一人っ子Bさん ⑥ やっぱりか。 | マイノリティのお話

マイノリティのお話

ずっと人前で自分を出せない、自分でいてはいけないのだと思ってました。カウンセリングを受けたら、育った環境に原因がある事がわかりました。

私以外全員ASDだった。

ASDについて勉強したら、今まで見えてなかった事が見え始めた、そんなブログです。

私が最後にかゆいところをかきむしったので、やはり、返信してきた。

 

 

Bさん: Sango、そういうところ。そういうところだよ。一日しか会ってないのに、こんなの健全じゃない。

私: ・・・だから、何度も私もそう言ったで。一日しか会ってないのに、おかしい会話しとるで、と。

Bさん: 1年会ってる人だとしても、無理だよ。

私: ハイ、賛成です。

Bさん: 君は全然僕の話を聞かないね。2ギアぐらい、下がって、リラックスしてって言ってるんだよ。

私: ねぇ、そのリラックスしてって、どういう意味?つまりあれやんな?「僕の触られていたいところ、触らんといて」という亊やんな?そしたらね、もう、私の亊をブロックしたらいいから。ね。そうしたらええで。ハイ。おしまい。じゃあね。

 

 

で、終わりかと思うやんか・・・。また言うてくる。

 

 

Bさん: 最初は僕も単純に忙しかったんだ。でも、君が言う亊が。

私: 「2回目に会うか会わないか」って亊?

Bさん: 僕は、Free flowでSpontainous で居たいから。だから、そうなったら連絡するって言ったよね?

私: ・・・いや、free flowもspontainousもいらんから、連絡しないでって、私は言うたんやで。ごめんごめん。さっきの最後のやつは、わざと触られたくない傷、触ったわ。それは、謝るわ。

Bさん: いったん、リラックスしてくれよ。そしたら、落ち着くんだから。もう、これ以上言わせないで。

 

私: 私はリラックスしてるから。私はもう次に会う人、いてるから。なんや知らんけど。私とのWhatsAppは消して、連絡先も消して、そんで、Free flowでもspontaniousでも、続けたらええやん、誰かと。

Bさん: ・・・ところで、君の名前と同じホテル見つけたんだよ。

 

・・・なんじゃ、この人。確かに、この街になぜか、私の名前と同じホテルがあって「へぇ~」と思ったけど。それをここでぶっこんで、何の意味があるんやろ・・・。

 

いや、私がかゆそうなところを搔きむしったのが悪いんやけど。

 

面白いぐらい、ぐるぐるしてはるな・・・。

 

って思ったころに、また来た・・・。

 

 

Bさん: 本当に、君のそういうところが、無理かもって思ったんだ。

私: ・・・いや、もう、わかったから。ごめんって。ねぇ、もう、私に話しかけるの、やめたらいいよ。そしたら、多分、すっきりするから。ごめんって。私の名前のところ、長押ししたら、編集できるやろ?そこで、一番下まで行ったらブロックも削除もできるから。

Bさん: 君がちょっと一歩下がって、リラックスしてくれたら、またその内に。

私: ・・・だから、それはないんやって。次ないから。安心して。次はないから。さっきも言うたけど。私、もう次に会う人決まってるから。

 

というような下りを、x3ぐらいやって、ようやく静かになりました。

 

 

なんや、相当、私が言う亊図星なんかな・・・。だって、別に、当たってなかったら、気にすらならへんもんな・・・。そんで、今ちょっと見たら、全然まだブロックも削除もされてませんでした・・・。

 

いや、いい加減したらええのに・・・。

 

ちなみに、私はマッチングアプリの方は、サクッと「アンマッチ」をしたので、Bさんのことは見えなくなってます。そして、WhatsAppも連絡先から抹消したので、私からは以上で終わり。

 

正直、最後に彼のかゆいところ掻きむしったのは、ちょっとかわいそうやったかなぁと思うけれど。やっぱり、そこが触られたくないところなんやな、だから、私が怒りそうな亊や嫌な亊をわざわざ選んで言うたり、責めたりしてきたんや・・・というのがわかったのですっきりした。

 

普通なら、相手の亊を察して、かゆいところを最後に掻きむしって、わざと荒立てたりはせんし、だいたいスルーして静かに消えるけれど。どうせ、会わん人やし、言われっぱなしで終わるのも悔しいので、最後に言うたろうと思ったら、案の定の反応でした。

 

はー、久々に、故意に、意地悪した。

 

Free flowでspontaniousに相手と盛り上がるタイプのモテ男・・・という人の中身は、結構なトラウマ抱えて、ぐるぐるしてはる人でした。

 

 

ああ・・・そういえば、書いてなかった。もしかしたら、Bさんとは長く続くかもなと思ったので、書いてない彼の暗闇の部分があります。

 

Bさんは、もともと難民としてヨーロッパに移住した人です。母と叔母二人の3人で、難民として、ヨーロッパのある国に移住。難民として来たはいいけれど、割とひどいアパートに押し込められて、貧乏暮らしだったそう。でも、母と叔母二人に囲まれて、すごく幸せに暮らし、何度も奨学金を取って、大学やビジネススクールを終えて、某有名コンサルのMに入ったんだそう。

 

大学名やビジネススクール、某有名コンサルMだけを聞くと、多分、女の子がうじゃうじゃ寄ってくると思うのだけれど。でも、私が思うのは、難民でやってきただけでは、奨学金はとれないし。大学やビジネススクールを出ただけじゃ、某有名コンサルのMには入れない。つまり、死ぬほどの努力を重ねた人なんですね。

 

ものすっごい努力の上に成り立った今の栄光がある。私は、Bさんの今の栄光よりも、すんごい努力しはったんやな、というところがすごいな、と思った。だから「頑張ったんやね」と言った亊が、Bさんの不安をあおる発端になったんやと思う。

 

多分、ほとんどの人が「大学名・ビジネススクール名・某有名コンサルM」というところで「すごーい」となるから、そこで話が終わるのだと思う。でも、私は、この国の難民の知り合いが数人おるし、その人たちの苦労も知っている。難民として流れた先の国によって大分変るのだけれど。日本だと、この国料理のレストランしてたりする人が多い。

 

もちろん、ヨーロッパに行く亊にしたのがラッキーなのかもしらんけど、やっぱり、努力はすごいよな・・・と思ったので、

 

私: 奨学金は勝手にもらえるものちゃうし、Mに自動的に入れるものではないし。入ったとしても、その後3か国に転勤させてもらえるのは、相当の実力が伴わないといけないという亊もわかるよ。努力しはる人なんやね。すごいと思う。

Bさん: ・・・いや・・・ラッキーだったんだと思うよ。

私: そういう運を引き寄せるのは、地道な努力だと私は思ってるよ。私もそこそこ大きな企業で、そこそこ偉い人達と仕事をしているし、コンサルMと仕事をする亊もあるから、わかるよ。あのレベルでめっちゃ頭が切れる人達と仕事をするのはすごく楽しいけれど。その代わりに、あの人達はものすっごい努力をしてきたし、今もしてる。尊敬するわ。

Bさん: ・・・。

 

 

 

という話を一度しているのです。私にとっては、アビがいい例で。あれだけ賢くて、頭が切れるアビだけれど。その裏では、精神科医に定期的に見てもらって、精神安定剤を飲んではる。アビの場合は、私がそれを知るのをよしとしていて、アビから私にその話をし、私も普通に「大変やな。お疲れ様です。時々やったら、八つ当たりしてもええで?(笑)」と言ったりしている。

 

もしかしたらだけれど、Bさんとも長い時間をかけて、信頼を築いてから、彼の傷をひっかいたら、上手い亊彼もオープンにしたのかもしれへんと思う。

 

 

ものすごい栄光を勝ち取った人は、その栄光に見合う、いや、それ以上の努力をしている。泥水も多分、たっぷり飲んでる。

 

それがわかった今回の出会いでした。

 

終わり。