フランスの幼稚園では年長さんでプールが必修らしく、我が子の幼稚園でも今週、来週の午前中、市営プールに通うことになりました。

お着替え補助の保護者ボランティアが必要とのことで、私も3日間させてもらっています。


今日が初日。行ってきたのは小さな市民プール。

息子の体操教室の隣だから、外から見たことはあったのだけど、中に入ったのは初めてです。

4レーンしかない、かなりこぢんまりした、でも更衣室もトイレも綺麗で整った良いプールでした。


そしてわらわらと入っていく園児たち…キューンみんな一生懸命でホントかわいいよね。


それにしても驚いたのは、幼稚園児のプール実習。中には全然泳げない子ももちろんいるわけです。

が、コーチたちは水に入らず、プールサイドから指導するのね。


ハイ足バタバタしてー!


って、そんなん、実演を見ずにわかるんですかね?


そして、プールが終わりお着替えをして、帰りのバスに乗り込む段階で先生


「誰も更衣室に置いてきてないわよね〜?お友達みんないますか〜?アハハハ🤣」


アハハじゃないよ、先生。

思えば、学校を出るときもプールを出るときも、人数確認みたいな事してないのよね。


...とまあ突っ込みどころはあるのですが、プール自体は息子も楽しかったみたいで、コーチたちも子ども慣れしていてとても優しい。

夏休みのレッスンは1週間で50ユーロ。我が家は特に予定のない夏になりそうなので、通おうかなと思っているところです。



花粉の嵐&ポカポカ陽気のコートダジュール。

人々は早くも、夏のプール&海の話を始めた近頃です。

 

ブログは最後に書いたのは一体いつだったか・・・皆様のブログはストーカーばりに日々覗かせて頂いていたものの自分の事を書く余裕がなく、すっかり時間ばかりが経っていました。

有難いことに忙しく過ごした冬ですが、いやあブログって良いね。ひと段落着いた時に覗きに行くブログが日常の癒しでした。

 

12月から丸々3か月、仕事量が多く、中には断れない案件が同時に複数飛び込んできたりであっぷあっぷしていました。

弱音を吐きたくなることもありましたが、そんな時いつも思っていたのが「そうそう、これだよ、こういう環境を求めていたんだよ!」という10年前の気持ち。

あの当時は、忙しくしている翻訳者さんのブログを読みながら、いつかそうなりたいなと思い描いていたわけです。

それが少しずつ実現しつつあり、体力的には大変だけど、この状況に感謝して、楽しくやらせてもらっています。

 

本音を言えばもっと効率よく仕事したり、単価アップなどのステップを挟みつつ、業務時間を減らして子どもとの時間を増やしたいところ。

仕事量が増えることで一番割を食うのが息子なので・・・。

ただ、今はあまり多くを考えすぎず、一つ一つを丁寧にこなすことに集中しています。

色々なバランスは、もうちょっとスキルを付けてから考えたいと思っている所。

 

翻訳業務1本に絞ってやり出したのが2年前。

最初の頃は履歴書を送っても返事は来ないし、一体どうやってお客さんを見つけたら良いか見当もつかないし、あまりに仕事が無い時は地元の派遣会社にでも登録した方が良いのだろうか・・・と派遣会社のHPを見ていたりしていたのだけど、そろそろ胸を張って翻訳業やってますと言っても良いのではないかという感じになってきました。

これまではあまりにひよっこ過ぎて、翻訳関連の記事をかくなぞ恥ずかしいわ、と思っていました。でも少しずつ色々板についてきた今、仕事の話や、仕事をするなかで面白いなあと思ったことなんかもあるので、そんなエピソードなんかも時々書けたらなぁなんて思っています。

 

ちょうど一年ほど前から、市営のおもちゃ図書館的な所を利用させてもらっています。

フランス語ではludotheque(リュードテック)。

 

そんなに大きな部屋じゃないのだけど、おもちゃがぎっしり詰まっていて

3週間貸してもらえるという仕組み。

 

年間利用料20ユーロで、1枚のカードで同時に4つまで借りられるっていうから喜んで登録したら、ウチの場合は3人家族だってことでカード3枚。

となるとね、理屈上、一度に12個借りてもOKって話に。

実際そんなに借りないんですが、随分太っ腹な話です。

おもちゃは全部で5000点ほどあるそうで、丸1年ほぼ毎週通った現在でも、まだまだ使ったことの無いおもちゃが大量に。

我が家の貴重な娯楽となっています。

 

おもちゃの貸し出しと聞いて、あのフランス人らめ、かなり荒く扱ってみんなボロボロなんじゃないの?って思っていたけど、結構箱ごと綺麗で、壊れているものもそんなに目立たず、カードやら玉やらねじやらのピースも思っていた以上にちゃんとそろっています。

変な所が人道的なフランス人。子供の利益になるものという意識が働いたのか、結構丁寧に扱っている印象です。

 

部品を失くさずにちゃんと返却するってのが鉄則で、借りてきたらまず3日以内に中身をチェックし、足りないものがあればリュードテックに一報入れる、という約束になっています。

その連絡を入れておかないと、返却時に足りないものがあると、あなたの責任、ってことになってしまうらしい。

 

実際数えてみるとあれ?ってなることもありました。

 

先日は、サイコロの代わりに矢印のルーレットのようなものを回してコマを進めるすごろくのようなものを借りてきました。

ですがね、この矢印を下から支えるプラスチックの部品が入っていない・・・。

というわけで、これは早速メールを入れたい案件なのですが、忙しくて忘れてしまったんですよ。

 

そして返却の時になって「ヤバッ・・・」と。

 

どうします?どうしましょう?

 

私は正直に言ったんです。

「実は部品が一つ足りなくて。でも最初に連絡入れるのを忘れちゃったんです。あの、赤いボタンみたいになった部品で……」

 

これさ、受付の人、絶対「嘘つき!」って思ったよね。

コイツ、自分で無くしたくせに、何食わぬ顔でもともとなかったみたいな言い方してって。

 

しかも、借りてきたのが2回目だったので、足りない部品がどんなものか知っているのもあり、それを言ってしまったのよ。だからなおさら、足りない部品がどんなものなのか詳しく知ってるなんて、最初はあったからでしょう。って思われたよわよね。

 

でもホントなんですってば・・・!!!

 

私でも、「コイツ嘘ついてるな」って思うわ。

 

一応私が「最初からなかった」って申告しているから、相手から「最初はあったんでしょ?」とは言われなかったのだけど、絶対思ってるよね笑い泣き

 

っていう、なんてことない話でした。
 

先週木曜日は全国規模の大型ストライキでした。
交通網が乱れて大変だった方もいるようですが、我が家への影響は

子猿の給食ストライキ。


幼稚園のお昼ごはんがストライキって、なんか...カオス。

大人の事情に子どもを巻き込んでいるような感じで、なんだかなぁと。

フランスは教員もストライキします。

公立幼稚園ですらね!


火曜日のお迎えの時間、「木曜日は給食ないんでー!」のアナウンスが。


するとね、当然子どもたちが親に聞くのですよ。

アデルちゃんちの会話はこう


「ママー、なんで木曜日給食ないの?」


「ストライキだからよ」


「なんでストライキするの?」


「色々理由があるんだと思うよ、お給料が少ないとか、人員が足りないとか」


「おやつちょうだーい!」



ってね、何がすごいって、5才児がストライキという概念を既に知っていて、親がその理由を説明してたりするところ。


私だったら「なんでだろうねぇ、お仕事がいっぱいで疲れちゃったのかな〜?」みたいにはぐらかしてしまいそう。


Ils ne sont pas assez payés 十分な給料が払われていない

とか

Manque de personnel 人員不足

について親子で語り合う幼稚園校門前...


フランス人が選りすぐりの屁理屈集団なのもこうして小さい頃からいろんな立場からの意見を隠さずに見せつけられているという背景もあるのかなという気がします。


さてそんな給食ストライキの日はランチタイムに子どもを迎えに行き、家で食べさせてからまた学校に送っていくことになります。

学校まで片道15分の我が家は一往復するたびに30分。

お昼の送迎が加わると4往復ですから、ウォーキング2時間...

結構よね🤣

私は普段から海の近くに住んでいるわけですが、

ブルターニュに行っていつも感動するのが

 

潮の満ち引き

 

海というあんなに巨大なものが

月というこれまた大きなものに影響されて

あんなに動くなんて、と思うだけで

自然ってすごいなぁとただただ感心してしまいます。

 

 

磯遊びをしたこの海辺、この時は引き潮でした。

が、満ち潮の時は延々と見えているこの岩場がすっかり海の底になってしまうのだから、

スケールの大きな話です。

ブルターニュは、大潮の時は満潮と干潮の海面差が10メートル以上にもなるそうで。

 

私たちの滞在も、大潮のタイミングに重なって、

満ち潮の時はもう道路のすぐそこまで海がざっぷんざっぷん。

 

 

こちらは、無残にも海に沈んだ道。

数時間でまた顔を出します。

 

引き潮の時はこうなってます。

 

 

満ち潮の時はアクセスできなくなる幻の牡蠣やさんも。

 

こちらがそのお店の駐車場にあった看板なのですが

 

←←満ち潮の時はこちらから   引き潮の時はこちらから→→

 

という案内が。

 

 

先の方に見える小屋が牡蠣やさんなのですが、

満ち潮の時はお店までつながるルートが消えてなくなってしまいます。

それでも行きたいという人は(私たち)、素足でどうぞ。

 

この時は、ちゃんと満ち潮時のルートを通ったにもかかわらず、

最後の方はこのありさま。

ちなみにこの辺一帯、引き潮時は駐車場になっています。

 

これは・・・潮が満ちてくる前に車を出し忘れでもしたら

大変なことになりますな。

 

 

ちなみにこちらが引き潮時の様子。

 

 

こちらはもう一つ別の牡蠣やさん。

満ち潮時です。

 

ちょっと見づらいですが、これが引き潮時。

かなり先まで歩いていけます。

 

 

牡蠣やさんはこんな感じ。

元気で口をパクパクさせている貝類、カニを売っています。

どちらのお店も、目の前に牡蠣の養殖棚を持っていて、

潮の満ち引きを利用して養殖しているそう。

 

地中海にも満ち引きはあるらしいのですがごくわずかな差だそうで、

何度見ても、ブルターニュの海は迫力があってかっこいいなぁと思うのです。