ENEOSという企業について② | 自転車に家族を殺されるということ

自転車に家族を殺されるということ

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2014年1月28日に判決が出て裁判は終わりましたが、私の交通犯罪遺族活動は続いています。

ENEOSについての前回の続きです。

 

♧前回ブログ記事URL

 

※朝日新聞2023.12.20朝刊

 

※読売新聞2023.12.20朝刊

 

前々回、加害者に連絡した話を書きましたが、

人格を見定める以外にもう一つ目的がありました。

それは気になっていたことの事実確認でした。

 

まず刑事裁判の時、審議・判決と通して、

ずっと加害者の会社の者らしき3人組がいて、

(親族でも友人でもなく、無関係な傍聴マニアでもなく、

 勉強のために傍聴に来ている法学部の学生でもなく、

 明らかに組織から命を受けて監視に来ている雰囲気でした)

そうした動きがあったか知りたかったのが一つめ。

 

もう一つは、民事裁判の時、私の弁護士から、

「相手弁護士は被告の会社の顧問弁護士のようです」

と聞かされていたので、本当にそうだったのか、

どういう経緯で会社顧問弁護士が付いたのか、

確認したいと思っていたのが二つめでした。

 

突然の電話で、警戒する余地がなかったのか、

加害者はあっさり簡単に口を割りました。

 

刑事裁判当時は加害者本人も知らず、

あとから聞いて知った話だったそうですが、

やはり会社の人間(おそらく人事部)が

傍聴に来ていたので間違いありませんでした。

 

さらに弁護士を選んだ経緯も聞いたのですが、

加害者はまず会社に相談し、

顧問弁護士を紹介してもらったとの話でした。

 

となると、ENEOSもたまたま従業員の中に、

人の命を奪った交通犯罪加害者がいて、

身体検査をスルーして登用されたわけでなく、

すべて知った上で、関与・支援まで行い、

登用していたことが明らかになったわけです。

 

となれば、交通犯罪被害者遺族の一人として、

そんな企業のCSRを問うことは責務となります。

 

「さすがトップから性犯罪者を続出させた企業だ」

という一企業の腐った風土の問題かもしれません。

しかしENEOSから再度交通犯罪加害者が出た場合、

きっと同じ対応を繰り返すので看過はできません。

 

なお余談かもしれませんが、

加害者連絡前に私はENEOSに連絡していました。

 

既にこの件では過去にも連絡はしているし、

その前に事件当初に知った自宅番号にかけたら、

「この番号は現在使われておりません」

になっていたので、

どうせ携帯は着信拒否されているだろうと思い、

(加害者に着拒された遺族の話はよく聞きます)

まずENEOSに加害者折り返しを要請していました。

 

そして2週間折り返しがないままだったので、

ダメ元で携帯にかけてみたら、ずっとコール音で、

少なくとも着信拒否はされていないらしいので、

かけ続けたら2日目のロングコール3ターン目で、

思わず加害者が出て「どなた?」となった次第です。

(私も思わず「うわ、出た」と言ってしまいました)

 

なので、まず自分の名前を告げた後、まず最初に、

「なんで折り返してこなかったの?」

「会社からは何も聞いていないの?」

と聞きましたが、「聞いていない」とのことで、

これについては本当に何も聞いていない様子でした。

 

なのでその後、再度ENEOSに連絡し、

誰が情報を止めたのか確認したところ、

人事部であると回答があったので、

「どういう判断で本人に伝えなかったか聞きたい」

と折り返しを希望しましたが、

人事部からは連絡のないまま今に至っています。

 

なぜ人事部は加害者にそこまで気遣いするのか。

性犯罪の会長社長より明らかに手厚い忖度ぶりです。

 

そんな謎も追及していきたいと思っています。

 

以上がENEOSをめぐる今までの私の動きとなります。

 

「人よりも環境よりも、犯罪にやさしいENEOS」

 

あいの会には、交通安全や命の尊さに共感してくれ、

講演依頼や寄付をしていただく企業が多くあります。

ENEOSはそれの対極にいる企業と言えるでしょう。

 

そんな戦慄すべき事実が明らかになったのが今。

今ここからスタートを切って、

ENEOSのCSRを正す作業を進めたいと思います。

 

現時点では、監督官庁の経済産業省への指導要請、

応援なんかしたくないので不本意ですが株を買って、

(ENEOS株は「寝たきり銘柄」らしく安価なので)

株主総会でCSRを問いただすですとか、

専用SNSアカウントを作って粘り強く拡散するとか、

そのくらいしか思いつきませんが、

今回の単発記事で終わらせずに継続していきます。

 

この記事も多くの方に拡散いただけると嬉しいです。