------------ ゲーム紹介 --------------
名誉捜査官のところに再び女王から事件を依頼するメッセージが届けられた。王室おつきの写真家が英国最北の地にある奇妙な屋敷へ旅行に出たまま連絡が取れなくなったというのだ。ハクスリーハウスと呼ばれるその屋敷ではヴィクトリア朝時代の生活がそのまま保たれ、宿泊客は厳密なスケジュールにしたがうことを強いられている。厳かだが異様な建築、そびえ立つ時計塔、立入禁止の部屋、そして女の幽霊が出るといううわさ…それぞれ個性のある宿泊客や管理人の説明にはおかしなところがある。単なる行方不明者の捜索として始まった事件がこれほど深刻な展開を見せるとは、名誉捜査官でさえ予測はできなかった…
〔英題:Mystery Case Files: Broken Hour〕
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<自己評価>
ボリューム (ある)
難易度 (普通)
満足度 (満足)
<感想>
シリーズ第14弾目で、ところどころ過去作を意識している部分もありますが、ストーリーは全く繋がっていないので、このシリーズを1作もプレイした事が無い方でも問題ありませんよ!
ミステリー事件簿のファンとしては、過去作を意識した作りになっているのに全く触れられずにいるのが寂しかったですけどね(_ _。)
特にオープニングで使われた場面と良く似た写真が出てきたり、心霊現象を追うTVクルーが出てくるなど、9作目シャドーレイクを彷彿とする箇所が序盤に出てきたので、話がリンクしてるかも!?と期待したんですが全く関係ありませんでした。
今回は行方不明になった写真家が泊まったホテルを捜査するストーリーです。
ロケーションがホテル内だけなのに、目まぐるしく雰囲気が変化していくのが面白かったです。
まるで5作目の続・レーブンハーストみたいだと思いました。
でも、一部ショッキングな表現が含まれていますなんて警告文を載せるほどでは無いな・・・とも感じました(;^_^A
ただ、ボーナス章に出てくる手術のシーンは、グロさは無いけど少し痛々しかったですね。
※人によっては異なる感想になるかも
その他にも過去作を意識したところが見られたり、色々と凝った作りになっているので力を入れて作っているのが感じ取れ、ストーリーも及第点には達してはいると感じましたが、ミステリー事件簿にしては小奇麗にまとまりすぎて物足りなかったですね。
あと、ゲームの内容とは関係ないんですが不満に思った事(愚痴です^^;)
①Eipix製のゲームはいつもオープニングでムービーを流しますが、いつまでこれ使う気なんでしょうかね・・・見飽きたので、他社と同じく企業ロゴだけにして欲しいです。
② ↓こちら↓
この画像はあまり内容に沿ってないし、この人を持ってくるよりもっと人目を引くような画像にしたら良かったのに、と思いました。
③名誉探偵の独り言や手帳に書いてある言葉は毒が薄く、まるで別人になってしまったかのように感じられたのが残念です。
あれこれ不満をぶちまけてしまいましたが、ミステリー事件簿は9作目までのインパクトが強すぎるせいで、どうしても厳しい目で見てしまうから、別の作品でこの内容だったら大絶賛したかも( ̄▽ ̄)
なので、このシリーズのファンでは無い人の方が楽しめそうですよ!
本編をクリアさせるのに6時間近くかかったので、ボリュームはたっぷりあるように感じたし、次の行動は分かりやすいけどパズルやアイテム探しがやり応えあるのが多かったので、難易度も難しすぎず簡単すぎずで丁度よくて面白かったですよ。
アイテム探しはリストタイプが中心で、たまにシルエットで表示されたアイテムを見つけ、それを使って次のアイテムを手に入れるなど凝った作りのも出てきます。
リストタイプは、数年前のアイテム探しを思いだすような古臭さを感じさせるフォーマットです。
これは過去作を意識したのか、本編は現代でありながらもヴィクトリア朝時代に起きた話が中心となるので、より雰囲気を出す為なのかな?と思いました。
発生数は普通です。
パズルの発生数はちょっと多めに感じました。
こちらも簡単に解けるものから手強いものまで幅広く楽しめます。
特にマインスイーパーが面白かった( ´艸`)
ただ、シリーズ特有のマルチパズルが、今まではパズル内に解き方のヒントが隠されているので、それを見つけるのも楽しみの一つだったんですが、本作はヒントがどこにもなく、オプションの「説明」を読むしかないものもあったのが不満です。
あと、手帳を読まないと解き方が分からないものも出てくるので面倒に感じますが、過去作にもそういうパズルが多くあったので、そちらを意識してるのかな?とも思いました。
ストーリーは本編でスッキリ完結しています。
本編では別の事件を匂わすような終わり方をしていますが、それは次回作の話みたいです。
ボーナス章は本編の前日譚で、事件の発端を追うストーリーで主人公が変更されます。
本編では名前だけしか出てこなかった人物の事や、曖昧なままで終わってしまった部分がボーナス章で分かるので、どちらかといえばCEの方がオススメですよ!
こちらは1時間半ほどでクリアしたので、ボリュームは普通かな。
なお、時代が違うので多少キレイになっていますが、ロケーションは本編の使い回しばかりです。
CE特典はアワード、コレクション、壁紙、コンセプトアート、サウンドトラック、アイテム探しとパズルの再プレイコーナーなどの定番物の他、「スタッフ探し」があります。
スタッフ探しは、指定ロケーションに隠れているEipixのスタッフを探すというもの。
そして、ボーナスコーナーのメニュー画面にあるパズルをプレイする事でもらえるトークンと交換しないと開く事すら出来ない特典もあるというのが凝った作りで面白いと思いました(°∀°)b
コレクションは変化する物体で、ボーナス章含む全ての場面で1つずつ隠れています。
特典の中に特設コーナーがあるので、クリア後に回収可能かも知れません。
※未確認
ミステリー事件簿はどうしてもダークな部分を求めてしまうので、その辺はイマイチだったな~とも思いましたが、アイテム探しゲームとして考えると充分楽しめる内容でしたよ!
本編で事件は解決するのでSEでも問題なさそうですが、ボーナス章をプレイする事でよりストーリーが深まるので、個人的にはCEの方がオススメです(・∀・)/
ちなみにアメリカサイトで15弾目がリリースされました。
Mystery Case Files: The Black Veil Collector's Edition
こちらも過去作とは交わらないストーリーになっているみたいです。
3月にリリースされたので、6~9月あたりに日本語版が出そうですね!
このゲームのコレクターズ・エディションはコチラ!
→ スタンダード・エディションはまだリリースされていません
→ SE用の攻略ガイド(英語です)
--- ミステリー事件簿シリーズ ---
1作目 ミステリー事件簿: ハンツビル ™
2作目 Mystery Case Files: Prime Suspects ™
3作目 ミステリー事件簿:レーブンハースト ™
4作目 ミステリー事件簿:マダム・フェイト ™
5作目 ミステリー事件簿: 続・レーブンハースト ™
6作目 ミステリー事件簿:ダイアグローブの伝説™ CE / SE
7作目 ミステリー事件簿:十三番目の骸骨™ CE / SE
8作目 ミステリー事件簿:レーブンハーストからの脱出 CE / SE
9作目 ミステリー事件簿:シャドーレイク CE / SE
10作目 ミステリー事件簿:マダム・フェイトのカーニバル CE / SE
11作目 ミステリー事件簿:ダイアグローブの聖なる森 CE / SE
12作目 ミステリー事件簿:レーブンハーストの鍵 CE / SE
13作目 ミステリー事件簿:続・レーブンハーストの鍵 CE / SE
14作目 ミステリー事件簿:壊れた時間 CE / SE
--- このシリーズのレビュー記事 ---
ミステリー事件簿:レーブンハースト ™
ミステリー事件簿:マダム・フェイト ™
ミステリー事件簿: 続・レーブンハースト ™
ミステリー事件簿:ダイアグローブの伝説™
ミステリー事件簿:十三番目の骸骨™
ミステリー事件簿:レーブンハーストからの脱出
ミステリー事件簿:シャドーレイク
ミステリー事件簿:マダム・フェイトのカーニバル
ミステリー事件簿:ダイアグローブの聖なる森
ミステリー事件簿:レーブンハーストの鍵
ミステリー事件簿:続・レーブンハーストの鍵
【考察】 ミステリー事件簿 ← このシリーズのまとめ記事