ボス・リズ:マスキング | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

この記事の続き。

 

何のために、リズは私に「どんなミーティングでどんなスピーチしたらいいのかを用意して」と言うのか。そんなの無理やろ!という事をナタリーと話していて、ふとナタリーが言った事で「あ!」と思った。

 

 

ナタリー:えー!ビジネスの話ならわかるけど。ただの社員表彰前の5分で、そんなに準備しないといけないの?

私: そう。何も、CEOやCFOの前で難しい話しろっていうてへんねん。社員表彰の前のオープニング・スピーチしてて言うてる。なんなら「えー!何の準備もしてなかったわ!とにかく、みんな、ありがとうね!」だけでよいやん?

ナタリー: 本当。って事は、リズは、いつも「演じているのね」。

 

私: あーー。なるほど。

ナタリー: 常に、セリフを考えて、何を言おうか、そんな簡単な会話ですら「演じないと」言えないと思ってる。

私: ・・・なるほど・・・。

 

確かにそうだ。

 

リズの直属のボス会議で、別に何の準備をする必要もなさそうな事で、まぁ、連絡事項を忘れんために数項目ぐらいメモがあってもわかるけれど。そんな時ですら、リズのノートはめっちゃたくさん書いた内容を読み上げていた。

 

コミュニケーション苦手なはずやもんな・・・。発達障碍寄りな脳だとしたら・・・。

 

もう、止めたらいいのに。そんな事。

 

そんなんやから、私やラニさんの前でブチキレたりせな帳尻合わされへんねん・・・。

 

 

リズに捧げたい。

 

このぐらいの自然さでええと思うねんけどな。

 

 

そういえば、ちょっと前にアビに言われた。

 

 

アビ: 君に昔言われた事が、ずーっと頭に残ってるんだ。

私: えっ。ごめん。

アビ: 爆笑 なんで謝るの。

私: なんか、嫌な亊言うたかと思った。

アビ: 違う違う。

私: あ、ちゃうんや。何言いましたか。私。

 

アビ: なんかのスピーチ準備してる時に、「そのままでええねん。そのまま、言うたらええねん。『ホンマは人前に出るのも自分なんかがおこがましいって思ってるし、スピーチするのもすごく苦手なんだ』って言うたらええねん」って。

私: あー。そうね、それはすごくそう思う。だって、いややん?超能力者がリーダーでも、全然「はー。すごい。私もああなりたい」とは思わんやん。私と同じ人間がめっちゃ頑張ってあの役職やってるねんやって思った方が、ええやん?

アビ: そういってたね。

 

 

普通に、変わりもんの方がええねんけどなぁ。リズ。

 

いや、今更どっちにしろ嫌やけど・・・。