こないだの続き
こないだの続きです。そもそも2人目については、夫婦で話をして自然に任せようという事になっていました。というのも、今年の夏に主人の転職の為、今住んでいる地域を離れる事が決まっているからです。受精卵の運搬はできないクリニックだし、そこまでして絶対に2人目が欲しいわけでもない。お守り(受精卵)があるとどうしてもそれに期待してしまうのではないかと。なので、クリニックから更新の連絡が来た時予定通り「破棄でいいです。」と電話でお伝えしました。すると、破棄するにしても残すにしても書類を書きに一度来院してくださいとのお返事があったので、主人とクリニックに出向きました。久しぶりのクリニックは、なんとも懐かしい空気でした。顔馴染みの看護師さんが覚えていて下さりお久しぶりの挨拶をしたり、コロナ禍になってから変わった待合の雰囲気とか。で、培養士さんからお話です。保存胚は、初期胚が3つ、胚盤胞が3つ。写真を見せてもらうと、また結構綺麗なんですよねぇ、コレが。40歳になった今ではまぁ採卵してもこうはいかんだろなと。しばし受精卵達を見つめる中年夫婦、、、。そして、夫婦どちらともなく禁断のあの言葉が、、、「と、、とりあえず更新するとかどう?知らんけど」「そ、そうやな。とりあえずな、そうしよか。知らんけど。」笑で、結局、破棄する気満々だったのに、今後の移植の見通しも決まっていないのに、写真を見たらもったいなく感じて、受精卵の保存を更新する事にしました。先生からは「本来、連絡のない方々の受精卵は何年も残しておく事はない。今回、貯卵タンクが一杯になってきたので、連絡した。今回だけ特別に更新しますが、今後はきちんと1年おきの更新が必要ですからね。」とチクリと言われました。クリニックからの帰り道、主人から「あれ見せられたら期待してまうわ」と。ほんとその通りで、体外受精って、時空が歪む感じありますよね。自分達は歳をとるけど、受精卵は歳を取らない。今いる子供と同じ時期の受精卵なんである意味兄弟、みたいな。まぁなんにせよそういう結末でした、チャンチャン。移植時期考えなきゃですわー。