されたらいやな亊7つ、対処5つ② | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

前の記事の続きです。

このおっちゃん・・・いや、多分、私より若いんかも?

 

 

ナルシストとの対峙の仕方を説いてます。それが、なるほどね・・・と思えるので、シェア。以下の英語は、私が勝手に、言葉を付け足して、私なりの理解で意訳したものです。

 

 

まず、ナルシストの定義づけから。まずは、ナルシストは「ひと」だと思わない方がいい。君はナノロボットの集合体に対峙していると考えた方がいい。変な、SciFiのホラー映画かビデオゲームにいると仮定してほしい。そのナノロボットたちは、どんな形にでも変身できる。君の知り合いだったり、あるいは組織体だったり、何にでもなれるんだ。で、君の感情を揺さぶる・引き出すために、そうやって君の前に現れる。ナノロボットたちは、感情を揺さぶるエンティティ(組織体)だ、「ひと」ではない。彼らの目的は、君の感情を揺さぶる亊にある。普通の人のように考えちゃだめなんだ。

 

①僕はまるで軍にいるかのように戦略的に相手を倒すための術を伝えるなら、ナノロボットたちの供給ラインを立つ亊だ。彼らが欲しているのは君の感情だ、それがナノロボットたちの動力だ。だから、それを断ち切るのが君のミッションだ。

 

②ギリシャ神話のナルキッソスとエコーのように、ナルシストと君は、アクションとリアクションの関係性にある亊を理解しなければいけない。ナルシストがアクションを取る、それに君がリアクションを取る、そしてナルシストがそれに対してまたアクションを取り、君がリアクションを取る・・・その繰り返しだ。君はボクサーだとしよう、君が相手に立つための戦略がすべて、相手のアクションに対してのリアクションでできているなら、君はボクサーとしててんでダメだ。君が相手にリアクションしてるだけならば、それは、相手の思うつぼだ。だから、このサイクルを断ち切らなくてはならない。ナルシストは君の弱みも知ってる、だから、ナルシストのアクションにリアクションしてるだけではダメなんだ。

 

君がナルシストからのサイクルを断ち切ろうとすると、ナルシストはまたアクションを起こすだろう。「君は君のお母さんにそっくりだね!」みたいに自分の嫌な言葉を言ってくると思う。でも、君が言われて嫌な亊をナルシストはわかってるからだ。だから、君は自分をその場から引きはがして、返事をしない亊、リアクションしない亊が重要なんだ。

 

③次は、君自身が、サイコパスみたいになる亊。サイコパスみたいに考えないといけない。言動は必ず目的を重視する亊。ナルシストとは本当の意味でのコミュニケーションはできない。普通の会話・対話はあきらめないといけない。ナルシストには、君が考えてる亊、感じる事、今日何をしていたかどこにいたか、君の子供の頃の亊、一切本当の亊は話してはいけない。君がナルシストに伝えた亊は全部、君を打ちのめすのに使われるから。ナルシストに対して、ガードを下げてはいけない。ナルシストと話す時には、自分自身の目的を達成するためだけに話をする亊。間違っても、ナルシストの目的を達成させてはいけない。君自身の目的を達成させるために話をすおるんだ。

 

ナルシストは沈黙が何よりも苦手だ。だから、引く時にはlow contact or no contact (ほとんどコンタクト無しか、まったく無しか)にする亊。ナルシストは常にレーダーで君からの信号をとらえようとしている。つまり、君から何も発しない、返信しない限り、ナルシストのレーダーに引っ掛かる亊はなくなり、ナルシストはパニックになる。ナルシストに対峙する時には、感情を抑え、コミュニケーションも抑える事。

 

一番良いのは、ナルシストにかかわらない亊だけれど。そうもいかない亊はたくさんある。だったら、ナルシストが500文字で、君がいかにひどい人間かを書いたエッセイのような長いメッセージを送ってきたら、一言二言だけ返せばいい。本当にひどいアドバイスだけれど、ナルシストには、本当の亊を話してはいけない。ナルシストとの力関係に横並びはない。必ず、ヒエラルキーで、ナルシストが上で君が下だ。そしたら、ナルシストは君を言うとおりに出来るからね。

 

④覚えているかい?これは、ゲームだ。コミュニケーションなんかじゃない。ナルシストは、本当の意味での「ひと」でもない。だから、ナルシストが決めたゲームで君が遊ばれるか、君が君の決めたゲームを展開するか・・・の二択だ。だから、僕は君が君の決めたゲームを展開する亊をお勧めする。常に、目的を持って、ゴールを目指して、君が君の決めたゲーム展開をするんだ。

 

もうわかったと思うんだけれど。このゲームは息をついて休んだり、相手とのコミュニケーションを楽しんだりする亊はない。コンバットゲームだと思ってほしい。

 

君がしなければいけないのは、虚構の世界をつくりあげる事だ。君がナルシストに伝える事は本当の亊であってはならない。ナルシストに伝えるのは、現実には何の問題もない亊だけだ。もし、コンタクトを絶てるのであれば、それに越した亊はない。でも、どうしても連絡を取らなくてはいけないのであれば、君が君のゲーム展開をリードして勝たなきゃいけない。君が嘘で塗り固めた情報を、ナルシストに渡すんだ。

 

⑤君がナルシストを操縦する亊。もし、ナルシストと連絡を絶てるのであれば、それが一番だけど。でも、もし、ナルシストと話をしなければいけないのであれば、君がナルシストを操る亊。例えば、ナルシストがビジネスパートナーだったり、子供の親だったり。そんな場合には、君の目的を一つか二つ設定する亊。そして、その目的のためだけに話をするんだ。ビジネスをうまく行かせるためであれば、君はナルシストに嘘もつかなきゃいけないし、操らなければいけない。ミリタリースタイルの戦略を立てて、アクションを取る亊。

 

もし、君の目的がナルシストと普通の関係性を築く亊、心の通ったコミュニケーションをする亊、あるいはナルシストをいやす亊であれば・・・君は破滅する。

 

 

いやー、おもろい。なぜって、これ、ほぼ、私がおかんに対して取っていた対策だから。思春期ぐらいからかなぁ・・・自分のアイデンティティの確率を意識し始めるころからかな。私は、嘘つきになった。

 

それまで、「お母さんに絶対に嘘はつかない亊」と言われていたし、もちろん、「嘘をついてはいけない」のは、道徳・倫理観でわかっていたけれど。でも、本能的に、こうするのが自分を守る術・・・と思っていたんやな。私は、おかんに対して嘘をつきはじめた。テストの点数、習い事、勉強の時間、頼まれた家事、諸々を細かく、細かく、ばれないように嘘をつく亊を覚えた。

 

「そのぐらいの嘘、子供ならよくある」という範囲内だったとは思うのだけれど。どうやろう、普通の家庭では、嘘はつかなくても生活できるんかな(笑)。

 

そして、大人になってからは、さらにもっと嘘をついた。おかんは、私が幸せだと不機嫌だったり、キレたりしたし、ことに私が楽しむ亊に対しては、その前から不機嫌だったり、後からもキレたりしたので、嘘をついて出かけたりした。おかんの思う通りの長女を演じながら、裏では結構な亊もしてた(笑)。

 

海外で暮らしている時の生活っぷりも、苦労しているなりに楽しくて、自由で、これ以上はないぐらいに幸せだったが。おかんに一度、それを報告したらブチ切れられて、その後電話にはまったく出てくれない・・・という無視が続いたので、そこからは、嘘をついた。常に、ちょっと不幸な状態を伝えた。おかんが「あんた、かわいそうに。いつでも帰ってきていいからね」と言えるほどの不幸感を。

 

ずーーーーーーっと、ずーーーーっと、ずーーーーーっと、ずーーーーっと、40年ほどそんな亊をしてきたのだ。

 

 

そして、それは今も続いている。

 

 

私は、本当の私の亊を、おかんだけではなく、妹にも話した亊がない。なぜなら、妹もおかんと同じ匂いがするから。

 

 

私は、一生、私が好きな亊、私が楽しんでいる亊、私が幸せに思う亊、私が大切にしている亊を、私の家族とはシェアしないで生きていくと思う。

 

 

じゃないと、私の幸せは保たれないから。

 

 

私の目的は「何をどうしてもそりが合わない家族なので、私がギリギリ、これぐらいならOKという、心地良さの最低ラインを保ちつつ、家族っぽさを保ちながら、家族形態が終了するまで生き延びる事」。

 

 

そのためなら、私は嘘をつく。