ボス・リズ:何を頼んだか、わかってるのかしら? | マイノリティのお話

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ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

ボス・リズが私にキレながら、やらせようとしていた仕事がある。

 

 

それは、どの時期にどんなミーティングを開き、どんな議題を話し、どんな社員が対象になるか。そして、その過去の資料へのリンクや、アクセス。将来、何期に一度、どんな話をしなければいけないのか・・・。それをまとめた業務資料。

 

 

これ。リズの秘書であるラニさんと、私で完全に管理している内容である。

 

 

普通の本部長クラスは、ここまで細かい事管理しない。Chief of staffや秘書に任せておけばいいのである。

 

 

でも、彼女はこれを、一覧にしろだの。一覧にしたら、今度はエクセルじゃなくて、ワードにしろだの。やんややんや、うるさい。アビも、おじい本部長も、いや、ティファニーですら、誰もこんな事まで把握しようとしなかった。なぜなら、これは私の仕事だから。私が全部を管理しなくてはいけない仕事だから。

 

つまり、この業務資料なんて、本部長レベルは気にしなくてもいいし、必要ない。私にも必要がない。なぜなら、ラニさんと私の間で、もうすでにプロセスが出来ていて、わざわざ書き出す必要はないから。

 

でも、ここ数週間、ぎゃぁぎゃぁうるさいので。

 

作りましたよ。

 

ハイ。作りました。しょーもない、本当に、しょーもない、資料を。誰が見るねん・・・。ただ、リズが自分が把握してないから不安でしょうがないだけの、リズですら多分見る事はなさそうな、そんな資料を作りましたよ。時間かけて。

 

 

彼女は知らない。

 

 

過去にも、私はこれを作った事がある。きっちりと。何が、どこにあって、どうしたらいいか。いつ、誰に何を確認し、誰をミーティングに招待し、どんな議題を話すのか。ええ。過去にも作った事がありますよ。

 

 

 

引継ぎの時に、ね。

 

前にジョージーの下から出る時に、めっちゃわかりやすい資料を作りまくって、ジョージーやリリーさんから絶対に質問が来ないよう、来ても「ちゃんと引継ぎ資料読んだ?」と言えるようにした。そして、前回、おじい本部長の下から抜けるときにも、新しいChief of staffさんに、ぜーんぶ書いてある資料を渡した。「読んだらわかる。マニュアル本」みたいな状態のやつを。

 

お礼を言わなあかんな。これで「いつでも辞められる」という、安心材料が出来た。私は、いつでも、リズのChief of staffを外れる事が出来る。

 

引継ぎも必要ない。だって、もう「資料」はできてるから。

 

 

英語にこういう言い回しがある。

 

『Be careful with what you ask for/what you wish for.』

 

直訳だと、「何を頼んでるのか、何を願っているのか注意しろ」。つまり、「あなたがお願いした内容が、あなた自身の足を引っ張らないように、何をお願いするのか、頼み事・願い事には、注意しなさいよ」って事です。

 

 

先週、ナタリーとちょっと話した。

 

 

私: おばはん本部長の言うた事、わかるねん。「あなたはあまり事務作業ばっかりしない事」って。「私もそれを長くしてしまって、そこから抜け出せなくなった」って。めっちゃいいアドバイスだと思った。

ナタリー: ・・・それ、私にも当てはまるな。

私: そう。つまり、Chief of staffを、自分の便利使いにしかしない人の下で、便利使いの事務作業しかしない場合には、もうそれ以上の成長は見込めなくなる。そこから抜け出さないと。ナタリーも、秘書以上の事をやってるけど。もう、そこから先は何もないでしょ?今。

ナタリー: まさに・・・。

 

私: おばはん本部長が「でも、リズにも成功してほしいから。一度リズには、チャンスを上げなさい。すぐにアビに話すのはよくないわ。エスカレーションだと思われるから。しばらくして、アビと話して、それでもだめなら、私に連絡しなさい。私がスポンサーになるわ」って。

ナタリー: おお!

 

私: すぐに私に仕事をくれるとは思わない。でも、もしかしたら、これが答えなのかもしれない。

ナタリー: うん?

 

私: ほら。転機ってあるじゃない?「今思えば、あれが転機だった」って時。

ナタリー: あー。うん。

私: それって、楽じゃない道を選んで、自分の心地よいエリアから一歩踏み出した後なんだよね、多分。大体、ちょっと「マジか・・・大丈夫か・・・?」って思う状態が、今思うと、「転機」だった気がする。

ナタリー: あーーーー!!!そうかも。

 

ナタリー: でも、私、できれば4年後ぐらいにリタイアしたいんだよね(ナタリーは若いけれど、他に起業してて、ビジネス多数もってる)。その中で、今、キャリア変える意味ある?って思ってて。

私: その4年先って、もうきっちり決まってるの?

ナタリー: ううん、できれば。

私: 4年って長いけど。4年先かどうか、わからないのに、今の状態のままあと4年?長いけど・・・4年だよ?リタイアするにしても、この4年を充実させて4年か、「あー。早く終わらないかな」って思いながらの4年かって、大きなさよ?特に、あなた若いのに。

 

ナタリー: ・・・その通りだわ。

私: 多分だけどさ。ナタリーもそうやと思うねんけど。「ああー!!!充実してた!」って私たちが思うのって、あの当時はマジで忙しすぎて、もう死ぬほど働いてて、でも、すんごい充実してた時なんちゃう?リタイアしたら、もう、アレないねんで?4年もあって、もう一ラウンドも、あの感覚ナシでイケる?!

 

ナタリー: ・・・いけない気がする・・・。

私: そこやねん・・・。ぬるま湯につかってたら、あかんのかも。居心地よすぎて、アホになってきたかも・・・って思うねん。で、私が「心地よい場所から一歩踏み出す」という意味で言うなら・・・。

 

私: アビの配下から抜ける・・・という事かも・・・って。

ナタリー: ・・・本当に!?

私: アビの下は心地よい。でも、成長が出来ない上に、アビの役に立っていないのであれば。ただ、リズに便利使いされているだけであれば。それは、本当に、意味があるのか・・・って。

ナタリー: なるほどね・・・。

 

ナタリー: 確かに・・・今、「生きてる!」って感じがしない。

私: せんやろ?私たち、多分、脳の傾向的に、ギリギリの所をやるのが楽しいねん。

ナタリー: その通りだわ・・・。

 

 

 

来週、おじい本部長との1:1があります。そして、今日、アビの秘書であるラニさんに「アビとの1:1を正式にお願いします」と伝えました。

 

 

もしかしたら。その時が来たのかも?