アビ:「・・・だから、そう言うたやん!」② | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

つづきです。

 

 

 

 

アビ: そうだよ。僕はね、このレベルのリーダーは全員セラピストが必要だと思うんだよ。

私: え?アメリカでは、もう普通でしょ?

アビ: それがそうじゃないんだ。みんなそう思うだろ?この国は進んでるって。でも、そうじゃない。実際には、ただ薬をもらうだけ。しかも、量が間違ってるのか、中身が違うのかしらないけど。問題があると、すぐに精神科医に送られるんだ。

私: ・・・セラピストとかカウンセリングではなく。いきなり精神科医?まぁ、精神科医から、セラピストとかカウンセラーに渡されるとは思うけど。

アビ: 精神科医とセラピストは違うよ。

私: ・・・(知っとるわ!と思ったけど、言わないでおいた)。

アビ: たまに見かけるよ、明らかに薬が間違ってるか、量が間違ってるなって人。

私: そうなんやー。

 

 

ってか、何の話や。アビも脱線激しいねん・・・。絶対、私と同じ脳の傾向やねん。

 

 

アビ: とにかく!もう、リズには話を付けたから。

私: ・・・(何の話を付けたのか、早く言えよ・・・)。

アビ: あとは、君がしたい事と、僕がしてほしい事を考えるだけだ。

私: ・・・(どういう事よ・・・)。

アビ: 君を僕の直属の部下にする。オーラもすでにそうした。

 

 

やっと・・・。やっと・・・・他に誰もいない状態で、アビの直属の部下。

 

 

私: ・・・(ようやく)。

アビ: ・・・。

私: ・・・(あっ!間違えた。ここは、感謝感激!きゃっほー!ってするところか!)。

 

 

私: えっ。ありがとう。ありがとう!!!!アビ!

アビ: ・・・(にんまり、どや顔)。

私: ありがとう!アビ!(いや、むしろそれしか、解決方法はなかっただろう・・・)。

 

アビ: ただし!リズには言われた。「じゃあ、私にもChief of staffは必要だけど、Sangoがいなくなった分はどうしたらいいの?」って。これ以上、リズに新しく人員を割く亊はできない。予算を使い切ってるからね。君、リズの部署の人数が何人になったか知ってる?

私: ハイ。

アビ: ・・・XX人だよ!XX人!今年1年で、20人増やしたんだ!

私: ・・・ハイ(知ってるよ・・・だって、それ、私が管理してるし・・・でも、アビはどやりたいんやな)。

 

アビ: でも、リズはわかってるんだ。彼女が欲しいのは、9時5時の仕事をするChief of staffだって。ラニさんと、彼女の間でミーティングを設定するChief of staffだって。で、君はその役には、too ambitious だって(野心を抱きすぎてるって)。

私: ・・・・ハイ。

 

 

もう、何度も脳内で「だから、ずっとそう言うてるやん。Chief of staffってのは、使い方次第。事務作業だけとして使う事もできれば、それ以上として使う亊もできる。だから、私、ずーっとその話をしてたやん。なんやねん、今気が付いた風に・・・」と思っていた。

 

 

アビ: リズは、君の事を「部長ランク」だと言ってたよ。

私: 1分だけ、私が口をはさんでもいい?

アビ: え?ウン。

 

私: 最初はそうやと思ってた。Chief of staffで、部長ランクの仕事がデキルと。そして、それをリズにもオファーしたけど。リズが自身が、自分で制限かけてしまって、私が事務作業しかせんでもええようにしてるんやで?今、私、11時3時の仕事やで。部長ランク・・・最初はそう思ってたかもしれんけど。今の役職と仕事内容に部長ランクはいらへん。彼女が欲してるのは、中堅ペーペーやと思う。

 

アビ: 君の言う通りだよ(うずうず)。

私: ウン。

アビ: で、まさに僕の今のChief of staffのSくんのような人が適任なんだ!(ドヤ―!)だから、君とSくんを入れ替えようかと思うんだ!(どやどや―!)

 

 

 

・・・それ、私、アビの部署に移動する前からずっと言うてなかった?

 

 

私: ・・・そうやな。それが一番やと思う。Sさんは、そういう仕事を喜んでするし、得意科目でもある。

アビ: 僕は、Sくんを何度クビにしかけたか!彼は、僕がしてほしい事が何にもできないんだ!

私: ・・・。

 

 

私、アビが今の部署に移動した当初に言うたよな・・・。Sさん、アビの思ってる事はできへんで、きっと。早く、私をやといなはれや・・・と。今更、大発見みたいに言うとるけど・・・アビ・・・どういう事。

 

 

アビ: だから、君とSくんを入れ替えようと思ってる。

私: ・・・ハイ、ありがとう。待っとくわ。

 

 

アビ: じゃあ、君はこのキャリア・ディヴェロップメントの表を埋めてね。君の短所、今後の課題は、最初に言ったと思うけど。Self-regulation (自制心)ね。わかった?あとは、今僕が行った事と、君がやりたい事を書いて。

私: はーい。

アビ: ちゃんとわかってる?

私: ウン。2年前にアビのChief of staffしてた時の内容、書いたらええやんな・・・って思ってる。

アビ: え?まぁいいや。長くなくていいから。書いて。

私: ウン。わかった。

アビ: まったくもう。本当に。君は大騒ぎしすぎなんだよ!本当に、Self-regulation(自制心)を養って、もっと、concequences (影響を与える結果)を計算しないとだめだよ!

私: ハイ。わかりました。ありがとうございました。ありがとうね、アビ。

アビ: ・・・(にこにこ)。

私: ありがとうございました(Zoomカメラ越しにペコペコ)。

アビ: ハイ(にこにこ)。

 

 

 

 

・・・ばかばかばーか!大騒ぎしすぎ?結果を考えてない?ばかばかばーか。

 

 

つづく。