専門家じゃないです。ただ、ひたすら、読めるものを読み漁っただけの人です。私の脳内フィルター通してます。嘘かもしれません。
マスキングとは・・・発達障害の人、あるいは傾向のある人が、周囲に溶け込んだり、自分がちょっと人と違う事を隠すために、過去の経験や、何かで得た会話知識などを用いて、自分の理想や、こうあるべき・・・と思う姿を演じる事を言う。ある程度は、誰もがしている事だけれど、発達障害傾向のある人は、それまでの自分の言動が周囲とは違う事に気が付いており、それをカモフラージュするためのライフハックとして、過剰に適用しようとしてしまうのである。自分の意志に反して、自分とは全く違う人物を演じている事になるので、ものすごく疲れてしまう。
過去、私が書いたマスキング・コピペ・カモフラージュ関連の記事。
ADHDのマスキングは「ミミック」なのだそうだ。mimic = 物まね。物まねをする事。
”I grew up with an identity and was able to fit in everywhere, ADHD masking at its best (僕はどんな環境でも馴染めるアイデンティティで育った。ADHDはマスキングがめっちゃ得意だから)”
つまり、ADHDは無意識的に相手に気に入られようとして、相手を物まねするスキルを身に着けるらしい。相手のしゃべり方、言葉遣い、ボディランゲージ、服装、好み、思考癖・・・。これは、多分、前にADHD寄りの隠れた才能として紹介した、『パターン認知』が関係していそうだけれど。相手をよく観察して、パターンを読み取って、うまい事物まねするのだという。
これを見て、めっちゃ心当たりがある・・・と思った。
私は、そういえばちょっと悪い人とでも、ギークとも(おたく?)、派手目の人たちとでも、割とどんな人とでも友達になれる。そして、私はそんなに友達・・・と思ってなくても、向こうは「ベストフレンドだよ!」と言うてくれる事が多い。時々それを言われると「はぁ・・・?私からは一切心を開いてへんけどなぁ・・・」と思っていたけれど。まぁ、そうか。
ミミックをしているとしたら、相手が私を「ベストフレンド」と思ったり、心を開いたりしてくれるのは、当たり前の事だ。
心理効果の「ミラーリング」って聞いた事がある人、手あげてー。多分、私のブログ記事読んでるぐらいの人たちは、「知ってる、知ってる」とか「聞いたことある」って思ってるのではないだろうか。初対面の人と打ち解けたい場合には、相手と同じしぐさや言葉で相手の鏡のような言動をとると、相手は自然に心を開いてくれる・・・という事。
つまり、「ミミック」を自然としてしまっているのであれば、そりゃ、出会う人のほとんどに好かれるわけである。時々、「そんな事、私に言うてええんですか?」と思うほど、私にいろいろ話してくれる人がいてびっくりするねんけど。これも、多分、私が相手をミミックし、相手に心を開かせた結果かもしれぬ。
この動画では「え?じゃあ、君本来の性格は?」と聞かれて「え?もう、わかんなくなっちゃった」と言ってるのだけれど。その一方でもう一つの動画が面白い。
ADHD寄りさんの性格の特徴?
よくしゃべる人ーただのハイパーアクティブ。
対人スキルがすごいー人の感情に敏感だから共感力が高いだけ。
ユーモアがあるー批判・否定されるのが苦手なので、相手を笑わせて好かれようとするライフハック。
創造性ー脳が普通の人はつながない点と点をつないでくれるから。
いつもエネルギーがあるー多動性で動いてないと気が済まないから。
冒険心があるードーパミン刺激が必要だから。
表現力があるー感情の起伏が激しいから、リアクションも大きくなる。
ウケる。私の事ですか(笑)。
で、「えー!やだー!僕のパーソナリティーは、僕の特性そのものじゃないか!」と言ってるのだけれど。
ホンマやな・・・。特性か、負の特性をどうにかしようと思ってライフハックをうまく使った結果なのか。それが、結果的に「性格」となって出てくる事が多い。
つまり、普段は相手をミミックしたマスキング、それを取り除くと、ただの特性・特性由来の性格・・・。
ウケる。少なくとも、私は「言いえて妙」と笑いました。