アビ:無視する。リズ:ご機嫌。 | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

長らく私のブログを読んでくださっている人は知っている。

 

アビは、私の移動の話、私を動かす話になると、途端にスルーしだす。普段、私のメールは100%の確率で、その日中、なんなら、1時間以内に返すアビ。社内チャットもしかり。必ず、返すのだけれど。アビが変な上司の下に私を入れたり、あるいは、私を移動させると言っていたのに一行に進められない事情があった場合。何度か私から催促するが、その度にアビはスルーする。

 

めっちゃ、モヤっとする。

 

先週、オーラちゃんが言っていた。

 

オーラ:先週アビと話した時には、Sangoのレポーティングラインを変更するつもりって言ってた。あ、でも、これはアビが「Sangoに伝えて」と言ってたわけじゃないから、聞かなかった事にしてね。

 

つまり、2週間前には、アビには「そのつもり」があった事になる。オーラちゃんに言うぐらいなのだから、私に言うてもええやんけ!「移動させるつもりではある・・・ちょっと待って」と。でも、アビはなぜか、いつも、私には返事をしない。でも、今回は、私はもう、決めている。

 

待てない。待たない。私からアクションを起こす・・・と。なぜなら、今日、さらに、ゲボ出そうな事聞いてしまった。

 

セシル:そういえば・・・。ヴィクター知ってるでしょ?

私: え?ああ、ハイ。もちろん。

 

アビと横並びの、大ボス中の大ボスである。

 

セシル:リズ、ヴィクターにキレちぎったらしくって。ヴィクターもよく思わなかったみたいよ。

私: ・・・え?マジで?

セシル:さすがに、ヴィクターのレベルにまでキレたら、ダメよ・・・。

私: ・・・アビが、オーラちゃんに「僕でさえ、彼女の機嫌をうかがわないと話が出来ない」って言ってたらしい。

セシル: ええ・・・。

 

セシル: あなたの組織の人事部からの担当さんは、はどうなの?

 

うちの会社では、それぞれの組織に人事部から担当さんが付く。人事関連の内容を、プロとしてそれぞれの担当が請け負う。

 

私: それが・・・。もう、今までで一番最悪なん。メールしても、何の返事も来ない。前のデニス人事部長や、Cちゃんは良かった。本当に、人事部のプロって感じで色々相談に乗ってくれたけれど。今の人は、メールをしても返事すら来ない。完全に無視されてる。

 

セシル: それはひどいわね・・・。私は、もう、リズ、完全に人事部主導で360をするべき案件だと思うけど。

私: ・・・ヴィクターの一件、そんなひどかったんですか。

セシル: だって、あのランクが問題視するほどだったのよ・・・。

私: ・・・そうですね。あ、私も、ちょっとなんか・・・びっくりしてる事があって。

 

 

実は、先日、リズの部署の全体集会があった。100人単位でリモートで集まる会議である。それぞれの部署でこういう全体集会を行うのだけれど。こういう会議のハイライトは、当然、ボスのお話。ビジネスについて、今後の動向や、みんなへのねぎらいを話す。そして、2つ目は、社員表彰。大体、この2つは、みんな積極的にボスに質問をしたり、社員表彰の時にはチャットに「おめでとう!」「すごい!」「やったね!」「よかったね!」などと、いろんな社員がメッセージをタイピングするのだ。つまり、和気あいあいとした感じのミーティングなのだ。

 

 

それが・・・。リズの話は、全体の半分を占めるほどの長さだったにも関わらず、一切質問がなかった。まったく。ゼロ。そして、さらに怖い事に、社員表彰の時ですら、誰一人チャットに何もメッセージが出なかった。Zoom会議の設定をした私は、「あれ?私、チャット機能、オフにしたっけ?」と思ったぐらい、誰一人、ひとりも、たったのひとりも、何の一言もなかったのだ・・・。

 

通常、その組織のボス、この場合リズがそれぞれの社員の表彰内容を読み上げると、表彰された社員のチームや、マネージャーが「おめでとう!」とか言うもんだけれど。しーーーーーーーーーーーーーーーん。「え?なんか消えた?みんな消えた?つながってない?」と思うほど、誰も、ひとっことも話さなかった。

 

それは、もう、怖いぐらい。

 

この、リーダーシップと、社員との距離感・・・なんだ。気持ち悪い。すんごい距離を感じる。おかしい。

 

だって、この半年、リズはほとんどの拠点を回って、社員たちと実際に会って、話して、距離を詰めてきたはずなのだ。それなのに、一切詰まっていないかのような、まるで初めましてかのような、そんな距離感と空気感のこのミーティング・・・怖い・・・。

 

 

 

私: ・・・っていう事があって。私、こんなに静かな全体集会、仕切った事なくて、怖くなっちゃった。だって、100人超えだったんやで?100人以上人がおって、誰も何も一言も話さへんって、怖くない?そういう全体集会、私、今まで一度も経験した事ないんやけど。セシル、ある?

 

セシル: ・・・ないわ。

私: ・・・なんか、言葉発したら、あかんの・・・?って言うぐらい、静かやってん・・・。

セシル: ・・・ねぇ、Sango。

私: ハイ。

セシル: 私、通常、こんな事言わないんだけれど。もう、リズとの仕事はミニマルでいいと思うわ。最低限リズに言われた事だけをきっちりやって、残りのエネルギーは別の事に使いなさい。別の仕事を探すなり、何か気になる事を探すなり。

 

私: そうやんな・・・。私もそう思うねん。でも、罪悪感は残るねん。なんか、自分の仕事をきっちりできてない感があって。セシルは、今までこういう事あった?

セシル: あったわよ?

私: こういう時どうした?

セシル: 速攻で辞めたわよ。

私: ・・・。

 

 

やっぱり、辞めるレベルでおかしいんやな・・・。

 

 

で、この後、リズと1:1があったのだけれど。きっもち悪いほど、優しくて、穏やかで、何度もお礼を言われた。やっぱり、バケーション開けだからか・・・。でも、ここで「あれ?このままでもいいんじゃない?」と思うのは、大きな間違いだと思ってるので、距離感を保ったまま進めたいと思います。

 

 

ちなみに、アビには再びメールを書きました。この、全体集会で感じた、私の違和感をそのまま。前に、アビのChief of staffをしていた時に、チーム全体の雰囲気が気になったので、アビに「Sangoは組織文化を作る亊」と言われた事があった。で「なんで、そんな目に見えん目標を立てたんや・・・」と思いながら、私に出来る事をやっていったら。めーっちゃチームワークがあがった。同じく100人超えのチームだったけれど、ぺーぺーでも、大物でも、役職やランク関係なく話が出来、質問が出来るようなチームになった。

 

でも、私はリズのチームに来て半年以上になるけれど。ちっとも、そんな組織に出来る気がしない。むしろ、逆。

 

なんなん・・・この白けたムード・・・と思うぐらい、ものすっごい距離を感じるのだ・・・。

 

 

それをアビに書いた。そして、こういう一文を付け足した。

 

 

If you are too busy for any actions, I respect your choice of priorities. I will be proactive looking for opportunities (w/o being too obvious and avoiding stimulation of my boss’s emotions).  🙂

 

アビが忙しすぎるのであれば、アビにとって、これは優先順位は低いという事。アビが決めた事を尊重します。私は次の機会を積極的に探す事にします。もちろん、表立ってではなく、そして、ボスの感情を逆なでしないように。にこちゃんマーク。

 

 

さっきのリズとの1:1では、気持ち悪いぐらいにリズは優しく、「あなたのキャリアについて考えてみたの。こんなプロジェクトはどう?」と色々提示してくれた。正直、「それ面白そう」と思うものもあったけれど。もう、問題はプロジェクトの話ではない。リズの配下・・・という事なのだ。

 

 

さて。今週末までまとう。アビからのメールを。

 

で、何も返事がなければ。来週、おばはん本部長との1:1を、設定しよう。

 

私は、恐怖政治の下で仕事はしたくない。