験関連の物なのですが、ここに物を置きすぎると下の2つのボックスを取り出すのが大変
そのため、収納完成後にロッカーを利用する方々にはリスニングCDのファイルとCD持ち帰り用のケース以外は置かないようにとお伝えしたのですが……
収納内に余裕があると
「まだいろいろ入れられるじゃない♪」
と思うのが片付け苦手さんの習性ですね。
一見ムダに思えるスペースも、収納の仕組みを機能させるために必要なスペースなのです。
収納の仕組みを作っても
◆出した物を元の位置に戻す
◆作った収納の仕組みを妨げない
この2点が守られないと、収納は次第に乱れてきてしまいます。
使いやすい収納を維持するためには
そこにある物を使う人たちの
ルール遵守
が絶対に必要なのです。
まずは
使った物は元の位置に戻す
これが基本中の基本ですね。