つづきです。
アビ: そうだよ。僕はね、このレベルのリーダーは全員セラピストが必要だと思うんだよ。
私: え?アメリカでは、もう普通でしょ?
アビ: それがそうじゃないんだ。みんなそう思うだろ?この国は進んでるって。でも、そうじゃない。実際には、ただ薬をもらうだけ。しかも、量が間違ってるのか、中身が違うのかしらないけど。問題があると、すぐに精神科医に送られるんだ。
私: ・・・セラピストとかカウンセリングではなく。いきなり精神科医?まぁ、精神科医から、セラピストとかカウンセラーに渡されるとは思うけど。
アビ: 精神科医とセラピストは違うよ。
私: ・・・(知っとるわ!と思ったけど、言わないでおいた)。
アビ: たまに見かけるよ、明らかに薬が間違ってるか、量が間違ってるなって人。
私: そうなんやー。
ってか、何の話や。アビも脱線激しいねん・・・。絶対、私と同じ脳の傾向やねん。
アビ: とにかく!もう、リズには話を付けたから。
私: ・・・(何の話を付けたのか、早く言えよ・・・)。
アビ: あとは、君がしたい事と、僕がしてほしい事を考えるだけだ。
私: ・・・(どういう事よ・・・)。
アビ: 君を僕の直属の部下にする。オーラもすでにそうした。
やっと・・・。やっと・・・・他に誰もいない状態で、アビの直属の部下。
私: ・・・(ようやく)。
アビ: ・・・。
私: ・・・(あっ!間違えた。ここは、感謝感激!きゃっほー!ってするところか!)。
私: えっ。ありがとう。ありがとう!!!!アビ!
アビ: ・・・(にんまり、どや顔)。
私: ありがとう!アビ!(いや、むしろそれしか、解決方法はなかっただろう・・・)。
アビ: ただし!リズには言われた。「じゃあ、私にもChief of staffは必要だけど、Sangoがいなくなった分はどうしたらいいの?」って。これ以上、リズに新しく人員を割く亊はできない。予算を使い切ってるからね。君、リズの部署の人数が何人になったか知ってる?
私: ハイ。
アビ: ・・・XX人だよ!XX人!今年1年で、20人増やしたんだ!
私: ・・・ハイ(知ってるよ・・・だって、それ、私が管理してるし・・・でも、アビはどやりたいんやな)。
アビ: でも、リズはわかってるんだ。彼女が欲しいのは、9時5時の仕事をするChief of staffだって。ラニさんと、彼女の間でミーティングを設定するChief of staffだって。で、君はその役には、too ambitious だって(野心を抱きすぎてるって)。
私: ・・・・ハイ。
もう、何度も脳内で「だから、ずっとそう言うてるやん。Chief of staffってのは、使い方次第。事務作業だけとして使う事もできれば、それ以上として使う亊もできる。だから、私、ずーっとその話をしてたやん。なんやねん、今気が付いた風に・・・」と思っていた。
アビ: リズは、君の事を「部長ランク」だと言ってたよ。
私: 1分だけ、私が口をはさんでもいい?
アビ: え?ウン。
私: 最初はそうやと思ってた。Chief of staffで、部長ランクの仕事がデキルと。そして、それをリズにもオファーしたけど。リズが自身が、自分で制限かけてしまって、私が事務作業しかせんでもええようにしてるんやで?今、私、11時3時の仕事やで。部長ランク・・・最初はそう思ってたかもしれんけど。今の役職と仕事内容に部長ランクはいらへん。彼女が欲してるのは、中堅ペーペーやと思う。
アビ: 君の言う通りだよ(うずうず)。
私: ウン。
アビ: で、まさに僕の今のChief of staffのSくんのような人が適任なんだ!(ドヤ―!)だから、君とSくんを入れ替えようかと思うんだ!(どやどや―!)
・・・それ、私、アビの部署に移動する前からずっと言うてなかった?
私: ・・・そうやな。それが一番やと思う。Sさんは、そういう仕事を喜んでするし、得意科目でもある。
アビ: 僕は、Sくんを何度クビにしかけたか!彼は、僕がしてほしい事が何にもできないんだ!
私: ・・・。
私、アビが今の部署に移動した当初に言うたよな・・・。Sさん、アビの思ってる事はできへんで、きっと。早く、私をやといなはれや・・・と。今更、大発見みたいに言うとるけど・・・アビ・・・どういう事。
アビ: だから、君とSくんを入れ替えようと思ってる。
私: ・・・ハイ、ありがとう。待っとくわ。
アビ: じゃあ、君はこのキャリア・ディヴェロップメントの表を埋めてね。君の短所、今後の課題は、最初に言ったと思うけど。Self-regulation (自制心)ね。わかった?あとは、今僕が行った事と、君がやりたい事を書いて。
私: はーい。
アビ: ちゃんとわかってる?
私: ウン。2年前にアビのChief of staffしてた時の内容、書いたらええやんな・・・って思ってる。
アビ: え?まぁいいや。長くなくていいから。書いて。
私: ウン。わかった。
アビ: まったくもう。本当に。君は大騒ぎしすぎなんだよ!本当に、Self-regulation(自制心)を養って、もっと、concequences (影響を与える結果)を計算しないとだめだよ!
私: ハイ。わかりました。ありがとうございました。ありがとうね、アビ。
アビ: ・・・(にこにこ)。
私: ありがとうございました(Zoomカメラ越しにペコペコ)。
アビ: ハイ(にこにこ)。
・・・ばかばかばーか!大騒ぎしすぎ?結果を考えてない?ばかばかばーか。
つづく。